*《闇より出でし絶望/Despair from The Dark》 [#x285b88b]
*《&ruby(やみ){闇};より&ruby(い){出};でし&ruby(ぜつぼう){絶望};/Despair from the Dark》 [#top]
 効果モンスター
 星8/闇属性/アンデット族/攻2800/守3000
 このカードが相手のカードの効果によって手札またはデッキから墓地に送られた時、
 このカードをフィールド上に特殊召喚する。
 (1):このカードが相手の効果で手札・デッキから墓地へ送られた場合に発動する。
 このカードを特殊召喚する。

 [[ガーディアンの力]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[相手]]の[[カードの効果]]で[[手札]]か[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]場合に[[自己再生]]する[[誘発効果]]を持つ。~

ガーディアンの力で登場した、場以外から墓地に行くことによって効果を発揮するモンスター。~
現在までに登場している通常召喚可能なアンデット族モンスターの中で最高の攻撃力を持つ。~
 [[《闇よりの恐怖》]]の[[上位種]]であり、その[[モンスター効果]]により[[ハンデス]]及び[[デッキ破壊]]を[[トリガー]]に[[特殊召喚]]できる。~
 [[暗黒界]]と異なり、「[[墓地へ送る]]」「[[墓地へ捨てる]]」「[[破壊]]」のいずれでも問題なく、[[タイミングを逃す]]心配も無い。~
 もっとも、[[デッキ破壊]]や[[手札破壊]]への[[メタカード]]としては、直接妨害できないこともあって、そこまでの価値があるとは言いがたい。~

基本的に《死のデッキ破壊ウイルス》や《魂を削る死霊》等で手札から落ちることで特殊召喚が可能。~
あるいはそのために存在しているモンスターなのかもしれない。~
またほぼありえないだろうが《ヴァンパイア・ロード》や《ニードルワーム》等の効果でデッキから直接墓地へ行っても召喚可能。~
 そのため、長年の間[[召喚制限]]のない[[アンデット族]]で一番攻守が高いという点で評価されてきた。~
 [[手札]]からは[[《ミイラの呼び声》]]、[[墓地]]からは[[《生者の書−禁断の呪術−》]]等で[[特殊召喚]]でき、[[《No.22 不乱健》]]の[[エクシーズ素材]]にもなる。~

なお自発的に戦力として用いるなら、《ミイラの呼び声》とのコンボが有力となる。~
また《ピラミッド・タートル》からサーチ出来る《ダブルコストン》を用いるのも選択肢の一つとも言える。
 しかし、現在は[[守備力]]以外の[[ステータス]]が共通し、こちらよりも汎用的な[[効果]]を持つ[[《死霊王 ドーハスーラ》]]が存在する。~
 あちらに比べて高い[[守備力]]を誇るが、それ故に[[《ピラミッド・タートル》]]の[[リクルート]]に対応していないため、一概に利点とも言い難い。~

《キラー・スネーク》が居なくなり《深淵の暗殺者》が制限となった現在において、~
ハンデス対策・デッキ破壊対策となるカードは希少。~
暗黒界にお株を奪われがちではあるが、まだまだパワーの面では負けてはいない。~
―突如として出てきて、わずか3発でライフを奪い取る。~
確率は高くないが、《突然変異》で《サイバー・ツイン・ドラゴン》に化けるため、[[蘇生]]カードが手元にあれば変異前のこのカードを出し、1ターンキルさえ可能。~
名前の通り、まさに「闇より出でし絶望」と言えるだろう。
 能動的に[[効果]]を使うのなら[[《メタモルポット》]]などを[[送りつけ]]て[[リバース]]させ[[手札]]から[[墓地へ送る]]方法がある。~
 [[《精気を吸う骨の塔》]]を[[送りつけ]]ることで[[自分]]が[[アンデット族]]を展開する度に[[デッキ]]を[[墓地へ送る]]ため、その[[効果]]で展開することは狙える。~
 その他、[[《闇の取引》]]などの「[[相手]]の[[効果]]を[[手札]]から[[捨てる]][[効果]]に書き換える[[カード]]」により[[特殊召喚]]を狙うこともできる。~

