*《ヴィクトリー・ドラゴン/Victory Dragon》 [#nbca328c]
*《ヴィクトリー・ドラゴン/Victory Dragon》 [#top]
 効果モンスター(禁止カード)
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守3000
 このカードは特殊召喚できない。
 自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を
 生け贄にして生け贄召喚しなければならない。
 このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、
 このカードのコントローラーはマッチに勝利する。
 自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を生け贄にして生け贄召喚しなければならない。
 このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、このカードのコントローラーはマッチに勝利する。
 ※[[テキスト]]中の「[[生け贄]]」・「[[生け贄召喚]]」はそれぞれ「[[リリース]]」・「[[アドバンス召喚]]」を指す。~

 [[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#n3f3fa61]]で登場した、[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[最上級モンスター]]。~
 2400という低めの[[攻撃力]]ながら、[[デュエル]]に勝利することで[[マッチ]]も勝利する[[ルール効果]]を持つ。~
 [[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#LE5]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]できず、[[自分]]の[[ドラゴン族]]3体を[[リリース]]する[[召喚条件]]、自身の[[直接攻撃]]で[[デュエル]]に勝利した場合に[[マッチキル]]を行う[[効果外テキスト]]を持つ。~

 初めにこのカードが登場した時、このカードはロマンの塊、大きな夢としか見られていなかった。~
 あまりにも[[召喚条件]]が厳しく、また[[効果]][[発動条件]]がそれに輪をかけて厳しかったからである。~
 しかし、このカードは目的達成の困難さと最高とさえ呼べる報酬の大きさゆえに、試行錯誤が繰り返されてきた。~
 そして遂に[[【MCV】]]や[[【Vドラコントロール】]]が完成し、このカードは正に「必殺」の破壊神と化した。~
 [[特殊召喚]]が不可能なばかりか、3体もの[[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[リリース]]する必要があり、運用が難しい。~
 その上[[マッチキル]]を成立させる条件が「[[直接攻撃]]で[[相手]]の[[ライフポイント]]を0にする」であるため、[[モンスター]]を確実に排除するか、[[直接攻撃]][[効果]]を付与しなければならない。~
 すなわち、この[[カード]]がなくても勝てるよう[[フィールド]]を掌握しておく必要がある。

 [[特殊召喚]]が不可能で、[[通常召喚]]には3体の[[生け贄]]を捧げる必要があり、非常に運用は難しい。~
 [[生け贄に捧げる]][[モンスター]]も[[ドラゴン族]]に限定されており、[[《竜の血族》]]等によるサポートが必要となってくる。~
 更に、[[マッチキル]]の条件は[[直接攻撃]]による勝利のため、[[モンスター]]を確実に退かさなければならない。~
 条件があまりにも厳しくこのカードが無くても勝てるほど場を完全に掌握する必要があり、そもそも1回1回の勝率が低すぎる[[デッキ]]では話にならない。~
 [[マッチ]]戦では多大な脅威となる[[モンスター]]だが、[[シングル戦]]では単に[[重い]][[通常モンスター]]同然の扱いとなり、採用する意味が全くなくなってしまう。

 基本的に、このカードによるトドメを意識した専用[[デッキ]]でのみ運用される。~
 後攻1[[ターン]][[マッチキル]]をする[[【MCV】]]や、徹底[[パーミッション]]から[[マッチキル]]を狙う[[【Vドラコントロール】]]といった特殊な構築の[[デッキ]]で、[[デッキ]]の中心として、また究極の[[フィニッシャー]]として起用される。~

 ちなみに、[[《死皇帝の陵墓》]]では[[召喚]]できない。
-2014年4月4日に[[パーフェクトルールブック>書籍付属カード#RB01]]が発売されるまで、[[マッチキル]][[効果]]の分類が[[調整中]]となっていた。~
--かつては[[モンスター効果]]として扱われたので、[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]している時は、この[[モンスター]]の[[直接攻撃]]によって[[相手]][[ライフ]]を0にしても、[[マッチ]]の勝利とはならない[[裁定]]が下されていた。~
しかし[[パーフェクトルールブック>書籍付属カード#RB01]]にて「[[デュエル]]に勝利するための条件が明記された[[テキスト]]は[[モンスター効果]]としては扱わない」と提示されたため、[[《スキルドレイン》]]等によって[[マッチキル]][[効果]]を[[無効]]にされなくなった。~

