*《&ruby(あんこく){暗黒};の&ruby(しょうかんしん){召喚神};/Dark Summoning Beast》 [#top]
 効果モンスター
 星5/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードをリリースして発動できる。
 「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」の
 いずれか1体を手札・デッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。
 「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体を
 手札・デッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。
 このターン、自分のモンスターは攻撃できない。
 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
 デッキから「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」の
 いずれか1体を手札に加える。
 デッキから「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体を手札に加える。

 [[20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 自身を[[リリース]]して[[三幻魔]]を[[手札]]・[[デッキ]]から[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]する[[起動効果]]、[[墓地]]の自身を[[除外]]して[[三幻魔]]を[[サーチ]]する[[起動効果]]を持つ。~

 自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持たない[[上級モンスター]]だが、[[三幻魔]]の[[サポートカード]]のお陰で[[フィールド]]に出すのは難しくない。~
 [[《暗黒の招来神》]]とは非常に相性が良く、あちらを[[召喚]]してこの[[カード]]を[[サーチ]]→増えた[[召喚権]]でこの[[カード]]を[[アドバンス召喚]]、という流れができる。~
 一度[[墓地]]に落ちれば[[《七精の解門》]]で毎[[ターン]][[蘇生]]できる。~
 [[《ヘルウェイ・パトロール》]]の[[効果]]で[[手札]]から[[特殊召喚]]したり、[[《幻銃士》]]や[[《ヘルウェイ・パトロール》]]に[[《トランスターン》]]を使って[[リクルート]]する事もできる。~
 (1)の[[効果]]目当ての場合、基本的に[[上位互換]]の[[効果]]を持つ[[《幻魔の召喚神》]]が存在する。~
 あちらは[[レベル]]7だが、[[レベル]]以外の[[ステータス]]が一致するため、[[特殊召喚]]手段は基本的に共通である。~
 こちらは[[上級モンスター]]であちらより多少[[召喚]]しやすく、[[《暗黒の招来神》]]から[[サーチ]]すれば[[召喚]]まで行える。~
 しかし[[《暗黒の招来神》]]→[[《七精の解門》]]→[[《幻魔の召喚神》]]と[[サーチ]]し、[[《七精の解門》]]の(2)の[[コスト]]で[[《幻魔の召喚神》]]を[[捨て>捨てる]]ればそのまま[[蘇生]]できてしまうため、こちらの[[召喚]]の代わりにあちらの[[特殊召喚]]ができてしまう。~
 この[[カード]]を活かす場合には(2)の[[サーチ]]に重きを置くあるいはどちらも[[特殊召喚]][[効果]]は[[1ターンに1度]]であるため、両方の[[効果]]を使用することを目指すことになるか。~

 (1)は[[三幻魔]]を[[召喚条件]]を無視して[[リクルート]]する[[起動効果]]。~
 [[三幻魔]]の[[特殊召喚]]には基本的に3枚の消費が必要となるが、この[[カード]]なら1枚で済む。~
 ただし[[蘇生制限]]がクリアできないため、この方法で出した[[三幻魔]]は[[《ハイパーブレイズ》]]による[[蘇生]]ができない事は覚えておきたい。~

 欠点として、[[特殊召喚]]した[[ターン]]はその[[三幻魔]]含むすべての[[モンスター]]が[[攻撃]]不可能となってしまう。~
 とはいえ、[[三幻魔]]は自身の[[効果]]・[[戦闘]]能力以上に、[[三幻魔]]が[[フィールド]]に存在する事で使用できる[[《失楽園》]]の[[ドロー]][[効果]]などの恩恵が大きい[[モンスター]]なので、[[攻撃]]できずとも出しておく意義は大きい。~
 [[攻撃]]に移れるのは次[[ターン]]以降なので、[[《失楽園》]]や[[《失楽の霹靂》]]の(2)の[[効果]]、[[《覚醒の三幻魔》]]の「●2種類以上」の[[効果]]でしっかりと守りたい。~
 また、[[《神炎皇ウリア》]]の場合は[[墓地]]に[[永続罠]]がなければ十分な[[攻撃力]]を確保できないので[[戦闘破壊]]されるリスクもある。~
 [[《ハイパーブレイズ》]]の(2)の[[効果]]で補うか、[[《降雷皇ハモン》]]を[[守備表示]]にしておいて[[攻撃]]から守るのが良いだろう。~

