効果モンスター 星4/闇属性/アンデット族/攻1550/守1550 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、 カードの種類(モンスター、魔法、罠)を宣言する。 相手はデッキからその種類のカード1枚を選択して墓地に送る。
天空の聖域で登場した闇属性・アンデット族の下級モンスター。
宣言した種類のカードを相手のデッキから墓地へ送る誘発効果を持つ。
《ヴァンパイア・ロード》の下位種であり、下級モンスターになったことで召喚しやすくなったが、強みであった自己再生効果が消滅しており、大きく弱体化している。
デッキからカードを墓地へ送る効果は、相手がカードを選べるため、デッキ圧縮や墓地肥やしを手助けしかねない。
モンスターを選べばほぼ間違いなくメリットのあるカードを選ばれてしまうので、基本的には再利用の難しい魔法・罠カードを選択することになるだろう。
《生者の書−禁断の呪術−》による除外が効くので、これがあるならばあえてモンスターを指定するのも手か。
魔法カードの場合は、再利用できるのは【魔導書】・【ジェムナイト】程度であるため、実際に戦闘ダメージを与えられるタイミングでデッキタイプを特定する事は難しくなく、不利に働く事は回避しやすい。
ただ昨今の魔法カードはデッキ回転の補助に採用されるものも多く、その分の圧縮を考慮すると、実際に墓地へ送る事に成功しても、及ぼす影響も大きくない。
相手のデッキにもよるが、罠カードは比較的総数が少なく、情報アドバンテージに繋がりやすいため狙い目といえる。
ただし《ブレイクスルー・スキル》・《スキル・サクセサー》や、《ジャンク・コレクター》といった例外も存在するので注意。
特に《ブレイクスルー・スキル》に関しては、デッキタイプによる存在の有無が判別し難い。
【神炎皇ウリア】の場合だと、自己強化を助けてしまうが、そもそも最低サイズが大きく、特殊召喚の足がかりを削る事ができるという点では一概に不利に働いているとも言えない。
いずれにせよ、1枚を墓地に送ったとしても直接カード・アドバンテージに繋がるような事はない。
そのステータスから戦闘ダメージを与える事自体に一手間かかるので、基本的に《ヴァンパイア帝国》と組み合わせる事になるだろう。
下級モンスターなら戦闘破壊出来る程度に攻撃力が上がり、さらに効果のトリガーともなる。
そもそもヴァンパイアには下級モンスターが少ないので、【ヴァンパイア】では十分採用に値する。