-[[コントロール]][[デッキ]]の切り札としてのイメージが強いが、[[【ドラゴン族】]]でも活躍可能。~
[[《龍の鏡》]]で[[《F・G・D》]]を呼び出し、[[《次元融合》]]で[[生け贄]]を揃えるのである。~
[[《F・G・D》]]の[[攻撃力]]も相まって、決まればほぼ確実に[[相手]]に引導を渡せる。~
-[[マッチキル]]を回避しようとして[[サレンダー]]しても、ルール上[[相手]]は拒否することができる。~
この[[カード]]を使う[[デッキ]]を[[相手]]に[[サレンダー]]するなら、''1[[デュエル]]ではなく、その[[マッチ]]自体に[[サレンダー]]するしかない''。~
--ただし''[[故意による反則行為>大会罰則規定#q290b262]]([[デッキ]]を崩す等)を行えば、その[[デュエル]]は反則負けになるものの[[マッチキル]]は回避できる''という、ルールの穴を突いた一応の対策が存在する。~
[[故意による反則行為>大会罰則規定#q290b262]]は公式ルール上では[[マッチの敗北>大会罰則規定#i0f3cbb7]]や[[失格>大会罰則規定#j5a518fc]]に値する行為だが、[[選考会]]の公式ヘッドジャッジの判断は「現在の[[デュエル]]の勝敗が決していない以上は、その[[デュエルの敗北>大会罰則規定#c317f30a]]である」という措置となっている。~
この''反則行為を推奨する流れ''を生んだ裁定は当時物議を醸したが、結局その是非について深く掘り下げられないままこの[[カード]]が[[禁止カード]]に指定され、うやむやとなってしまった。~

-[[マッチキル]]を回避しようとして[[サレンダー]]しても、ルール上[[相手]]は[[サレンダー]]を拒否することが可能。~
このカードを使う[[デッキ]]を[[相手]]に[[サレンダー]]するなら、1[[デュエル]]ではなくその[[マッチ]]自体に[[サレンダー]]するしかない。~
//抜け道としてわざと不正行為を行うことでマッチキルを免れる事が出来た。~
//このカードがデッキ内に存在する事をジャッジに提示すれば裁量次第ではマッチ負け処分になる。バカなこと書いてるんじゃねぇ。
-登場当初は、[[召喚条件]]や[[効果]]の条件の厳しさから使用される事は少なかった。~
しかし、後に[[【MCV】]]や[[【Vドラコントロール】]]、[[【八汰ロック】]]にこれを組み込んだ[[デッキ]]が完成。~
[[《龍の鏡》]]で[[《F・G・D》]]を呼び出し、[[《次元融合》]]で[[生け贄]]を揃える[[【ドラゴン族】]]でも活躍が見られるようになった。~
これらに対抗する際、[[サイドデッキ]]が役に立たず、[[メインデッキ]]に[[メタカード]]を入れる必要がある。~

-これらの[[デッキ]]は環境への影響力が極めて大きい。~
[[サイドデッキ]]が役に立たないので、メイン[[デッキ]]に対策カードを入れる必要があるのである。~
その辺りが考慮されたのであろう、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]となる。~
[[無制限カード]]から一気に[[禁止カード]]となった最初のカードの一つである。~
その後[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に復帰するも、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]で再び[[禁止カード]]となった。~
-[[マッチ]]戦の意義を揺るがすと判断されたか、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]になる。~
その後、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限復帰]]を果たすも、上記の問題等が再燃したからなのか[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]付で再び[[禁止カード]]となった。~
--[[《刻の封印》]]と共に、[[無制限カード]]から一気に[[禁止カード]]となった初の[[カード]]である。~

-このロマンの塊は通称「Vドラ」、より縮めて「V」と呼ばれる。~
[[【Vドラコントロール】]]や[[【MCV】]]等を見れば解るだろう。~
-後に世界大会の賞品として、この[[カード]]と同等の[[種族]]違いの[[マッチキル]][[モンスター]]が登場している。~
この[[カード]]が[[禁止カード]]であるため、それらは全て公式には使用できない[[カード]]となっている。~
[[モンスターカード]]の種類による細かい相違点は[[マッチキル]]を参照。~
//現在[[ドラゴン族]]には様々な[[サポートカード]]が存在しており、このカードの[[通常召喚]]がさほど難しくなくなったため、[[制限復帰]]する可能性は低いだろう。~

-後にこのカードの[[種族]]違いが世界大会の賞品として登場した。~
この[[カード]]が[[禁止カード]]である事実に追従するように、それらはすべて公式には使用できない[[カード]]となっている。
//下に一覧が在る。
-永久の[[禁止カード]]と化したが、それ故に現在はこの[[カード]]と強い[[シナジー]]を持つ新規商品も多数登場している。~
--その他、[[禁止カード]]運用におけるマナー全般に関する話題は「[[禁止カード]]」を参照。~

-[[遊戯王オンライン]]ではまだ[[制限カード]]として使用可能。
向こうはほとんどがシングル戦なのでこのカードがいても別に問題ないのだろう。

-[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]+[[《八汰烏》]]が現役時代には、これら[[禁止カード]]による無情なまでの戦術が問題となった。~
それは、[[相手]]を[[ロック]]しつつ[[ドラゴン族]]を展開、このカードを[[召喚]]し[[相手]]に抵抗させず[[マッチキル]]を果たすというもの。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中にこのカードが入っていた。~
アニメGXで[[デュエル]]には登場していないが万丈目長作が所持していたのが判明した。~
//だが、[[マッチ]]戦のルールが存在しないあの世界でこのカードが役立つことがあるのだろうか。~
また、[[ドロー]]の修行をする大山が流れる滝から引き当てた1枚としても登場している。~

