*《&ruby(やみ){闇};の&ruby(ごふうけん){護封剣};/Swords of Concealing Light》 [#top]
 永続魔法
 このカードの発動時に、相手フィールド上の全てのモンスターを裏側守備表示にする。
 また、このカードがフィールド上に存在する限り、
 相手フィールド上のモンスターは表示形式を変更できない。
 このカードは発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に破壊される。

 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した[[永続魔法]]。~
 [[相手]][[モンスター]]全てを[[裏側守備表示]]にし、その後の[[表示形式]]変更を封印する。~

 [[《光の護封剣》]]と比較すると[[発動]]後に[[召喚]]された[[モンスター]]の[[攻撃]]は防げない。~
 しかし、[[裏側守備表示]]にし、[[表示形式]]の変更を封じられるため、[[効果モンスター]]の[[永続効果]]や[[誘発即時効果]]を遮断でき、[[対象]]を取らないため[[耐性]]を持つ[[モンスター]]が少ないという[[メリット]]がある。~
 加えて[[エクシーズ素材]]、[[シンクロ素材]]にできないため、[[相手]]の行動を制限できる可能性が高い。~

 また、[[《フォトン・ワイバーン》]]ならば[[モンスター]]を複数[[破壊]]可能になり、[[《抹殺の使徒》]]も[[発動]]しやすくなる。~
 同じ用途であれば[[相手]][[ターン]]にも使える[[《皆既日蝕の書》]]が存在し、こちらのように[[《サイクロン》]]で妨害されることもない。~
 [[自分]]の[[ターン]]の[[発動]]に限り、[[相手]][[モンスター]]を一掃できる目途が付いていれば[[ドロー]]される[[デメリット]]も帳消しにできる。~
 [[【ゴーストリック】]]などのこちらの方が相性が良い[[デッキ]]もあるため、使用[[デッキ]]によってどちらを採用するかはよく考えたい。~

-''[[裏側守備表示]]になるのはこの[[カード]]の[[発動]]時に存在していた[[モンスター]]のみ''である。~
この[[カード]]に[[チェーン]]する形で[[フィールド]]に出た[[モンスター]]は[[セット]]されない。~

--この裁定が出る以前では、[[発動]]時にいなくても[[効果解決時]]に存在している[[モンスター]]も[[裏側守備表示]]にする[[プレイヤー]]が多かった。~
ただ、[[裁定変更]]というよりは公式側から特に明文化が成されていなかったため不明瞭な扱いになっていた部分をはっきりさせた形に近い。~
「[[発動]]時に〜[[裏側守備表示]]にする」という紛らわしい[[テキスト]]や類似[[効果]]を持つ[[《皆既日蝕の書》]]の存在もあり、慣例的にその様に処理していた[[プレイヤー]]やジャッジが多かったと言える。~

--因みに上記の裁定が公になったのは2016年8月20日だが、奇しくも(日本時間で)その日の夜に始まった世界大会2016の1回戦で上記のシチュエーションが発生。~
案の定と言うべきか両[[プレイヤー]]間で認識に差異が起きてしまい、ジャッジの判断を仰ぐ場面が見られた。~
因みにジャッジの判断は上記の通り「[[発動]]時に存在しない[[モンスター]]は[[セット]]されない」というものであった。~

-[[《光の護封剣》]]は[[通常魔法]]だが、こちらは[[永続魔法]]である。~
故に、この[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[《サイクロン》]]でこの[[カード]]を[[破壊]]した場合、[[裏側守備表示]]にする[[効果]]も発揮されない。~
[[発動]]後「[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]」で数えて2回目に[[チェーン]]を作らず[[自壊]]する。~

-[[《光の護封剣》]]は[[発動]]時に[[相手]][[モンスター]]を[[表側表示]]にするが、こちらは[[裏側守備表示]]と対になっている。~
光に関する[[カード]]は[[モンスター]]を[[表側表示]]にする[[効果]]が多く([[《闇をかき消す光》]]等)、逆に闇に関する[[カード]]は[[モンスター]]を[[裏側表示]]にする[[効果]]が多い([[《闇の訪れ》]]等)。~

