*《異次元からの帰還/Return from the Different Dimension》 [#l2e05a34]
 通常罠
 ライフポイントを半分払う。
 ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
 エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを全てゲームから除外する。

 [[PREMIUM PACK 7>PREMIUM PACK#wfe0b6ed]]で登場した、[[除外]][[モンスター]][[帰還]]カード。~

 [[ライフコスト]]は馬鹿にならないほど高く、[[効果]]も強烈なハイリスク・ハイリターンな[[罠カード]]。~
 だが、[[自分]]の[[モンスター]]を[[除外]]しやすい[[デッキ]]であれば、追撃から防御まで幅広くこなせる。~
 ただ、できれば前者のようにラッシュをかけられる時に[[発動]]したいところである。~
 [[《魂を喰らう者 バズー》]][[《速攻の黒い忍者》]]や[[《魂の解放》]][[《生存本能》]]等とは相性が良い。~

 [[ENEMY OF JUSTICE]]の登場でこのカードは再び出番が多くなった。~
 同パックの[[《次元の裂け目》]]と[[《マクロコスモス》]]で、[[除外]]した[[モンスター]]を[[特殊召喚]]すれば、[[1ターンキル]]も可能となる。~

 [[《龍の鏡》]][[《オーバーロード・フュージョン》]]等[[墓地融合]]との[[コンボ]]で[[モンスター]]を大量展開することが可能。~
 [[【VWXYZ】]]では[[融合]]合体に使った[[モンスター]]を総攻撃・再度[[融合]]させたり、[[生け贄]]の展開にも使える。~
 [[特殊召喚]]した[[モンスター]]を[[融合]]合体や[[《フュージョン・ゲート》]]の[[コスト]]に使うなら[[自壊]][[デメリット]]も関係ない。~
 [[《封印の黄金櫃》]]で[[除外]]した[[モンスター]]を即時[[召喚]]する事も可能。~

 [[《次元融合》]]の場合、[[《異次元の女戦士》]][[《D.D.アサイラント》]]等と併用しているなら、[[相手]]に[[壁]]の[[特殊召喚]]を許すことが考えられる。~
 [[《ヘル・テンペスト》]]からの[[1ターンキル]]を狙う戦術も、[[相手]][[モンスター]]の[[帰還]]を許す[[《次元融合》]]ではできない。~
 それらのカードを使う場合、[[最上級モンスター]]を[[召喚]]するなどして、その[[ターン]]に勝負をつけるならこちらの方が強力かもしれない。~
 ただ、[[罠カード]]なので、予め[[《王宮のお触れ》]]で[[《奈落の落とし穴》]]等の[[除去]]罠を封じておくことが難しい。~

 だが、固定された[[ライフコスト]]がないために、残り[[ライフポイント]]が少なくても使えるのは大きな[[メリット]]。~
 さらに、[[《ハリケーン》]]等の[[伏せ除去]]カードに[[チェーン]]してこのカードを[[発動]]することもできる。~
 このような芸当が可能なのも[[罠カード]]ならではと言える。
 
-[[《ネクロフェイス》]]を2〜3体[[帰還]]させればかなり[[デッキ]]を削ることが出来る。~
[[《ネクロフェイス》]]の[[デッキ]]に[[戻す]][[効果]]は[[特殊召喚]]だと[[発動]]せず、再び[[除外]]されるときに5枚[[除外]]する[[効果]]だけが[[発動]]される。~
同時に[[《魂吸収》]]を発動していれば、[[ライフコスト]]も十分に取り戻せる。

-後に登場した[[《ふるい落とし》]]の[[イラスト]]は、このカードの[[イラスト]]のパロディである。~

-元は[[PREMIUM PACK]]限定のカード、再録された[[トーナメントパック2007 Vol.1]]も配布期間は既に終わっておりここしばらく実質[[絶版]]状態であった。~
しかし、[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]で二度目の再録がされた。~
まだ持っていない人には朗報と言えよう。~