 (2)は自身を[[墓地]]から[[除外]]して[[発動]]する[[サーチ]][[効果]]。~
 [[三幻魔]]を正規手順や[[《混沌の召喚神》]]で出す場合の補助として優秀。~
 [[闇属性]]・[[悪魔族]]なので[[《終末の騎士》]]・[[《ダーク・グレファー》]]・[[《悪魔の嘆き》]]など[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]方法も多い。~
 [[除外]]後に[[《闇次元の解放》]]や[[《D・D・R》]]で[[帰還]]させればそのまま(1)の[[効果]]を[[発動]]することも可能。~

 とにかく[[三幻魔]]を出さないと[[デッキ]]が回らない[[【三幻魔】]]において、[[三幻魔]]の[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]できるこの[[カード]]の重要度は高い。~
 [[《混沌の召喚神》]]と並び[[【三幻魔】]]の主要展開手段となる[[カード]]である。~

 [[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]]などで、[[墓地]]に大量の[[永続罠]]を溜めつつこの[[カード]]か[[《カタパルト・タートル》]]の[[リクルート]]を行い、[[攻撃力]]を相当に上げた[[《神炎皇ウリア》]]を[[《カタパルト・タートル》]]で[[射出]]するという[[1ターンキル]][[コンボ]]も考えられる。~
 [[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]]で肝心の[[《神炎皇ウリア》]]が[[墓地]]に落ちると使えなくなるので[[《ファントム・オブ・カオス》]]も使うか、[[《神炎皇ウリア》]]を[[手札]]に握っておき、[[《混沌の召喚神》]]も出せるようになる。~
//今となっては混沌の召喚神で出せば十分じゃないかなあ
//射出による1ターンキルコンボなのだから混沌の召喚神で出せばいいという話でもないような
-[[モンスター]]比率を下げた[[デッキ]]で[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]]を使えば、[[墓地]]に大量の[[永続罠]]を溜めつつこの[[カード]]を出して高[[攻撃力]]の[[《神炎皇ウリア》]]を[[リクルート]]できる。~
ただ、[[攻撃]]できないためその[[ターン]]に勝負を決める事はできない。~
[[《カタパルト・タートル》]]で[[射出]]すれば[[1ターンキル]]級の[[ダメージ]]になるが、[[デッキ]]構築は難しい。~

-(1)の[[攻撃]]できない誓約は[[効果]][[発動]]後にかかるものであり、[[攻撃]]後の[[メインフェイズ]]2に[[発動]]することは可能。~
-(1)の[[攻撃]]できない制約は[[効果]][[発動]]後にかかるものであり、[[攻撃]]後の[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]に[[発動]]することは可能。~

-英語名は、「神」の部分が「Beast/獣」とされている。~
ただし、神に該当する部分に充てられていると考えると単なる野獣ではなく「[[獣の数字>《クリフォート・アセンブラ》]]」「黙示録の獣」あたりの意味合いと思われる。
ただし、神に該当する部分に充てられていると考えると単なる野獣ではなく「[[獣の数字>《クリフォート・アセンブラ》]]」「黙示録の獣」あたりの意味合いと思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代&ヨハンvsマルタン([[ユベル>《ユベル》]])」戦でマルタン([[ユベル>《ユベル》]])が使用。~
[[《ファントム・オブ・カオス》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]され、直後に[[効果]]で[[三幻魔]]を纏めて[[蘇生]]した。~
なお、正規の[[特殊召喚]]手順を踏んでいないため[[攻撃力]]1000の状態で[[特殊召喚]]された[[《神炎皇ウリア》]]を守るためか、[[《降雷皇ハモン》]]のみ[[守備表示]]で[[特殊召喚]]している。~

