*《ヴィクトリー・ドラゴン/Victory Dragon》 [#nbca328c]
 効果モンスター(禁止カード)
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守3000
 このカードは特殊召喚できない。
 自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を
 生け贄にして生け贄召喚しなければならない。
 このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、
 このカードのコントローラーはマッチに勝利する。

 [[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#n3f3fa61]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]ができず、[[生け贄]]を限定される[[召喚ルール効果]]と、[[デュエル]]に勝利することで[[マッチ]]にも勝利する[[効果外テキスト]]を持つ。~

 [[特殊召喚]]が不可能で、[[通常召喚]]にも3体の[[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[生け贄に捧げる]]必要があり、運用が難しい。~
 更に、[[マッチキル]]の条件が「[[直接攻撃]]による勝利」であるため、[[モンスター]]を確実に退かすか、[[直接攻撃]]効果を付与しなければならない。~
 すなわち、この[[カード]]が無くても勝てるよう[[フィールド]]を掌握しておく必要があるという事である。~
 このため、この[[カード]]を[[フィニッシャー]]とする事を目的とした専用[[デッキ]]でのみ運用された。→[[【MCV】]]・[[【Vドラコントロール】]]~

-他の「[[召喚]]に3体の[[生け贄]]を必要とする[[モンスター]]」とは異なり、[[《クロス・ソウル》]]を使っても[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[生け贄]]とする事はできない。~
//「生け贄召喚しなければならない」だから?類例が無いので詳細不明

-2014年4月4日に[[パーフェクトルールブック>書籍付属カード#u27ba37e]]が発売されるまで、[[マッチキル]][[効果]]の分類が[[調整中]]となっていた。~
かつては、[[モンスター効果]]として扱われた為、[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]している時は、この[[モンスター]]の[[直接攻撃]]によって[[相手]][[ライフ]]を0にしても、[[マッチ]]の勝利とはならない裁定が下されていた。~
しかし、[[パーフェクトルールブック>書籍付属カード#u27ba37e]]にて、[[デュエル]]に勝利する為の条件が明記された[[テキスト]]は[[モンスター効果]]としては扱わないと提示されたので、[[《スキルドレイン》]]等によって[[マッチキル]][[効果]]を[[無効]]にされなくなった。

-[[マッチキル]]を回避しようとして[[サレンダー]]しても、ルール上[[相手]]は拒否することが可能。~
この[[カード]]を使う[[デッキ]]を[[相手]]に[[サレンダー]]するなら、''1[[デュエル]]ではなく、その[[マッチ]]自体に[[サレンダー]]するしかない''。~

--ただし''故意に違反行為(デッキを崩す等)を行えば、その[[デュエル]]は反則負けになるものの[[マッチキル]]は回避できる''という、ルールの穴を突いた一応の対策が存在する。~
[[故意による反則行為>大会罰則規定#q290b262]]は公式ルール上では[[マッチの敗北>大会罰則規定#i0f3cbb7]]や[[失格>大会罰則規定#j5a518fc]]に値する行為だが、[[選考会]]の公式ヘッドジャッジの判断は「今の[[デュエル]]の勝敗が決していない以上は、その[[デュエルの敗北>大会罰則規定#c317f30a]]である」という措置となっている。~
この反則行為を推奨する流れを生んだ裁定は当時物議を醸したが、結局それが覆されることなくこの[[カード]]が[[禁止>禁止カード]]指定され、うやむやとなってしまった。~

-登場当初はロマンの塊、大きな夢としか見られていなかった。~
[[召喚条件]]が厳しく、また[[効果]]の条件がそれに輪をかけて厳しかったからである。~
しかし、後に[[【MCV】]]や[[【Vドラコントロール】]]、[[【八汰ロック】]]にこれを組み込んだ[[デッキ]]が完成し、この[[カード]]は正に「必殺」の破壊竜と化した。~
[[《龍の鏡》]]で[[《F・G・D》]]を呼び出し、[[《次元融合》]]で[[生け贄]]を揃える[[【ドラゴン族】]]でも活躍が見られるようになった。~
これらに対抗するには、[[サイドデッキ]]が役に立たず、[[メインデッキ]]に[[メタカード]]を入れる必要がある。~
その辺りが考慮されたのであろう、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]となる。~
[[無制限カード]]から一気に[[禁止カード]]となった最初の[[カード]]の一つである。~
その後、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に[[制限復帰]]を果たすも、上記の問題等が再燃したからなのか[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]で再び[[禁止カード]]となった。~

//-このロマンの塊は通称「Vドラ」、より縮めて「V」と呼ばれる。~
//[[【Vドラコントロール】]]や[[【MCV】]]等を見れば解るだろう。~
//略称は個々のページには書かない方針なのでは?