-原作・アニメにおいて―~
劇場版「光のピラミッド」における「海馬vsペガサス」戦、及び「遊戯vs海馬」戦において登場。~
ペガサス戦では、海馬は1ターンで[[除外]]した「XYZのパーツ」([[VWXYZ]]参照)をこのカードで呼び戻し、[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]の[[召喚]]に繋げている。~
~
また、遊戯戦では、当初海馬は[[《光のピラミッド》]]で[[除外]]した神をこれで呼び戻すことにより、遊戯に対し完全な勝利を手に入れようとした。~
しかし新なる敵「アヌビス」の登場により事態は一変してしまい、決闘は奇妙な方向へと進んでいくこととなる。~
最終的には遊戯の罠《リバース・オブ・リバース》により場から使用され、遊戯に勝利をもたらす決め手になった。~
ちなみにこのときの能力は、「[[持ち主]]を問わず、[[除外]]された[[モンスター]]を可能な限り自分[[フィールド]]上に[[特殊召喚]]する」になっていたようだ。~
しかし遊戯の[[フィールド]]に[[《闇・道化師のペーテン》]]が[[特殊召喚]]されなかった。~
さらに[[召喚]]する[[モンスター]]の枚数を任意にできるというのだろうか?

--アニメGXでは実物のものに修正され、「万丈目vsノース校キング・江戸川」戦において登場。~
既に手の内が殆どばれていた万丈目の「賭け」ともいえる[[コンボ]]の最終手として[[発動]]、勝利の決め手となった。~
この時、帰還したモンスター達による攻撃名は、「一斉攻撃・万丈目サンダースペシャル」。

**関連カード [#cdabea4a]
-[[《次元融合》]]

-[[《次元の歪み》]]
-[[《奇跡の発掘》]]

-[[《暗黒大要塞鯱》]]
-[[《暗黒のマンティコア》]]
-[[《異次元の女戦士》]]
-[[《異次元の戦士》]]
-[[《デーモン・ビーバー》]]

-[[《ふるい落とし》]]

**このカードを使う主な[[デッキ]] [#ba437a78]
-[[【次元召喚】]]

**収録パック等 [#mf35d469]
-[[PREMIUM PACK 7>PREMIUM PACK#wfe0b6ed]] PP7-JP008
-[[トーナメントパック2007 Vol.1]] TP01-JP012
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP031

**FAQ [#rd140398]
Q:このカードで[[モンスター]]を[[特殊召喚]]した後、[[《王宮のお触れ》]]で[[除外]][[効果]]を[[無効]]にできますか?~
A:できません。~

Q:この[[カードの効果]]で[[《E・HERO ワイルドマン》]]を[[特殊召喚]]した場合[[《E・HERO ワイルドマン》]]はどうなりますか?~
A:そのまま[[フィールド]]上に残ります。~

Q:[[特殊召喚]]するときに[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[セット]]することは可能ですか?~
A:いいえ、できません。[[特殊召喚]]は基本的に[[表側表示]]です。

Q:このカードで[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[特殊召喚]]した場合この[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]はどうなりますか?~
A:すでに[[罠>罠カード]]の[[効果]]は[[発動]]しているため、影響はありません。[[永続罠]]ではないので、[[無効]]化される事もなく、[[エンドフェイズ]]に[[除外]]されます。

Q:[[《タイムカプセル》]]などで[[裏側表示]]で[[除外]]されている[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ。[[裏側表示]]のそれが[[モンスター]]と分からないため[[特殊召喚]]できません。

Q:[[帰還]]した[[モンスター]]を[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にしました。~
  その[[モンスター]]は[[エンドフェイズ]]に[[除外]]されますか?~
A:[[除外]]されません。(07/03/04)

Q:[[帰還]]した[[モンスター]]を[[《亜空間物質転送装置》]]で[[除外]]しました。~
  [[エンドフェイズ]]にその[[モンスター]]はまた[[帰還]]しますが、その[[モンスター]]はこの[[カードの効果]]でそこからまた[[除外]]されますか?~
A:[[除外]]されません。(07/03/04)

Q:《異次元からの帰還》の[[効果]]で[[機械族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]してから[[《リミッター解除》]]を[[発動]]した場合、《異次元からの帰還》の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[機械族]][[モンスター]]は、[[エンドフェイズ]]時にはどうなりますか。~
A:タイミングが同じなので、どちらの処理を先に行っても良いです。