--何度となくカードとしては登場しているものの、アニメ等で[[マッチ]]戦のルールで[[デュエル]]を行う描写がなされたことはない。~
--アニメGXにおいては万丈目長作が見せた所持[[カード]]の中の1枚、第17話で[[ドロー]]の修行をする大山が流れる滝から引き当てた1枚として登場している。~

--[[カード]]としては登場しているものの、[[デュエル]]では使用されていない。~
それどころか、原作・アニメ通して[[マッチ]]戦のルールで[[デュエル]]が行われた事自体が皆無である。~

//-コナミのゲーム作品において―~

-コナミのゲーム作品において―~
WC2007ではこのカードで勝利する問題があるが、此のカードは[[特殊勝利]]カードではないので不可解である。~
[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2006]]ではこの[[カードの効果]]で勝利するというテーマ[[デュエル]]が存在し、その対戦[[相手]]としても登場する。~
使用[[デッキ]]は自身を組み込んだ[[【ドラゴン族】]]。~

**関連カード [#zc2ee8f2]
-[[《竜の血族》]]
**関連カード [#card]
-[[マッチキル]]

-[[《Ulevo》]]
-[[《Meteo the Matchless》]]
-[[《King of Destruction - Xexex》]]
-[[《Queen of Fate - Eternia》]]
-[[《Testament of the Arcane Lords》]]
-[[《Armament of the Lethal Lords》]]
-[[《Chimaera, the Master of Beasts》]]
-[[《Emperor of Lightning》]]
-[[《Tyr, the Vanquishing Warlord》]]
-[[《Lorelei, the Symphonic Arsenal》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#y8f0268c]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【Vドラコントロール】]]
-[[【MCV】]]

**収録パック等 [#e7cf50a8]
-[[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#n3f3fa61]] LE5-010 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ - デラックスセット - Volume.2>パックパッケージ#a26e0f0dv]] SDX-JP002 &size(10){[[Ultimate]]};
**収録パック等 [#pack]
-[[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#LE5]] LE5-010 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ - デラックスセット - Volume.2>商品同梱カード#SDX2]] SDX-JP002 &size(10){[[Ultimate]]};

**FAQ [#h49c0dc2]
Q:[[《DNA改造手術》]]や[[《竜の血族》]]で[[ドラゴン族]]にした[[《ダブルコストン》]]を2体分の[[生け贄]]として使用できますか?~
A:はい、2体分の[[生け贄]]として使用できます。
**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:「[[特殊召喚]]できず、[[ドラゴン族]]を[[生け贄]]にしなければ[[生け贄召喚]]できない」という[[テキスト]]は[[効果]]として扱いません。→[[効果外テキスト]]~
  「[[マッチ]]に勝利する」[[テキスト]]も[[モンスター効果]]ではなく、[[デュエル]]に勝利するための条件であり、[[モンスター効果]]としては扱いません。→[[効果外テキスト]]

Q:[[《クロス・ソウル》]]を使って[[相手]][[フィールド]]上の[[ドラゴン族]]を[[生け贄]]に使うことは出来ますか?~
A:[[自分]][[フィールド]]上限定ですので、[[相手]][[フィールド]]上にいる[[モンスター]]を[[召喚]]の[[生け贄]]に使うことは不可能です。
Q:[[《DNA改造手術》]]や[[《竜の血族》]]で[[ドラゴン族]]にした[[《ダブルコストン》]]を2体分の[[リリース]]として使用できますか?~
A:はい、2体分の[[リリース]]として使用できます。

//Q:[[《クロス・ソウル》]]や[[《帝王の烈旋》]]を使って[[相手]][[フィールド]]の[[ドラゴン族]]を[[リリース]]し[[アドバンス召喚]]することはできますか?~
//A:[[テキスト]]に「[[自分]][[フィールド]]上」と明記されているため、[[《クロス・ソウル》]]等を使用しても[[相手]]の[[ドラゴン族]][[モンスター]]は[[リリース]]できません。(15/04/30)
//A:[[調整中]]。(24/02/10)
//禁止カードは一律で裁定を出さなくなっているだけなので特記する必要なし

//Q:最後の[[マッチキル]]の[[効果]]は、[[《スキルドレイン》]][[適用]]下では[[無効]]になるとの裁定が出ておりますが、今年4月発売の[[パーフェクトルールブック>書籍付属カード#RB01]]では、[[デュエル]]の勝敗に直接影響を与える[[モンスター効果]]は[[効果外テキスト]]として扱われるため、[[無効]]にならないと明記されておりました。~
// なので、[[《スキルドレイン》]][[適用]]下では[[無効]]にならないと思われるのですが、いかがなのでしょうか?~
//A:《ヴィクトリー・ドラゴン》の『この[[カード]]の[[直接攻撃]]によって[[相手]][[ライフ]]を0にした場合、この[[カード]]の[[コントローラー]]は[[マッチ]]に勝利する。』とは、[[モンスター効果]]ではなく、[[デュエル]]に勝利するための条件であり、[[モンスター効果]]としては扱いません。~
// したがって、[[《スキルドレイン》]]が[[適用]]中の場合でも、《ヴィクトリー・ドラゴン》の[[直接攻撃]]によって[[マッチ]]に勝利します。(14/06/20)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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