*《&ruby(やみくら){闇晦};ましの&ruby(しろ){城};/Castle of Dark Illusions》 [#mb70f811]
 効果モンスター
 星4/闇属性/悪魔族/攻 920/守1930
 リバース:フィールド上に表側表示で存在する全ての
 アンデット族モンスターの攻撃力と守備力は200ポイントアップする。
 また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分のスタンバイフェイズ毎にさらに200ポイントずつアップする。
 この効果は自分の4回目のスタンバイフェイズまで続く。

 [[BOOSTER7]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[リバース]]時と[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時に[[アンデット族]]を[[全体強化]]する[[効果]]を持つ。~

 この[[カード]]が「[[リバース]]した時点で[[フィールド]]上に存在する[[アンデット族]][[モンスター]]」のみ[[全体強化]]が[[適用]]される。~
 つまり、この[[カード]]が[[リバースした]]後に[[召喚]]した[[アンデット族]][[モンスター]]は[[全体強化]]の[[効果を受けない]]のである。~
 また、自身が[[アンデット族]]でないため、[[《DNA改造手術》]]等を用いなければこの[[カード]]は[[強化]]されない。~
 しかも中途半端な[[ステータス]]で、一応1900[[アタッカー]]くらいは防げるものの、4[[ターン]]も維持し続けるのは辛い。~
 [[全体強化]]をしたいとしても、[[《奇跡のピラミッド》]]や[[《荒野》]]等の方が扱いやすい。~

-以前はこの中途半端な[[ステータス]]に利点があった。~
当時の[[下級]][[アタッカー]]は[[攻撃力]]1800〜1900であるため、この[[守備力]]によって大半の[[下級モンスター]]の[[攻撃]]を止める事ができた。~
また、[[攻撃力]]の低さにより、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[生け贄]]とすることができた。~
しかし、現在では[[攻撃力]]2000以上の[[下級モンスター]]や[[特殊召喚]][[効果]]を持つ[[モンスター]]が増え、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]も[[禁止カード]]になってしまった。~
現在では[[《星に願いを》]]等に対応しにくいという[[デメリット]]も生まれ、[[ステータス]]を活かしにくくなった。~

-この[[カード]]が[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在する場合、[[《ゴースト王−パンプキング−》]]を更にパワーアップさせる事もできる。~
しかし、[[《ゴースト王−パンプキング−》]]自体が[[上級モンスター]]であるため、今ひとつ[[効果]]が使いにくい。~

-この半端な能力値は、原作、GB版ゲームでの[[フィールド]][[効果]]が30%上昇であった事から。~
ではあるものの、30%上昇後の能力値は「攻1196/守2509」と、微妙に異なる(ゲームによっては、30%上昇時は攻1200/守2500となる)。~
「[[闇フィールド>《闇》]]でパワーアップしていた」という無理のある理由から、中途半端な能力となって実物化・[[弱体化]]させられている1体。~

-かつては[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[生け贄]]となる[[下級モンスター]]として、最高峰の[[ステータス]]を誇っていた。~
これは[[守備力]]では4年後の[[《異次元トレーナー》]]が登場するまで、[[ステータス]]では6年後の[[《サイバーデーモン》]]が登場するまで破られなかった記録である。~

-[[エラッタ]]前の[[テキスト]]では[[効果]]の継続[[ターン]]が5[[ターン]]になっている。~
これは「[[リバース]]時(1[[ターン]]目)にまず200ポイントアップし、その後4[[ターン]]重ねがけが行われる」という意味であり処理自体が変化したわけではない。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」において、「闇遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦でプレイヤーキラーが使用。~
ちなみにこの[[カード]]の、[[ステータス]]は「[[レベル]]4/攻1200/守2500」。~
原作においては実物とは異なり「[[フィールド]]を闇で覆い尽くす」という[[効果]]を持っていた。~
この[[効果]]によりプレイヤーキラーは、[[自分]]の[[モンスター]]を闇の中に隠しつつ、一方的に[[相手]]に[[攻撃]]をするという戦術を採っていた。~
また、[[《カオス・シールド》]]との[[コンボ]]が可能で、効力を落とす分、この[[モンスター]]の[[効果]]を受けている全ての[[モンスター]]の[[守備力]]を底上げする能力を備えていた。~
だが、[[《カタパルト・タートル》]]に[[射出]]された[[《竜騎士ガイア》]]の直撃を受けて「浮遊リング」(イラストのリング状の部分)を[[破壊]]されてしまい、[[《光の護封剣》]]に支えられて浮いている状態となる。~
そして[[《光の護封剣》]]の[[効果]]が切れるとともに落下し、[[《カオス・シールド》]]に囲まれて(守られて)逃げ場を失っていた他の[[モンスター]]達を全て圧殺してしまうという、連載初期ならではの奇想天外な方法で倒された。~
原作では、一定以下の[[攻撃力]]による[[破壊]]を飛行能力と引き換えに一度だけ防ぐ事ができた。~
また、アニメでは海馬も所持している様で、王国編ではジュラルミンケースに入れていた。~