-[[《皆既日蝕の書》]]と共に、[[破壊]]や[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]では対処できない[[モンスター]]への対抗策として注目されている[[カード]]。~
[[ルール介入]][[効果]]を持つ多くの[[相手]][[モンスター]]に対応できる点も評価されている。~
こちらは前者と比べ、[[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]がない点で勝るが、[[相手]][[ターン]]で使えず、[[《サイクロン》]]などで妨害される点は劣る。~

-登場当初は、後出しの[[モンスター]]に対応できない点や、[[《光の護封剣》]]より短い持続期間のため評価は低かった。~
しかし、近年では上記の用途により、[[サイドデッキ]]に搭載されることが多い[[カード]]となっている。~
一方、かつて[[制限カード]]に指定されるほどの評価を受けていた[[《光の護封剣》]]は、対処のしやすさから採用率がかなり低下している。~
時代の流れで類似[[カード]]との立場が逆転した例である。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《光の護封剣》]]
-[[《炎の護封剣》]]

-[[《皆既日蝕の書》]]

-[[《月の書》]]
-[[《インフェルノ・ハンマー》]]
-[[《月読命》]]

-[[《重力の斧−グラール》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ゴーストリック】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP042 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP031
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP162 &size(10){[[Rare]]};
-[[アドバンスド・トーナメントパック2013 Vol.4]] AT04-JP003 &size(10){[[N-Parallel]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[《ソロモンの律法書》]]の[[効果]]で2回目の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時をスキップした場合、この[[カード]]は[[破壊]]されますか?~
A:いいえ、[[破壊]]されず次の[[スタンバイフェイズ]]以後も[[フィールド]]上に残り続けます。~
  ただし、この[[カードの効果]]は[[適用]]されなくなります。(10/05/08)

Q:[[自分]][[フィールド]]上に《闇の護封剣》が[[発動]]している場合、[[《太陽の書》]]を[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[対象]]に[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。(10/07/15)

Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスタートークン]]だけ、あるいは[[モンスター]]が一体もいないときに[[発動]]できますか?~
A:[[モンスタートークン]]だけの場合でも[[発動]]でき、[[モンスタートークン]]の[[表示形式]]は変更されずにそのままになります。(15/08/28)~
  [[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]がいない場合も[[発動]]できます。(12/02/27)

Q:《闇の護封剣》の[[表示形式]]の変更をできなくする[[効果]]はこの[[カード]]を[[発動]]した後に出された[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]にも[[適用]]されますか?~
A:《闇の護封剣》を[[発動]]した後に[[召喚]]・[[特殊召喚]]された[[モンスター]]も、[[プレイヤー]]の意思による[[表示形式]]の変更を行う事はできません。(13/08/28)

Q:[[シンクロ召喚]]された[[《青眼の精霊龍》]]が[[表側表示]]で存在している時に《闇の護封剣》を発動し、それに[[チェーン]]して[[《青眼の精霊龍》]]の「(3):S召喚されたこのカードをリリースして〜」の[[効果]]を[[発動]]し、[[《蒼眼の銀龍》]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]しました。~
 この時、この[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[《蒼眼の銀龍》]]は[[裏側守備表示]]になりますか?~
A:《闇の護封剣》の[[効果]]で[[裏側守備表示]]になるのは、《闇の護封剣》を[[発動]]した時点で存在する[[モンスター]]のみとなります。~
 したがって、[[チェーン]][[発動]]した[[《青眼の精霊龍》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[《蒼眼の銀龍》]]は、《闇の護封剣》の[[効果]]では[[裏側守備表示]]になりません。(16/08/20)~

Q:《闇の護封剣》の[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《TG1−EM1》]]を[[発動]]し、[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]と[[相手]]の[[TG]]の[[コントロール]]が入れ替わった場合、その[[モンスター]]は《闇の護封剣》の[[効果]]で[[裏側守備表示]]になりますか?~
A:《闇の護封剣》を[[発動]]した時点で[[フィールド]]上に存在していた''[[相手]]の[[モンスター]]''を[[裏側守備表示]]にしますので、[[相手]][[フィールド]]上から[[自分]][[フィールド]]上へ[[コントロール]]が移った[[モンスター]]は、《闇の護封剣》の[[効果]]によって[[裏側守備表示]]となります。~
  また、[[自分]][[フィールド]]から[[相手]][[フィールド]]上へ移った[[モンスター]]は[[裏側守備表示]]になりません。(16/08/20)~


//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《闇の護封剣》,魔法,永続魔法,);