*《&ruby(いじげん){異次元};からの&ruby(まいそう){埋葬};/Burial from a Different Dimension》 [#uf56ff91]
 速攻魔法(制限カード)
 ゲームから除外されているモンスターカードを3枚まで選択し、
 そのカードを墓地に戻す。

 [[デュエリストパック−十代編2−]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[除外]]されている[[モンスターカード]]を3枚まで[[墓地に戻す]][[効果]]を持つ。~

 [[自分]]の[[除外]]された[[モンスター]]を[[墓地に戻し>墓地に戻す]]、[[サルベージ]]や[[墓地融合]]、[[除外]]を補助できる。~
 また、反対に[[相手]]の[[《D・D・R》]]・[[《異次元からの帰還》]]等の[[発動]]に[[チェーン]]することで[[特殊召喚]]を邪魔する使い方もある。~
 [[《異次元の生還者》]]・[[《異次元の偵察機》]]や、[[《封印の黄金櫃》]]で[[サーチ]]した[[モンスター]]を[[墓地]]に戻したり、[[《ライトレイ ソーサラー》]]など[[ライトレイモンスター>リメイク#v93ca925]]の[[特殊召喚]]も妨害したりすることができる。~
 [[《ディノインフィニティ》]]・[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]の[[弱体化]]や、[[《次元合成師》]]での回収を妨げるのにも使える。~
 「[[除外]]」は重要な[[アドバンテージ]]を稼ぐために使われることもあり、それらを妨害する[[メタカード]]として機能する。~

 単体では上記のような[[メタカード]]としての使用や、[[《黄泉ガエル》]]などが[[除外]]された時の保険、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]程度しか用途が無い。~
 だが、[[デッキ]]によっては極めて強力な[[コンボ]]パーツとなる。~
 [[【アンデット族】]]では[[《馬頭鬼》]]・[[《ゾンビキャリア》]]を再利用できるため非常に便利な[[カード]]。~
 [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]が出せれば、[[コスト]]を[[墓地に戻す]]事で実質的に凶悪な[[除去]][[カード]]にもなる。~
 また、[[墓地]]に[[闇属性]]が存在しなくても、[[除外]]ゾーンに[[闇属性]][[モンスター]]が3枚以上あれば[[特殊召喚]]の補助に使うことができるのも特徴。~
 [[【BF】]]においては[[《BF−大旆のヴァーユ》]]を何度も使いまわせる。[[【ドラゴン族】]]における[[《真紅眼の飛竜》]]も同様。~
 [[《ネクロ・ガードナー》]]の再利用も可能。~
 [[除外]]された[[《ネクロフェイス》]]を[[墓地に戻し>墓地に戻す]]、[[《魂の解放》]]や[[《魂を喰らう者 バズー》]]で再び[[除外]]できる。~
 [[ヴォルカニック]][[デッキ]]では、[[《ファイヤー・ウォール》]]・[[《ヴォルカニック・カウンター》]]による防御をより強固なものにできる。~

 単純に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]として利用するのも良いだろう。~
 [[《ミラクル・フュージョン》]]や[[《オーバーロード・フュージョン》]]の補助としても活用できる。~
 [[《龍の鏡》]]で[[《F・G・D》]]再[[召喚]]や[[《覚醒戦士 クーフーリン》]]の[[コスト]]にも使える。~
 [[天魔神]]で[[除外]]した[[モンスター]]を[[墓地に戻して>墓地に戻す]]2体目以降の[[天魔神]]を[[特殊召喚]]するために使うのも良い。~

-[[《マクロコスモス》]]等の[[効果]]が[[適用]]されている場合でも、この[[カード]]は[[発動]]可能。~
単に「[[戻す]]」というだけであり、その[[効果]]も通常に[[適用]]される事になる。~

-[[《D−HERO デビルガイ》]]などの[[効果]]で[[フィールド]]の[[裏側表示]]の[[モンスター]]が[[裏側表示]]のまま[[除外]]され、それが[[モンスター]]であると分かっている状況でも[[裏側表示]]の[[除外]]された[[モンスター]]を選択することはできない。~

-元々弱い[[カード]]という訳ではなかったが、[[墓地]]の[[モンスターカード]]を[[除外]]するのを[[コスト]]とする[[カード]]が増えた事で更に価値を増した[[カード]]。~
また、[[帰還]]させる[[カード]]が軒並み[[制限>制限カード]]や[[禁止>禁止カード]]となっていたため、[[除外]]ゾーンに置いておく[[メリット]]が少なくなったという要因もある。~
[[《ネクロ・ガードナー》]]・[[《ゾンビキャリア》]]・[[《馬頭鬼》]]・[[《BF−大旆のヴァーユ》]]の再利用、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の[[コスト]]確保に使用すれば、これ1枚で最大3枚もの[[アドバンテージ]]を稼げた。~
最終的に多くの[[ボードアドバンテージ>アドバンテージ]]を稼ぐ性能を評価され、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]で[[制限カード]]に指定された。~

-[[環境]]の変化により非常に有用となった[[カード]]だが、その有用性が見出される頃には既に[[絶版]]で、[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]]において再録されたが[[スーパーレア>Super]]であるためやはり長い間入手困難だった。~
その後[[制限カード]]に指定されようやく需要が落ち着いた後、[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]]にて再録されたため、現在では入手も容易だろう。~

