*《&ruby(グレート){偉大};&ruby(まじゅう){魔獣}; ガーゼット/Great Maju Garzett》 [#ba15a37e]
 効果モンスター
 星6/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
 このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
 モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。

 [[闇魔界の脅威]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[生け贄]]にした[[モンスター]]の[[攻撃力]]の倍が自身の[[攻撃力]]になる[[永続効果]]を持つ。~

 「[[生け贄]]にした[[モンスター]]の2倍の[[攻撃力]]になる」とは、ゲームエンド級の[[ステータス]]を持たせることも十分に可能な[[効果]]である。~
 十分な[[攻撃力]]を得たうえで[[《ビッグバン・シュート》]]を始めとした[[貫通]][[効果]]を付与すれば1・2回の[[攻撃]]で[[デュエル]]を終了させる事すら可能となる。~
 しかも、[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]は0であるため、[[《クリッター》]]で[[サーチ]]でき、[[墓地]]に送られた後は[[《悪夢再び》]]、[[《ダーク・バースト》]]によって[[サルベージ]]できる。~
 [[蘇生]]等、[[特殊召喚]]によって出現させると[[攻撃力]]が0になってしまうこの[[モンスター]]にとって、[[サルベージ]]できる[[サポートカード]]の存在は大きい。~

 単純に[[アタッカー]]を[[生け贄]]にできれば、[[攻撃力]]3000オーバーは確実となる。~
 特に、[[生け贄]]としては以下のカードと相性がいい。

-[[《魔導ギガサイバー》]][[《サイバー・ドラゴン》]]等の[[特殊召喚]]できる[[半上級モンスター]]。~
-[[墓地]][[除外]]から[[特殊召喚]]できる[[《ダーク・ネクロフィア》]]や[[《デビルドーザー》]]、[[《ギガンテス》]]等。~
-[[《ゴブリンエリート部隊》]][[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]等、[[攻撃宣言]]や役目が終了した[[デメリット]][[アタッカー]]。~
-[[《洗脳−ブレインコントロール》]]や[[《エネミーコントローラー》]]で奪った[[相手]]の切り札級の[[モンスター]]。~
-[[《正統なる血統》]][[《古のルール》]]で[[特殊召喚]]した[[通常モンスター]]。~
-[[妥協召喚]]した[[《神獣王バルバロス》]]や[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]](下記参照)。
-[[《ロスト・スター・ディセント》]]で[[特殊召喚]]した[[シンクロモンスター]]。
-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[融合召喚]]した[[《F・G・D》]]。~
-[[蘇生]]させると1[[ターン]]しか[[フィールド]]に留まれない[[《オベリスクの巨神兵》]]~



 他に相性抜群なのは[[《最終突撃命令》]]で、[[壁]][[モンスター]]や[[トークン]]を倒しつつ大[[ダメージ]]を与え、また一部の[[デメリット]][[アタッカー]]と相性も良い。~
 高[[攻撃力]]を生かして[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]][[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]を使っても良い。~
 また[[守備力]]0なので、[[《死霊ゾーマ》]][[《メタル・リフレクト・スライム》]]等を身代わりに、[[最上級モンスター]]は避けにくい[[《地砕き》]]を回避させやすい。~
 [[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]の[[効果]]で[[2回攻撃]]させ、[[1ターンキル]]を狙う手もある。~

 [[【デミスドーザー】]]には第二の[[《巨大化》]]として採用を検討できる。~
 [[《終焉の王デミス》]]の[[効果]]で[[リセット]]し、その後に[[《デビルドーザー》]]を[[特殊召喚]]、それを[[生け贄]]にすれば5600と2400でちょうど[[1ターンキル]]が成立する。~
 ただし、[[召喚]]権が必要となるので既に[[《マンジュ・ゴッド》]][[《センジュ・ゴッド》]][[《ソニックバード》]]を[[召喚]]していた場合は次の[[ターン]]まで待つ必要があるのがネックとなる。~

 しかし、[[攻撃力]]以外に何の能力も持たず、[[召喚]]後は[[効果]]のない[[モンスター]]となる。~
 上昇するのは[[攻撃力]]だけなので、[[表示形式]]を変えられたら[[《黄泉ガエル》]]にも倒されてしまう[[守備力]]も致命的。~
 [[裏側守備表示]]になると[[攻撃力]]が[[リセット]]されてしまう事もあり、[[《月の書》]][[《闇の護封剣》]]等は、このカードの天敵となる。~
 加えて、[[相手]]に[[《巨大化》]]を装備させられると、[[攻撃力]]が0になってしまうという弱点もある。~
 [[上級モンスター]]でありながら[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]や[[《黄泉ガエル》]]等を[[生け贄]]にしてもほぼ意味がない。~
 しかも、[[特殊召喚]]すると[[攻撃力]]0なので、[[蘇生]]しても[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]ぐらいにしか使えない。~
 [[《死霊ゾーマ》]][[《アポピスの化神》]]等で代用はできるのだが、「[[攻撃力]]の高い[[生け贄]]を要する」という制約は大きな足枷になる。~

-[[生け贄召喚]]後の2倍にした[[攻撃力]]は増強効果として扱う。~
(《偉大魔獣 ガーゼット》の[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]としては扱わない)