--劇中では(2)の[[効果]]はなく、(1)の[[効果]]は「[[墓地]]に眠る[[三幻魔]]を無条件で[[特殊召喚]]する」と述べられており、一度に[[三幻魔]]3体全てを[[特殊召喚]]していた。~
「無条件」という珍しい言葉を使っているが、恐らくは「[[召喚条件]]を無視して」と同じ意味だろう。~
また[[墓地]]以外から[[特殊召喚]]できるのかは不明。~
また、[[レアリティ]]は通常の[[ノーマル>Normal]]であり、[[イラスト]]は背景が赤を基調としたものとなっていた。~

---アニメでは[[蘇生制限]]がないのは常ではあるが、それを考慮しても1体で3体の[[特殊召喚モンスター]]を[[蘇生]]する[[カード]]パワーは凄まじいものがある。~
[[三幻魔]]自体が作中で非常に強力な[[カード]]であることも相まって、対戦[[相手]]の十代も驚きを隠せなかった。~

--[[ユベル>《ユベル》]]はこの[[カード]]を[[召喚]]せず、[[《ファントム・オブ・カオス》]]で[[《降雷皇ハモン》]]を[[コピー]]して[[《E・HERO セイラーマン》]]を[[攻撃]]することも可能であった。~
その場合、[[《降雷皇ハモン》]]の[[効果ダメージ]]で十代の[[ライフ]]を0にする事も狙えていた(実際に直前の[[ターン]]で[[ユベル>《ユベル》]]自身がその事に言及している)。~
[[攻撃]]せずに[[三幻魔]]を展開している点を踏まえると、恐らくアニメ版では[[発動]][[ターン]]中の[[バトルフェイズ]]が行えないといった制約であったと思われる。~

--[[ユベル>《ユベル》]]曰く、「《暗黒の召喚神》は人の中に蠢く闇を得てその力を発揮する」とのこと。~
劇中では[[ユベル>《ユベル》]]自身の闇を与えることで[[効果]]を[[発動]]している。~

---[[効果]][[発動]]時には「我が心の闇よ、秘めた思いを今こそ解き放つがいい!出でよ[[三幻魔]]!!」と口上めいた台詞を述べている。~

--「十代vs[[ユベル>《ユベル》]]」戦で[[ユベル>《ユベル》]]が[[《チェーン・マテリアル》]]との[[コンボ]]で[[《超融合》]]により[[融合召喚]]しようとした12の次元を統一する「超融合神」の[[融合素材]]の内[[レベル]]5の[[モンスター]]で選ばれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
TAG FORCEシリーズでは[[3>ゲーム付属カード#TF3]]以降に[[オリジナルカード]]として収録されている。~
[[テキスト]]は以下の通り。~
 効果モンスター
 星5/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
 このカードをリリースして発動する。
 自分の墓地に存在する「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」の
 どれか1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
 この効果を発動するターン、自分は攻撃宣言をする事ができない。
流石に3体全てを[[蘇生]]するのは[[オーバーパワー>パワーカード]]だったためか、いずれか1体に調整されている。~
また、ルールの関係から[[蘇生制限]]を無視しての[[特殊召喚]]は不可能になっている。~

**関連カード [#card]
-[[《神炎皇ウリア》]]
-[[《降雷皇ハモン》]]
-[[《幻魔皇ラビエル》]]

-[[《暗黒の招来神》]]
-[[《混沌の召喚神》]]
-[[召喚神>シリーズカード#SummoningBeast]]

//―《暗黒の召喚神》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【三幻魔】]]
-[[【混沌幻魔アーミタイル】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE]] 20AP-JP007 &size(10){[[Super]]-[[Parallel]]};
-[[ストラクチャーデッキ−混沌の三幻魔−]] SD38-JP005

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《暗黒の召喚神》,効果モンスター,モンスター,星5/闇属性/悪魔族/攻0/守0);