効果モンスター 星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 0 このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地から「暗躍のドルイド・ドリュース」以外の 攻撃力または守備力0の闇属性・レベル4モンスター1体を選択して 表側守備表示で特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。 「暗躍のドルイド・ドリュース」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
SHADOW SPECTERSで登場する闇属性・魔法使い族の下級モンスター。
召喚に成功した時に攻撃力か守備力が0の闇属性・レベル4モンスターを蘇生する効果を持つ。
いわゆる「釣り上げ型」の蘇生効果を持ち、即座にエクシーズ召喚につなげられる。
闇属性のレベル4が2体揃うため、《ヴェルズ・ナイトメア》や《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》といった守りに長けたモンスターを出しやすい。
蘇生対象の確保は《ダーク・グレファー》や《終末の騎士》で行える。
また、この手のモンスターとしては珍しく高い攻撃力を持つため、単体で腐りにくい事も利点。
類似する効果を持つカードとして《カメンレオン》が存在し、このカードで蘇生できるものの殆どはあちらでも利用できる。
あちらはシンクロモンスターも扱えるうえに、《キングレムリン》に対応するため、例えピン挿しでも蘇生先を確保した段階で利用できるという強力なメリットがある。
こちらは闇属性ならば攻撃力0のモンスターも蘇生できるが、該当モンスターはあまり強力と言えず、活かせるデッキは少ない。
召喚・特殊召喚に関するデメリットがないので、《カメンレオン》と異なり複数のエクシーズモンスターを展開する事が可能だが、実際にこれを行うのは容易ではない。
というのも、このカードの蘇生対象の多くは、《カメンレオン》で扱える《フォトン・スラッシャー》や《ゴブリンドバーグ》のようなエクシーズ召喚に対する一貫性がない。
つまり、他の特殊召喚手段に依存しなければ安定したエクシーズ召喚が行えず、一度の蘇生ではディスアドバンテージの回復以上の効力は望めないのである。
エクシーズモンスターの展開を第一に考える場合、《ヴェルズ・ケルキオン》でも実質的な蘇生が可能。
あちらは除外分のヴェルズを要求するが、《レスキューラビット》・《ヴェルズ・カストル》・《ヴェルズ・マンドラゴ》といったエクシーズ召喚への一貫性を持つカードにより確保は容易。
これらにより蘇生先を確保する段階からも闇属性を指定するエクシーズモンスターが利用でき、速度・安定性で大きく差をつけられている。
自身と蘇生対象が《悪夢再び》に対応する点も、上述の通り対応モンスターが自然に墓地に溜まりにくい事から扱いやすいとはいえない。
必ず2体をサルベージするという都合上、対象が足りないとまた墓地へ送る手間がかかり、《ダーク・グレファー》を利用するにしても、一度の利用では損失のほうが大きい。
魔法使い族指定のエクシーズモンスターにしても、3体要求する《アルケミック・マジシャン》しか存在しないうえに蘇生対象が《暗躍のドルイド・ウィド》と《ゲイシャドウ》のみと実戦的とは言い難い。
このようにあくまで自身を軸とすると扱いにくい点が目立つ。
無理に即効性をカバーしようとするより、基本的には蘇生対象側が自然に墓地へ送る事ができるデッキで、アクセント的に用いるほうが有効であろう。
【アンブラル】ならば元々消費が激しい代わり、墓地に落ちる速度もそれなりなので《悪夢再び》を交えた動きが取りやすい。
一応《カオス・インフィニティ》を使用して蘇生させた《アンブラル・アンフォーム》を攻撃表示に変更し、自爆特攻すればランク4を2体展開することも不可能ではない。
《カオス・インフィニティ》で特殊召喚可能な《機皇兵ワイゼル・アイン》も蘇生対象であり、闇属性を指定するエクシーズ召喚にも利用できる。
《ゾンビ・マスター》を扱うタイプの【アンデット族】・【ゴゴゴ】でも、直接噛み合わないもののエクシーズ召喚に対する一貫性があるため候補になりうる。
後者であれば《ゴゴゴゴースト》も利用できる。
種族が合わないので、サーチで利用できる《カメンレオン》とはやはり競合する事になるが、これらのデッキは他の特殊召喚手段も豊富であるため、大量展開を狙えるという面では優先する価値もある。
この他、【デーモン】や【暗黒界】、【インヴェルズ】での利用も考えられる。
これらのデッキでサイドデッキから《御前試合》を組み込む場合、《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》で維持が狙えるというメリットもある。
―攻撃力0
―守備力0