*《&ruby(あんこくかい){暗黒界};の&ruby(どうし){導師}; セルリ/Ceruli, Guru of Dark World》 [#xd3b02e1]
 効果モンスター
 星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守 300
 このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、
 このカードを相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。
 このカードが「暗黒界」と名のついた
 カードの効果によって特殊召喚に成功した時、
 相手は手札を1枚選択して捨てる。
//英語名:http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2022528.png

 [[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[カードの効果]]で[[捨てられた>捨てる]]時に[[相手]][[フィールド]]に自身を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]、[[暗黒界]]と名のつく[[カード]]で[[特殊召喚]]した時に[[相手]]の[[手札]]を[[捨てる]][[誘発効果]]を持つ。

 [[手札]]を[[捨てる]]「[[相手]]」とは、「この[[カード]]の[[コントローラー]]から見た[[相手]][[プレイヤー]]」を指す。~
 つまり、1つ目の[[効果]]によって[[相手]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]された場合、[[相手]]の[[効果]]によって''[[自分]]が[[手札]]を[[捨てる]]''と言う事になる。

 これまで、[[暗黒界]]の追加[[効果]]を狙うには、[[《メタモルポット》]]+[[《強制転移》]]等の[[コンボ]]が必要であった。~
 しかし、この[[カード]]の登場によって、[[相手]]の[[フィールド]]に依存せずに[[コンボ]]を行う事が可能となった。~
 特に、[[自分]]で[[捨てた>捨てる]]場合には[[効果]]の無い[[《暗黒界の魔神 レイン》]]を使う場合には[[必須カード]]となる。~
 また、[[【暗黒界】]]以外でも、[[《闇より出でし絶望》]]や[[《エレクトリック・スネーク》]]等、相性の良い[[カード]]は多数存在する。~
 特に[[《ネコマネキング》]]は[[相手]]の[[ターン]]を終了させられるため、[[《暗黒の瘴気》]]などで[[相手]][[ターン]]で[[効果]]を[[発動]]出来れば有利に立ち回れるだろう。~

 しかし、この[[カード]]を[[捨てる]]だけでは、[[相手]]に[[モンスター]]を与えた上に[[ハンデス]]を受けるため、大きな[[ディスアドバンテージ]]となる。~
 当然、上記の[[カード]]で[[アドバンテージ]]を取り戻したいところだが、[[コンボ]]前提の[[カード]]の宿命として、[[手札事故]]が付きまとう。~
 狙って行うには、「この[[カード]]」と「この[[カード]]を[[捨てる]][[カード]]」、「この[[カードの効果]]で[[捨てる]][[カード]]」の計3枚が必要になる。~
 しかも、[[捨てる]][[カード]]が無い時にこの[[カード]]を[[ハンデス]]されてしまうと、悲惨な事になってしまう。~
 また、この[[カード]]が[[手札]]に存在する時に[[《手札抹殺》]]等を[[発動]]するのは、その[[ドロー]]で「この[[カードの効果]]で[[捨てる]][[カード]]」を引けるかどうかの賭けになってしまう。~
 ただ例外として、[[《暗黒界の術師 スノウ》]]を同時に[[捨てる]]事ができれば、[[暗黒界]]を[[サーチ]]した後に[[手札]]を[[捨てる]]事ができる。~
 そして、[[相手]]に[[捨てさせる>捨てる]]までは成功しても、本命の[[暗黒界]]の方を[[無効]]にされては笑えないので、[[《神の警告》]]等にも警戒しなければならない。

 [[《暗黒界に続く結界通路》]]等で[[特殊召喚]]すれば[[相手]]に[[ハンデス]]を仕掛ける事ができる。~
 ただし、[[捨てる]][[カード]]を選ぶのは[[相手]]であるため、さほど被害は与えられないだろう。~
 逆に、[[相手]]に[[墓地を肥やされて>墓地を肥やす]]しまう事も少なくない。~
 [[召喚]]権を使わずに[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]を[[蘇生]]したい時、オマケで[[ハンド・アドバンテージ]]を得られるという程度に考えておいた方が良いだろう。

-現在のところ、[[自分]]で後半の[[効果]]を[[発動]]できる[[カード]]は、この[[カード]]自身の[[効果]]と[[《暗黒界に続く結界通路》]]、[[《暗黒界の書物》]]の3枚。~
まず考えにくいことだが、[[【暗黒界】]]の[[ミラーマッチ]]において[[相手]]の[[《暗黒界の術師 スノウ》]]や[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]の[[効果]]で[[発動]]する可能性もなくはない。~


-[[《洗脳解除》]]が[[発動]]中であれば、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]された場合でも[[自分]][[フィールド]]上で[[効果]]が[[発動]]する為、能動的に[[ハンデス]]を行うことが出来る。

-[[カード名]]の由来は青空色を意味する「セルリアン(cerulean)」だろう。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「十代vs[[ブロン>《暗黒界の狂王 ブロン》]]」戦にてブロンが[[使用]]。~
[[通常魔法]]《暗黒界路》の[[効果]]により、[[デッキ]]から[[手札]]に[[加えられ>加える]]、そのまま[[墓地へ捨てられた]]。~
その[[効果]]により、十代の[[フィールド]]に[[特殊召喚]]され、ブロン自身の[[《暗黒界の魔神 レイン》]]を[[捨て>捨てる]]て[[効果]]を[[発動]]させた。~
[[特殊召喚]]されたこの[[カード]]は、[[レイン>《暗黒界の魔神 レイン》]]の[[効果]]によって十代の[[モンスター]]2体ともども[[破壊]]された。

--[[ブロン>《暗黒界の狂王 ブロン》]]は《暗黒界路》の[[効果]]説明の際、「[[墓地へ送る]]」と言っていた。~
当然それでは[[効果]]は[[発動]]しないので、恐らく[[捨てる]]扱いだったのだろう。

--アニメで登場してから実に4年以上の歳月をかけてのOCG化となった。~
[[ストラクチャーデッキ]]にアニメ出身の[[カード]]が新規収録されるのは、[[ストラクチャーデッキ−機械の叛乱−]]以来となる。~
特に、放送終了した作品の[[カード]]が[[ストラクチャーデッキ]]でOCG化されるというのは初である。~
なお、アニメやゲーム作品で登場したこの[[カード]]は、杖を両手に持って構えているなど、OCG化されたものとは[[イラスト]]が少々異なる。

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE 3>ゲーム付属カード#jb54b06c]]では、OCG化される前に[[オリジナルカード]]として登場した。~
この時は、自身の[[効果]]で[[特殊召喚に成功した]]時のみ[[手札]]を[[捨てる]][[効果]]だった。

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#v98f4b30]
-[[暗黒界]]

-[[《異次元への案内人》]]

//―《暗黒界の導師 セルリ》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#leb381be]
-[[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]] SD21-JP003 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#k1c5a2c8]
//Q:[[効果]]分類はなんですか?~
//A:2つとも[[誘発効果]]です。(11/06/18)

Q:自身を[[特殊召喚]]する[[効果解決時]]に、この[[カード]]が[[墓地]]に存在しなかった場合、[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:いいえ、[[適用]]されません。(11/06/18)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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