エクシーズ・効果モンスター ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2750/守1950 レベル4モンスター×3 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 以下の効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り それぞれ1度しか選択できない。 ●相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。 ●相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。 ●相手の墓地に存在するカード1枚を選択してゲームから除外する。
DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−で登場した闇属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
ヴェルズの1体であり、1ターンに1度、バウンス・ハンデス・墓地除外の3つの効果から1つを選択して発動する効果を持つ。
3体の素材が必要となるが、ヴェルズのエクシーズモンスターの中では唯一、エクシーズ素材が指定されていない。
そのため、【ヴェルズ】に留まらず、【光天使】・【アライブHERO】等のレベル4を一気に展開するギミックのあるデッキなら、容易にエクシーズ召喚が可能である。
3種類の効果を持ち、このカードのみで相手のフィールド・手札・墓地に干渉できるため、状況に合わせて多彩な戦術を取る事ができる。
ただし、それぞれの効果は1度ずつしか発動できないため、維持しても効果の選択肢は限定されていき、影響力も低くなっていく。
エクシーズ召喚したターンに最適な効果を使用した後は、残りの効果は維持できた場合のおまけと割り切った方が良いだろう。
なお、《月の書》等で1度裏側表示にすれば、同じ効果を再度使用する事ができる。
1つ目のバウンス効果は相手のカードのみだが、カードの種別も表示形式も指定はない。
バウンスの常として再利用される恐れはあるが、破壊耐性を持つモンスターや、シンクロ・エクシーズモンスターに対しては有効な除去となる。
魔法・罠カードを対象にできるので、《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》と《安全地帯》のコンボも、《安全地帯》をバウンスすることで除去が可能。
《No.101 S・H・Ark Knight》などではまかなえない範囲をカバーできる、扱いやすい除去効果と言える。
【ヴェルズ】においては、他のヴェルズモンスターの除去効果が表側表示のカードしか対象にできず、裏側表示のカードを除去できるカードは貴重である。
自身の高い攻撃力と合わせ、3枚の消費に見合う場面で効果の発動を狙いたい。
2つ目のハンデス効果は「墓地へ送る」形のため、ハンデス系の天敵である暗黒界の効果を発動させてしまう心配がない。
他の効果と比べ、場面を選ばずほぼ確実にアドバンテージを取れるのが利点であり、フィールドの状況次第では1つ目のバウンスより優先しても良い。
デュエルが進み、相手の手札が少なくなった時を狙うのも有効である。
3つ目の墓地除外効果は、墓地を利用するデッキに有効であるが、相手ターンに発動できないため、《D.D.クロウ》よりも汎用性に劣る。
とはいえ、《キラー・ラブカ》などの墓地からの妨害を事前に防げる、墓地に置かれる相手のキーカードを除去できると考えれば、あって困るものではない。
自身が2750と高い攻撃力を持つため、攻撃力2700以下のモンスターに対しては戦闘破壊後に除外する事で、蘇生を封じる事ができる。
特に、墓地から蘇生する効果を持つ《暗黒界の龍神 グラファ》等に対して積極的に狙っていきたい。
同様の素材指定のエクシーズモンスターには、強力な制圧力を発揮する《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》が存在する。
除去目的として見ても、全体除去を持つ《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》が存在する。
こちらはこれらよりも高い攻撃力を持ち、単独で多くの状況に対応できる効果の幅広さが持ち味と言える。
裏を返せば特定の戦術に特化した効果ではなく、それぞれ1度ずつしか使えないことも相まって器用貧乏とも言い替える事ができる。
特に素材2体でエクシーズ召喚できる《鳥銃士カステル》と《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》は、それぞれバウンスと墓地除外で更に強力な効果を持つ。
攻撃力の高さを鑑みても、素材数による出しやすさの違いは大きく、単純に除去や墓地利用メタが欲しいならそれらを採用した方が安定する。
複数の役割の兼任でエクストラデッキを節約する、または《光天使セプター》などで3体素材であることに意義を持たせるなどで差別化したい。
素材確保が容易で、かつ1ターンキルを目指すエクシーズ召喚軸の【アンデット族】のようなデッキでは除去と高攻撃力の両立が活きる。
―表側表示で存在する限り1度しか使用できないカードについては三魔神を参照
―イラスト関連
―《ヴェルズ・ウロボロス》の姿が見られるカード
Q:1つ目の効果を使ったこのカードが裏側表示になった後、また表側表示になった場合、もう1度1つ目の効果を使えますか?
A:使えます。(12/01/25)
Q:1つ目の効果(相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。)は、対象を取る効果ですか?
A:はい、対象を取る効果になります。(12/02/12)