《闇魔界の覇王/King of Yamimakai》 †
通常モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2000/守1530
強大な闇の力を使い、まわりのものを全て破壊する。
効果を持たない上に低ステータスな悪魔族の上級モンスター。
「全く利点がない」のが特徴か。
これと言った利点もなく、攻撃力・守備力が今ひとつの強さでは特にデッキに入れる理由が無い。
強いて利点を挙げるなら、《魔のデッキ破壊ウイルス》の媒体にすることができる…程度。
「闇の力を使い、まわりのものを全て破壊する」なら、《デーモンの召喚》の方が良い。
結局の所、ファンデッキ向けのカード、と言ったところか。
- 闇のプレイヤーキラーが使用した原作出身モンスターの1体。
このプレイヤーキラーが原作で使用したモンスターはすべて弱体化させられており、まとめて話にあげられることが多い。
原作出身のモンスターだが、他のモンスターと同じくゲーム化する時に異様なまでの数値修正を受け、すっかり弱くなってしまった。
もし最近登場していたなら、原作のままの強さだったかもしれない。
- この半端な能力値は、原作、GB版ゲームでのフィールド効果が30%上昇であったことから。
…ではあるものの、30%上昇後の能力値は「攻2600/守1989」と、守備力がかなり違う。
「闇フィールドでパワーアップしていた」という無理のある理由から、中途半端な能力となって実物化・弱体化させられている1体。
さらに原作では、はっきりとカード自体に攻撃力2600、守備力2300と表記されている…
- 英語版の名前は「King of Yamimakai」。
ローマ字で「Yamimakai」とは…素晴らしいセンスである。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者の王国編」における「闇のプレイヤーキラーVS闇遊戯」において登場。
作中では、「星6/攻2600/守2300」という、《フロストザウルス》すら上回る驚きの攻守を誇っていた。
しかし、遊戯の言葉巧みな戦法で本来の実力を発揮できず、最終的に《闇晦ましの城》の下敷きとなった。
攻撃するときの技名は「魔導波」。
ちなみに古代編に登場した幻想の魔術師の技名も「魔導波」。
- アニメGXの、佐藤先生がプロデュエリスト時代を回想するシーンで登場。
この対戦相手は、他に《レジェンド・デビル》《デビルゾア》を使用しているので、悪魔族メインのデッキなのだろう。
異世界編でも覇王十代の部下として登場していた。
しかし闇魔界の覇王である彼が他のモンスター達と共に「覇王…覇王…」と異世界の覇王を崇める姿は物悲しいものである。
関連カード †
―中途半端な攻守
収録パック等 †