//-[[海馬パック>LIMITED EDITION#n3f3fa61]]、[[ドラゴン族]]等から、[[《青眼の白龍》]]を意識していると思われる。

-後に世界大会の賞品として、この[[カード]]と同等の[[種族]]違いの[[マッチキル]][[モンスター]]が登場している。~
この[[カード]]が[[禁止カード]]である事実に追従するように、それらは全て、公式には使用できない[[カード]]となっている。~
[[エクシーズモンスター]]は、その[[モンスター]]と同一[[種族]]の[[エクシーズ素材]]が1体以上ある場合という条件が加わっている。
//現在[[ドラゴン族]]には様々なサポートカードが存在しており、このカードの[[通常召喚]]がさほど難しくなくなったため、[[制限復帰]]する可能性は低いだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
DM、GXにて幾度となく[[カード]]としては登場しているものの、アニメ等では[[マッチ]]戦のルールで[[デュエル]]を行われたことはなく、[[デュエル]]で使用されたことは一度もない。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#zc2ee8f2]
―[[マッチキル]][[モンスター]]~
-[[《Leonardo's Silver Skyship》]]

-[[《Aggiba, the Malevolent Sh'nn S'yo》]]
-[[《Armament of the Lethal Lords》]]
-[[《Chimaera, the Master of Beasts》]]
-[[《Emperor of Lightning》]]
-[[《King of Destruction - Xexex》]]
-[[《Lorelei, the Symphonic Arsenal》]]
-[[《Meteo the Matchless》]]
-[[《Queen of Fate - Eternia》]]
-[[《Skuna, the Leonine Rakan》]]
-[[《Testament of the Arcane Lords》]]
-[[《The Twin Kings, Founders of the Empire》]]
-[[《Tyr, the Vanquishing Warlord》]]
-[[《Ulevo》]]

-[[《Grizzly, the Red Star Beast》]]
-[[《Stardust Divinity》]]

-[[《E☆HERO 盤面の執行者》]]
-[[《悠久の黄金都市 グランポリス》]]
-[[《伝説の白き龍》]]
-[[《伝説の闇の魔導師》]]
-[[《King Landia the Goldfang》]]
-[[《Queen Nereia the Silvercrown》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#y8f0268c]
-[[【Vドラコントロール】]]
-[[【MCV】]]

**収録パック等 [#e7cf50a8]
-[[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#n3f3fa61]] LE5-010 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ - デラックスセット - Volume.2>パックパッケージ#a26e0f0dv]] SDX-JP002 &size(10){[[Ultimate]]};

**FAQ [#h49c0dc2]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:「[[特殊召喚]]できず、[[ドラゴン族]]を[[生け贄]]にしなければ[[生け贄召喚]]できない」という[[テキスト]]は[[効果]]として扱いません。→[[召喚ルール効果]]~

Q:[[《DNA改造手術》]]や[[《竜の血族》]]で[[ドラゴン族]]にした[[《ダブルコストン》]]を2体分の[[生け贄]]として使用できますか?~
A:はい、2体分の[[生け贄]]として使用できます。

Q:[[《クロス・ソウル》]]を使って[[相手]][[フィールド]]上の[[ドラゴン族]]を[[リリース]]することはできますか?~
//A:[[自分]][[フィールド]]上限定ですので、[[相手]][[フィールド]]上にいる[[モンスター]]を[[召喚]]の[[生け贄]]に使うことは不可能です。
A:[[相手]][[モンスター]]が[[ドラゴン族]]であっても、この[[モンスター]]の[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]に使う事はできません。(13/07/01)

Q:最後の[[マッチキル]]の[[効果]]は、[[《スキルドレイン》]][[発動]]下では[[無効]]になるとの裁定が出ておりますが、今年4月発売の[[パーフェクトルールブック>書籍付属カード#u27ba37e]]では、[[デュエル]]の勝敗に直接影響を与える[[モンスター効果]]は[[効果外テキスト]]として扱われる為、[[無効]]にならないと明記されておりました。~
 なので、[[《スキルドレイン》]][[発動]]下では[[無効]]にならないと思われるのですが、いかがなのでしょうか?~
A:《ヴィクトリー・ドラゴン》の『この[[カード]]の[[直接攻撃]]によって[[相手]][[ライフ]]を0にした場合、この[[カード]]の[[コントローラー]]は[[マッチ]]に勝利する。』とは、[[モンスター効果]]ではなく、[[デュエル]]に勝利する為の条件であり、[[モンスター効果]]としては扱いません。~
 したがって、[[《スキルドレイン》]]が[[適用]]中の場合でも、《ヴィクトリー・ドラゴン》の[[直接攻撃]]によって[[マッチ]]に勝利します。(14/06/20)~

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