--アニメ5D'sにおける「クロウvsヘルマン」戦では、ヘルマンがこの[[カード]]とよく似た[[カード名]]の[[永続罠]]《闇眩ましの影》を[[使用]]している。~
[[カード名]]は似ているが、[[効果]]は全く異なるものであった。~

-コナミのゲーム作品において―~
DM3,4,7,8では「[[フィールド]]を[[《闇》]]に変え、[[モンスター]]を伏せ状態にする」という、擬似的な[[《月読命》]]の[[効果]]を持っていた。~
このゲームでは、オリジナルOCG準拠含め[[起動効果]]を持つ[[モンスター]]が多数存在するため、[[レベル]]4[[守備力]]2500(闇[[フィールド]]時[[守備力]]3250)の[[ステータス]]と合わさり、非常に強力な[[カード]]だった。~
このゲームでは、[[起動効果]]は[[フィールド]]に[[召喚]]された後1回だけ使えるのだが、伏せ状態にする事で[[リセット]]できるのである。~
反面[[起動効果]]を使用すると[[攻撃表示]]となってしまうため、自身の高い[[守備力]]を活かせなくなるのが弱点である。~
また、DM8では[[永続効果]]となり、[[自分]]・[[相手]]の[[ターン]]が来る度に[[フィールド]]は闇になり、自軍[[モンスター]]が伏せ状態になる。~
その為[[攻撃表示]]になってしまう[[デメリット]]も無くなり、この[[カード]]が場に存在していれば、[[モンスター]]の[[起動効果]]が使い放題となる。~
[[《オベリスクの巨神兵》]]と並べば、凄まじい制圧力を発揮するだろう。~
[[コスト]]の高さもあり[[デッキ]]に入れるのは困難だが、その苦労に見合う活躍はしてくれる。~
強力な[[効果]]を持つ為、DM8では[[制限カード]]に指定されている。~

--DM5には[[裏側表示]]でも最初の200ポイントアップだけ[[適用]]されてしまう誤りがある。~

--真DM2では「[[表側守備表示]]の間、自軍の[[悪魔族]]を500ポイント[[強化]]する」という原作に近い[[効果]]を持っていた。~
OCGでは何故か関連性のない[[アンデット族]][[強化]]であり、どうしてOCGでこうならなかったのか謎である。~

**関連カード [#l9f23ec2]
-[[《ゴースト王−パンプキング−》]]

-[[《カオス・シールド》]]

-[[《遊戯》]]

―中途半端な[[ステータス]]
-[[《バロックス》]]
-[[《ダーク・キメラ》]]
-[[《カードを狩る死神》]]
-[[《闇魔界の覇王》]]
-[[《剣竜》]]

**収録パック等 [#yaf0920c]
-[[BOOSTER7]]
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-13
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-014

**FAQ [#td5176b5]
Q:この[[カード]]が[[表側表示]]になってから4[[ターン]]目以内もしくは4[[ターン]]後に[[召喚]]した[[アンデット族]]は、パワーアップ[[効果]]を受ける事ができますか?~
A:いいえ、[[リバース効果]]の[[適用]]時に[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在した[[モンスター]]しかパワーアップしません。

Q:この[[カード]]が[[フィールド]]上で[[表側表示]]で存在しなくなったとき、それまでの攻守の上昇はどうなりますか?~
A:全て[[リセット]]されます。(09/03/16)

Q:[[スタンバイフェイズ]]時の攻守の上昇[[効果]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:[[チェーンブロック]]を作ります。(10/08/11)

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