-かつて《いたずら好きな双子悪魔》を半ばムダ打ちさせることが出来た時期において評価されていたモンスター。~
また《混沌帝龍 −終焉の使者−》対策として使われていた時代もあった。
-第4期頃までは[[【アンデット族】]]では打点強化のために採用されることが多かった。~
だが、第6期には[[《ゾンビキャリア》]]の存在もあって、[[シンクロモンスター]]へ繋げるのが[[【アンデット族】]]の主流となり、採用する[[メリット]]が大きく減った。~
単なる[[アタッカー]]としては[[《死霊王 ドーハスーラ》]]の登場もあり、お役御免にされたと言わざるを得ない。~

-かつて[[《いたずら好きな双子悪魔》]]が乱発できた時期においては、[[メタ]]として評価されていた[[カード]]。~
また、大幅な[[エラッタ]]前の[[テキスト]]で3枚積めた頃の[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]や[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]対策として使われていた他、数少ない[[《八汰烏》]]への対策として使われていた時代もあった。~

-[[レアリティ]]が高くなりがちな[[最上級モンスター]]としては珍しく、[[ノーマル>Normal]]以外の[[レアリティ]]は存在しない。~
それだけならともかく、[[下位種]]である[[《闇よりの恐怖》]]はなぜか[[レア>Rare]]であるほか、[[プロモカード]]まで存在している。~

-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]]以降再録に恵まれていなかったが、後述のアニメVRAINSに[[キーカード]]として登場した由縁か、[[トーナメントパック2018 Vol.4]]で久々に再録された。~

-[[イラスト]]では上半身のみ描かれているが、[[《立ちはだかる強敵》]]の[[イラスト]]では下半身が確認できる。~

-原作・アニメにおいて―~
GXにおける「十代対万丈目サンダー」戦において、サンダーのデッキにあることが確認されている。~
だが、実際に召喚されることは殆ど無く、大抵が《アームド・ドラゴン LV7》の効果の発動コストとして墓地へ送られている。
アニメGXにおいて万丈目が度々使用。~
「vs十代」(3戦目)では[[《アームド・ドラゴン LV5》]]、「vs[[首領・ザルーグ>《首領・ザルーグ》]]」戦では[[《アームド・ドラゴン LV7》]]の[[効果]]の[[手札コスト]]としてそれぞれ使用している。~
また、「十代vsカミューラ」戦ではカミューラが使用。~
[[永続魔法]]《ジェネシス・クライシス》によって[[サーチ]]し、次の[[ターン]]に[[《ヴァンパイアジェネシス》]]の[[効果]]の[[手札コスト]]にする算段だったが、その前に決着が付いた。~

**関連カード [#a5afcf09]
--アニメVRAINSでは、メインキャラクターの1人である穂村尊/Soulburnerに関わる[[モンスター]]として登場。~
回想シーンの「尊vs水沼」戦において水沼が使用。~
[[フィールド魔法]]《闇の淵》によって[[サーチ]]した後に、[[《ミイラの呼び声》]]によって[[特殊召喚]]された。~
《闇の淵》で[[攻撃力]]3000になり[[《フェニックス・ギア・フリード》]]を[[戦闘破壊]]するが、返しの[[ターン]]で[[通常魔法]]《テンペスト・オブ・ファイア》で[[破壊]]され、[[《フェニックス・ギア・フリード》]]の[[攻撃力]]と自身の[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を受けて水沼は敗北した。~
また、「穂村尊/Soulburner vs道順健碁/ブラッドシェパード」戦では、尊の過去(後述)を知ったブラッドシェパードが使用。~
[[通常罠]]《3Dバイオ・スキャナー》で[[デッキ]]から[[特殊召喚]]される。~
その後《デュプリケート・ドローン》の[[効果]]で[[永続魔法]]扱いとなり、《デュプリケート・ドローン》3体がこの[[カード]]の[[同名カード]]となり、[[レベル]]・[[属性]]・[[種族]]・[[ステータス]]を[[コピー]]した。~
容姿もこの[[モンスター]]になることで、この[[カード]]が3体[[フィールド]]に並ぶ状況を作り出し、Soulburnerの戦意喪失を狙った。~
最終的に[[《ライジング・オブ・ファイア》]]で、[[同名カード]]になっていた《デュプリケート・ドローン》3体と共に[[除外]]された。~