--[[DUEL TERMINAL]]の再録[[カード]]の中で唯一[[スーパーレア>Super]]で収録されている[[魔法カード]]であり、この[[カード]]の有用性は[[KONAMI]]も認めているのだろう。~
ただ[[デッキ]]が10枚しかない[[DUEL TERMINAL]]においては、スキャンできるものの活躍はあまり期待できない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vsエド」(2戦目)で十代が使用。~
[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]と[[《E・HERO スパークマン》]]を[[墓地]]に戻し、[[《融合解除》]]に繋いだ。~
アニメ初期では、[[除外]]された[[モンスター]]を全て[[墓地に戻す]][[効果]]だった模様。~
但し、OCGでは[[《融合解除》]]の[[効果]]が異なるため、これは不可能である。~

--「翔・剣山vs雷丸・氷丸」のタッグ戦で翔が使用。~
[[《システム・ダウン》]]によって[[除外]]された[[《ジャイロイド》]]・[[《トラックロイド》]]を[[墓地に戻した>墓地に戻す]]。~

--「十代vsオブライエン」戦ではオブライエンが使用。~
[[《ヴォルカニック・バレット》]]2体と[[《ヘルフレイムエンペラー》]]を[[墓地に戻し>墓地に戻す]]、[[《ファイヤー・ウォール》]]で全ての[[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぐはずだったが、[[《コンタクト・アウト》]]によって全ての[[攻撃]]を止められず、1体分の[[戦闘ダメージ]]を受けることになる。~
この時、オブライエンが使用した際の[[効果]]はOCGに準拠したものだった。~

--「オブライエンvs笑いの仮面」戦では、笑いの仮面が使用。~
命乞いに成功したと思った彼は、この[[カード]]で《ラフ・ボンバー》3体を[[墓地]]に戻し、再び[[除外]]して大[[ダメージ]]を与え止めを刺そうと企んでいた。~
しかしオブライエンが[[罠カード]]《ドロー・ボム》を[[ドローフェイズ]]に[[発動]]したことで、この[[カード]]を[[発動]]する前に敗北した。~

--「ティラノ剣山vs空野(ミスターT)」では空野が使用。~
剣山が[[魔法カード]]《時空超越》の[[墓地コスト]]として[[除外]]した[[モンスター]]のうち3体を[[墓地]]に[[戻し>戻す]]、[[《ディノインフィニティ》]]の[[攻撃力]]を4000から1000へと引き下げた。~

---「[[デュエリストパック−十代編2−]]」の5つの新[[カード]]の内[[《カードガンナー》]]以外は十代に2回以上使われていない。~
とはいえ、他の多くのキャラも使用しているため、結論からすればこの[[カード]]はあちらの世界でも[[汎用性]]が高いと言える。~

---アニメで登場した当初の[[イラスト]]はOCGと異なっており、後にOCGと同じ仕様に変更された。~

---アニメZEXALの「ドロワvsトロン」戦では、トロンの[[手札]]にあるのが確認できる。~
同[[デュエル]]で使用された[[《紋章獣アバコーンウェイ》]]などの彼の操る[[紋章獣]]との[[シナジー]]を目当てに投入されていたのだろうが、結局は[[発動]]されずに終わった。~
ZEXAL&ruby(セカンド){II};のスポーツデュエル大会の百人一首で置かれていた[[カード]]の1枚。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#w9bd8b5b]
-[[《奇跡の発掘》]]

-[[《終焉の精霊》]]

―[[墓地]]の自身を[[除外]]して[[効果]]を[[発動]]・[[使用]]する[[モンスター]]
-[[儀式魔人]]
-[[音響戦士]]

-[[《ADチェンジャー》]]
-[[《先史遺産コロッサル・ヘッド》]]
-[[《機甲忍者アクア》]]
-[[《黒光りするG》]]
-[[《シールド・ウォリアー》]]
-[[《ダメージ・イーター》]]
-[[《ネクロ・ガードナー》]]
-[[《ネクロ・ディフェンダー》]]
-[[《バルキリー・ナイト》]]
-[[《BF−大旆のヴァーユ》]]
-[[《ヴォルカニック・カウンター》]]
-[[《ヘルウェイ・パトロール》]]
-[[《馬頭鬼》]]
-[[《紋章獣ツインヘッド・イーグル》]]
-[[《紋章獣ユニコーン》]]
-[[《闇・道化師のペーテン》]]
-[[《真紅眼の飛竜》]]

-[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]
-[[《BF−尖鋭のボーラ》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#e79c414c]
-[[【シンクロアンデット】]]
-[[【BF】]]
-[[【ダークモンスター】]]

**収録パック等 [#u58f09da]
-[[デュエリストパック−十代編2−]] DP03-JP026 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP044 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]] SD20-JP029

**FAQ [#vdbf4106]
Q:[[《マクロコスモス》]]の[[効果]]適用中に[[発動]]する事は可能ですか?~
A:はい、[[発動]]する事は可能です。[[対象]]に選択した[[モンスターカード]]を[[持ち主]]の[[墓地に戻します>墓地に戻す]]。(07/12/24)~
  (「[[墓地へ送る]]」ではなく「[[墓地に戻す]]」であるため)

Q:[[《ダンディライオン》]]を[[墓地に戻した>墓地に戻す]]場合、[[《ダンディライオン》]]の[[誘発効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、「[[墓地に戻す]]」処理であるので、「[[墓地へ送られた]]時」に[[発動条件]]を満たす[[効果モンスター]]の[[誘発効果]]は[[発動]]しません。

Q:[[墓地]]以外から[[除外]]されたものは、《異次元からの埋葬》の[[効果]]を適用し[[墓地に戻す]]ことができるのでしょうか?~
A:[[墓地]]以外から[[除外]]された[[カード]]でも、[[墓地に戻す]]ことが可能です。

Q:[[墓地に戻す]][[モンスター]]を選択するタイミングは[[効果発動時]]ですか、それとも[[効果解決時]]ですか?~
A:[[効果発動時]]に[[除外]]されている[[モンスター]]を[[対象]]に選択します。(10/07/17)