(やみ)道化師(どうけし)のペーテン/Peten the Dark Clown》

効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻 500/守1200
このカードが墓地へ送られた時、
このカードを墓地から除外する事で
手札またはデッキから「闇・道化師のペーテン」1体を特殊召喚する。

 PREMIUM PACK 7で登場した闇属性魔法使い族下級モンスター
 除去カードにも対応できるリクルーターであり、同名モンスター手札デッキから特殊召喚する誘発効果を持つ。

 墓地へ送られさえすれば効果発動できるため、様々な状態から効果発動することができる。
 戦闘破壊はもちろん、手札破壊デッキ破壊によって墓地に送られても発動できるのは、他のリクルーターにはない利点である。
 戦闘を介さない効果破壊全体除去が横行している現環境では、セットしたこのカードから1ターンキルを免れるという状況も十分ありうる。

 その効果から、《おろかな埋葬》《終末の騎士》とも相性が良い。
 《天使の施し》が現役だった頃は、このカード手札から捨て、効果発動する事もできた。

 また、《フレムベル・マジカル》を始めとするレベルチューナーから、《アーカナイト・マジシャン》シンクロ召喚が可能。
 【魔法使い族】ではライフロスが厳しいが、自爆特攻から《魔法族の結界》魔力カウンターを乗せて大量ドローというギミックが取れる。
 【暗黒界】とも相性は悪くないが、墓地から蘇生出来る分手札事故を起こしにくい暗黒界モンスターを入れた方がいいだろう。

 能動的なリクルート効果を持つ《D−HERO ディアボリックガイ》と比べて、このカード手札からでも特殊召喚でき、下級モンスターなので手札事故にはなりにくい。
 ただし特殊召喚できるタイミングが限定される分、早い段階で墓地へ送る事で手札に来る確率を減らすといった手段は取りにくい。
 相手ターンを凌ぐ場合や、後述のエクシーズ素材としての用途を考慮すると3枚積みが基本となるため、相手による破壊ばかりにこだわっていると手札でかさばる可能性もある。
 レベルモンスターチューナーの比率を高めるなど、なるべく多くの状況で利用できるようにしておきたい。

 扱いやすい効果だが、任意効果であることには注意が必要である。
 生け贄召喚シンクロ召喚《闇霊術−「欲」》等のコスト墓地へ送られた場合、タイミングを逃す
 一般的なリクルーターと比較すると戦闘破壊後の対応がやや限定的になってくるので、単純に上記の用途で扱うには旨みも少ない。
 除去にも強いとはいえ、に対して用いるデッキは決して多くないので、やはり属性種族等を活用した他のカードとの連携が重要になる。

 エクシーズモンスターの登場により、前述の【魔法使い族】以外でも採用する価値が生まれた。
 エクシーズモンスター効果コストに使用した場合もタイミングを逃すのだが、それが除去された場合(チェーン2以降でなければ)は問題なくリクルート効果発動できる。
 除去手段の豊富な現環境では1ターンエクシーズモンスター除去される事も多く、またそれらが除外バウンスであった場合も発動できるという点はなかなかに見所がある。
 特に《神の警告》等によって特殊召喚無効にされた場合でもリクルートできる点は評価できる。
 ランクエクシーズモンスターにこのカードと相性の良いモンスターが多い点も見逃せない。
 《No.17 リバイス・ドラゴン》デメリットからエクシーズ素材を残す事も多く、《虚空海竜リヴァイエール》は、そのステータスから除去されやすく、特殊召喚先も確保しやすい。
 《発条機雷ゼンマイン》ならば1度の自爆特攻でもエクシーズ召喚分のディスアドバンテージを取り戻せ、破壊される代わりにエクシーズ素材を取り除く効果によって墓地に送られたならばタイミングを逃す事なく発動できる。
 相方としてはエクシーズ召喚含む墓地送りと相性がよく、除外が絡む《ネクロ・ガードナー》が最適。
 除去後の戦闘破壊を狙われ息切れしやすいという点もカバーでき、闇属性サポートカードも存分に活かせる。

関連カード

収録パック等