*《&ruby(やみ){闇};の&ruby(しめいしゃ){指名者};/Dark Designator》 [#tbb7b7af]
 通常魔法
 モンスターカード名を1つ宣言する。
 宣言したカードが相手のデッキにある場合、
 そのカード1枚を相手の手札に加える。

 [[新たなる支配者]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[相手]][[プレイヤー]]に[[サーチ]]を強要する[[効果]]を持つ。~

 [[コンボ]]を考えずに使用すると2:0交換であり、大きな[[ディスアドバンテージ]]を負うことになる。~
 ゆえに基本的には何かの[[カード]]との[[コンボ]]が前提となる。~

 [[《マインドクラッシュ》]]等と[[コンボ]]して[[ハンデス]]や[[ピーピング]]するのも戦術の一つであり、[[サーチ]]した[[カード]]を[[《エクスチェンジ》]]で奪うことも考えられる。~
 変わったところでは、[[《パペット・キング》]]の[[効果]]を能動的に[[発動]]できるようになる。~
 [[デッキ]]からしか[[特殊召喚]]できない[[/バスター]]や、[[《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》]]への妨害にもなるが、それらを主軸にした[[デッキ]]ならば[[手札事故]]に備えて[[デッキ]]に[[戻す]]手段を用意していると考えられるので、対策としては微妙である。~

// [[《マインドクラッシュ》]]と併用する事で[[ガジェット]]の連鎖を断ち切る事も可能。~
// [[手札]]に同種の[[ガジェット]]を2枚揃えさせまとめて捨てさせるのである。~
//上記と重複のためコメントアウト。

 [[宣言]]した[[カード]]が[[相手]]の[[デッキ]]に存在しない場合、[[相手]]の[[デッキ]]を[[確認]]できる。~
 わざと[[宣言]]をはずすことで、[[情報アドバンテージ]]を得ることも可能である。~

 このように様々な[[コンボ]]が考えられるのだが、どんな使い方をするにせよ[[ディスアドバンテージ]]が生じることになる。~
 結局、わざと[[宣言]]を外して[[デッキ]]を[[確認]]する目的に使うのが一番実用的であるのが悲しい所である。~


-[[《寄生虫パラサイド》]]を[[強制発動]]させることはできない。~
[[ドロー]]したときに[[発動]]する[[効果]]であり、「[[手札]]に[[加える]]」では反応しないからである。

-「[[《精霊の鏡》]]で跳ね返して[[自分]]の[[デッキ]]から[[カード]]を[[サーチ]]する」という使い方はできない。


-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇バクラvs闇マリク」において闇バクラが使用。~
原作では、[[生け贄召喚]]で[[召喚]]しないと[[攻撃力]]が0になるという[[《ラーの翼神竜》]]の弱点を見抜き、この[[カード]]で[[手札]]へ呼び込んだ後に《死なばもろとも》で[[墓地へ送る]]ことで、[[《ラーの翼神竜》]]を封じこもうとした。~
アニメでは、この[[カード]]で[[手札]]に呼び込んだ後、[[《エクスチェンジ》]]で[[《ラーの翼神竜》]]を[[手札]]に加え、[[生け贄召喚]]に繋げている。~

--「闇遊戯vs海馬」では海馬が同じく[[相手]]の[[デッキ]]の[[カード]]を[[宣言]]する《天声の服従》を使用している。~
こちらは[[レベル]]8以上の[[モンスター]]に指定されているが、1000ポイントの[[ライフコスト]]で[[自分]]の[[手札]]に[[加える]]ので[[1:1交換]]が可能。~
海馬はこれで遊戯の[[デッキ]]から[[《オシリスの天空竜》]]を奪取するが…。~

--アニメGXにおいては「十代&翔vs迷宮兄弟」で迷宮兄弟・宮が使用。~
[[自分]]の[[タッグ>タッグデュエル]]パートナーに[[カード]]を[[宣言]]するという前代未聞の使用法で視聴者を驚かせた。~
パートナーである迷宮兄弟・迷に[[《雷魔神−サンガ》]]を[[手札]]に加えさせている。~
なお、ゲーム作品で[[タッグデュエル]]をする際にこのような使い方をすることはできないので注意。~
「十代vs[[墓守の長>《墓守の長》]]」戦では[[墓守の長>《墓守の長》]]の[[手札]]にあるのが確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
「[[宣言]]」参照。~
--遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは、CPUキャラクターは現在適用されている[[禁止・制限カード]]リストを無視した[[デッキ]]を組んでいたり、未実装[[カード]]を[[デッキ]]に投入していたりする。~
そのため、一般プレイヤーが普段[[デッキ]]に投入できない[[カード]]を使用したい場合、この[[カード]]で[[相手]]の[[手札]]に加えさせ、[[《エクスチェンジ》]]等で奪えばいい。~
(特に[[三幻神]]は、この方法でないと[[自分]]が[[三幻神]]を[[召喚]]したという称号が得られない。)~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《深淵の指名者》]]
-[[《異次元の指名者》]]
-[[《紅蓮の指名者》]]

**収録パック等 [#pe9e0765]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP027
-[[新たなる支配者]] 301-027 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#jb2bfb1d]
Q:[[宣言]]した[[カード]]が[[相手]]の[[デッキ]]に無かった場合、[[相手]]の[[デッキ]]を[[確認]]することはできますか?~
A:[[《闇の指名者》]]の[[効果]]によって[[宣言]]した[[カード]]が、[[相手]]の[[デッキ]]に無い場合には、[[相手]][[プレイヤー]]の[[デッキ]]を[[確認]]する事ができます。(10/09/13)