-[[《月の書》]]、[[《巨大化》]]の対象に選択した場合、以降の[[攻撃力]]は0のままになるので注意。~
[[《収縮》]]の[[対象]]に選択された時の[[攻撃力]]の数値変動については、[[元々の攻撃力(守備力)]]参照。~
そのため、[[攻撃力]]を0にされ、さらに[[守備表示]]になるカードの多い[[速攻魔法]]を多用するデッキが相手では、このカードは活躍しづらくなる。

-[[生け贄召喚]]の処理の都合上、[[生け贄]]にした[[モンスター]]はこの[[カード]]の[[召喚]]時、すなわちこの[[カード]]の[[攻撃力]]を決定する瞬間にはすでに[[墓地]]に存在する。~
ゆえに、この[[カード]]の[[攻撃力]]は[[墓地]]における[[生け贄]]にした[[モンスター]]の[[攻撃力]]の倍となる。~
例を挙げれば、[[妥協召喚]]した[[《神獣王バルバロス》]]を[[生け贄]]したら[[攻撃力]]6000、[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]であれば[[攻撃力]]5600である。~
[[《神獣王バルバロス》]]を採用している[[ハイビート]][[デッキ]]に利用したら、[[相手]]を大きく驚かす事ができるだろう。~
また[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]は[[闇属性]]であるため、[[ウイルス]]の媒体として共存させやすい。~
([[トークン]]や[[罠モンスター]]は例外。詳しくは下記の[[FAQ>#oa89e4aa]]参照。)~
逆に、「元々の[[攻撃力]]が0の[[モンスター]]」を[[生け贄]]にした場合、[[攻撃力]]は0のままなので注意。~
[[《メガロック・ドラゴン》]]や[[《ワイトキング》]]、[[《ユーフォロイド・ファイター》]]等「[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]が『?』の[[モンスター]]」も同様。~
「[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]が変動する」のであっても、[[墓地]]の数値で考えるので[[攻撃力]]を倍化させることができない。

--[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]が登場した頃の[[裁定変更]]による。~
以前は、[[《メガロック・ドラゴン》]]の[[攻撃力]]を更に倍化させることができた。

-名前の元ネタはロボットアニメ「グレートマジンガー」と「マジンガーZ」だと思われる。~
このカードの読みをカタカナにすると「グレートマジュウガーゼット」で酷似していることが分かる。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《合成魔獣 ガーゼット》]]
-[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]

-[[《ターレット・ウォリアー》]]

**収録パック等 [#bbf83bd1]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP225
-[[闇魔界の脅威]] 305-010

**FAQ [#oa89e4aa]
Q:[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]した場合、この[[カード]]の[[攻撃力]]は0になりますか? ~
A:はい。0になります。~
  後で[[《スキルドレイン》]]を[[破壊]]あるいは[[無効]]にしても、0のままです。

Q:この[[カード]]の[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]は0ですか?それとも、[[生け贄]]にした[[モンスター]]の2倍の数値ですか?~
A:[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]は0です。

Q:[[トークン]]や[[罠モンスター]]を[[生け贄]]にした場合も[[効果]]は適用されますか?~
A:はい。例えば[[トリッキートークン]]なら4000、[[《死霊ゾーマ》]]なら3600となります。~
  ただし、上記してあるように「[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]が『?』」の[[モンスター]]を[[生け贄]]にした場合は[[攻撃力]]が0になります。~
  そのため、[[冥府の使者カイエントークン]]を[[生け贄]]にした場合、このカードの[[攻撃力]]は0になります。

Q:[[《巨大化》]]や[[《収縮》]]が適用された場合、どうなりますか?~
A:→[[元々の攻撃力(守備力)]]参照
//[[《巨大化》]]の場合は、[[攻撃力]]が0になります。[[《収縮》]]の場合は、[[調整中]]。~
//↑何故巨大化で変動するのか?~
//A:どちらも数値は変動しません。
//エキスパ(http://home.att.ne.jp/moon/puppiy/rule/monster/continuous/cont_A25.htm)と、http://yowiki.yugioh-portal.net/rule/read.cgi?no=427参照。

Q:[[生け贄]]なしで[[表側攻撃表示]]で[[召喚]]した[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]([[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]は1400の状態)を[[生け贄]]にした場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[カード]]記載の元々の[[攻撃力]]で判断しますので、カード記載の[[攻撃力]]2800の倍である5600になります。(07/09/15)

Q:[[生け贄]]なしで[[手札]]から[[セット]]した[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]を[[生け贄]]にした場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
  ([[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]は、[[裏側表示]]のままなら[[攻撃力]]2800、[[リバース]]した瞬間から[[攻撃力]]1400として扱う。)~
A:[[セット]]状態のまま[[生け贄]]にした場合も、2800の倍の5600になります。(07/08/20)

Q:[[《メガロック・ドラゴン》]]1体を[[生け贄]]にした場合、この[[カード]]の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[カード]]記載の元々の[[攻撃力]]で判断しますので、[[カード]]記載の[[攻撃力]]「?」で[[攻撃力]]が0となります。(07/09/15)