---この[[モンスター]]は過去にロスト事件のVR[[デュエル]]に使用されており、幼少時代にこの[[モンスター]]に何度も敗れていた尊は、この[[モンスター]]がトラウマとなっていた。~
「尊vs水沼」戦では、[[特殊召喚]]された際に悲鳴を上げ[[《フェニックス・ギア・フリード》]]を[[戦闘破壊]]された時には[[サレンダー]]を考えるほどにこの[[モンスター]]に怯えていた。~
ブラッドシェパードはそれを利用したのだが、実は「尊vs水沼」戦を経てトラウマを既に克服しており、それを知られないように不霊夢が記憶データに干渉したり、Soulburnerも[[トラウマが蘇ったような演技をしていた>ブラフ]]だけであった。~

---この[[カード]]がアニメVRAINSで初めて登場した第61話(2018年7月25日放送)のサブタイトルも、この[[カード]]の[[カード名]]と全く同じだった。~
なお、[[カード名]]と過不足無く完全一致しているサブタイトルは過去にいくつか存在するが、その[[カード]]が実際に登場したエピソードは、アニメ5D's第151話の[[《集いし願い》]](2011年3月9日)以来、7年弱ぶりとなる。~
その[[カード]]が登場していないエピソードの場合は、ARC-V第134話の[[《闇の誘惑》]](2016年12月11日)がある。~

--アニメZEXALの「遊馬&凌牙&カイトvsDr.フェイカー」戦においてフェイカーが使用した[[永続罠]]《バトル・ルート》の[[イラスト]]に描かれている。~

**関連カード [#card]
-[[《闇よりの恐怖》]]

-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]
-[[《ミイラの呼び声》]]
―このカードと[[発動条件]]の似た[[モンスター]]
-[[《イビー》]]
-[[《エレクトリック・スネーク》]]
-[[《恵みの像》]]
-[[《災いの像》]]

**収録パック等 [#wc6272f0]
-[[《暗黒界の魔神 レイン》]]

―《闇より出でし絶望》の姿が見られる[[カード]]
-[[《アンデットワールド》]]
-[[《一騎加勢》]]

-[[《刺し違GUY》]]
-[[《スリップ・サモン》]]
-[[《立ちはだかる強敵》]]
//頭部の形状などからちゃんと判別できる
-[[《リターン・オブ・アンデット》]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ガーディアンの力]] 304-023
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP185
-[[ガーディアンの力]] 304-023
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP007
-[[トーナメントパック2018 Vol.4]] 18TP-JP403

**FAQ [#k6e8a20d]
Q.~
A.
**FAQ [#faq]
Q:[[相手]]が[[発動]]した[[《手札抹殺》]]の[[効果]]でこの[[カード]]を[[特殊召喚]]することができますか?~
A:はい、可能です。

Q:[[自分]]の《闇より出でし絶望》が何らかの[[効果]]で[[相手]]の[[手札]]に存在する場合、これを[[《手札抹殺》]]などで[[墓地へ送った]]時に[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:《闇より出でし絶望》の[[効果]]は、元々の[[持ち主]]が使用している場合でなければ、[[効果を発動>モンスター効果の発動]]する事ができません。~
  よって[[相手]]の[[手札]]に加えられている場合、[[墓地へ送られて>墓地へ送られた]]も[[特殊召喚]]する事はできません。(08/04/15)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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