*《&ruby(あんせんし){暗遷士}; カンゴルゴーム》 [#z394a480]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/闇属性/岩石族/攻2450/守1950
 レベル4モンスター×2
 フィールド上のカード1枚を対象にする魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
 このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
 その対象を自分・相手フィールド上の正しい対象となる別のカードに移し替える。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[PRIMAL ORIGIN]]で登場した[[闇属性]]・[[岩石族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[対象をとる(指定する)効果]]が[[発動]]した時に[[対象]]を移し替える[[効果]]を持つ。~

 この[[カード]]の[[効果]]が使用できる時に、[[相手]]がわざわざ[[対象をとる(指定する)効果]]を[[発動]]することは稀であり、基本的にはそれらの動きを牽制する[[効果]]と言える。~
 [[除去]][[効果]]を移し替える場合、[[相手]][[モンスター]]に移し替えないと[[メリット]]が少ないが、正しい[[対象]]が[[相手]][[フィールド]]に存在しなければならず、状況を選ぶ[[効果]]となっている。~
 [[対象をとる(指定する)効果]]であっても、[[《次元幽閉》]]等の正しい[[対象]]が限定されている[[カード]]を移し替えることはできず、[[《ゴッドバードアタック》]]等の複数を[[対象をとる(指定する)効果]]に対しても[[発動]]できない。~
 また、[[ダメージステップ]]では[[発動]]できないため、そのタイミングで[[発動]]される[[《禁じられた聖杯》]]等を移し替えることができない。~
 [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《セイクリッド・プレアデス》]]等の[[効果]]に対しては有効だが、[[効果]]を[[発動]]せずとも[[戦闘破壊]]される[[ステータス]]であり、扱いにくさが目立つ。~

 このように癖のある[[効果]]であり、できる限り[[魔法・罠カード]]等で補助できる状態で展開することが望ましい。~
 [[《E・HERO ワイルドマン》]]等の特定の[[カード]]の[[効果]]を受けない[[モンスター]]に移し替えることで、[[効果]]を実質[[無効]]にすることができる。~
 やや重複する面もあるが、[[魔法・罠除去]]を受け流しても[[墓地]]から使用でき、致命的な[[モンスター効果]]を[[無効]]にできる[[《スキル・プリズナー》]]とは相性が良い。~

-[[【帝コントロール】]]にとっては悪夢のような[[カード]]である。~
[[帝]]の[[除去]][[効果]]はことごとく[[自分]][[フィールド上のカード]]に移し替えられ、[[攻撃力]]も[[帝]]より50高いために[[戦闘破壊]]する事もできない。~

-この[[カード]]の[[効果]]は、移し替えたい[[効果]]に直接[[チェーン]]する形で[[発動]]しなければならない。~
[[《青き眼の乙女》]]等が[[効果]]の[[対象]]になった場合、その[[対象をとる(指定する)効果]]に[[チェーン]]して[[《青き眼の乙女》]]の[[効果]]が[[発動]]するため、この[[カード]]の[[対象]]を移し替える[[効果]]をはさむことはできない。~
また、[[効果]]を[[発動]]した《暗遷士 カンゴルゴーム》とは別の《暗遷士 カンゴルゴーム》が存在する場合、1体目の[[効果]]に2体目の[[効果]]を[[チェーン]][[発動]]できる。~
また、《暗遷士 カンゴルゴーム》の[[効果]]に、同じ《暗遷士 カンゴルゴーム》が自身の[[効果]]に対してさらに[[対象]]を移し替えることはできない。~
[[《聖刻龍−ドラゴンヌート》]]が[[効果]]の[[対象]]になった場合、その[[対象をとる(指定する)効果]]に[[チェーン]]して[[《聖刻龍−ドラゴンヌート》]]の[[効果]]が[[発動]]するため、この[[カード]]の[[対象]]を移し替える[[効果]]をはさむことはできない。~

-《暗遷士 カンゴルゴーム》の[[効果]]を同一[[チェーン]]上で複数回発動する事はできるが、《暗遷士 カンゴルゴーム》の自身の[[効果]]に直接[[発動]]することはできない。~
//また、[[効果]]を[[発動]]した《暗遷士 カンゴルゴーム》とは別の《暗遷士 カンゴルゴーム》が存在する場合は、1体目の[[効果]]に2体目の[[効果]]を[[チェーン]]して[[発動]]できる。~
//↑できるという裁定がない。

-全体のデザインは[[《ジェムナイトマスター・ダイヤ》]]と共通しており、右腕は、[[《ジェムナイト・ジルコニア》]]、右肩や頭髪状のパーツは[[《ジェムナイト・クリスタ》]]に似ている。~
これらは全て同一人物という設定があり、[[攻撃力]]・[[守備力]]も大本である[[《ジェムナイト・クリスタ》]]と同じである。~
--[[ステータス]]の端数50、[[闇属性]]、[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]という点や、部分的に黒く侵食された[[イラスト]]の特徴は[[ヴェルズ]]にも似ている。~
ネーミングの規則性が[[光属性]]として[[リメイク]]された[[《励輝士 ヴェルズビュート》]]と共通しているため、対になるようデザインされた[[カード]]なのだろう。~
[[《侵略の汎発感染》]]からすると肩部のパーツを素体に作られた[[ヴェルズ]]であるとも取れるが、[[《ジェムナイトマスター・ダイヤ》]]誕生後には[[ヴェルズの力をも取り込む者>《ヴェルズ・ケルキオン》]]もおり、[[《ジェムナイトマスター・ダイヤ》]]が倒れたのが[[《創星神 sophia》]]戦での出来事というものもあって、敵味方の立ち位置は謎である。~

-「暗遷士」は、光が物質に吸収される事でスペクトル上に発生する「暗線」と「戦士」を合わせた造語だろう。~
「遷」の字には「状態が変化する」「魂が体から抜け出る」といった意味合いがあり、こちらもやはり[[ヴェルズ]]との関連を匂わせる。~
「カンゴルゴーム」は発見された地名を冠したスモーキークォーツの一種である「ケアンゴーレム(カンゴーム)」か。~
[[ヴェルズ]]の[[モンスター]]の多くが神話の怪物等をモチーフとする名を持つことを考えると、石つながりで[[ゴルゴーン>《ゴーゴン・エッグ》]]とかけたとも考えられる。~


//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#t2cfae3e]
-[[《天使の手鏡》]]
-[[《悪魔の手鏡》]]
-[[《シフトチェンジ》]]

//―《暗遷士 カンゴルゴーム》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#m8fb0192]
-[[PRIMAL ORIGIN]] PRIO-JP054 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#r8f73a85]
Q:新たに[[対象]]とする[[カード]]を[[対象にとる>対象をとる(指定する)効果]][[効果]]ですか?~
//A:この[[カード]]自身は差し替える[[対象]]を[[対象]]を取る効果ではありません。(14/02/15)
A:はい、移し替える先の[[カード]]を[[対象]]に取り[[発動]]します。(14/02/16)~

Q:[[相手]]が[[《サイクロン》]]を[[発動]]した時、その[[《サイクロン》]]自身を[[対象]]に変更できますか?~
A:いいえ、できません。(14/02/15)

Q:[[ダメージステップ]]中に[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(14/02/15)


//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。