*《&ruby(いじげん){異次元};の&ruby(しめいしゃ){指名者};/D.D. Designator》 [#s242d8dc]
 通常魔法
 カード名を1つ宣言する。
 相手の手札を確認し、宣言したカードが相手の手札に存在する場合、
 そのカード1枚をゲームから除外する。
 宣言したカードが相手の手札に存在しなかった場合、
 自分の手札をランダムに1枚ゲームから除外する。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[カード名]][[宣言]]型の[[手札破壊]][[効果]]を持った[[通常魔法]]。~
 [[通常罠]]の[[《マインドクラッシュ》]]と[[相互互換]]関係にあり、不確定要素の大きい[[手札破壊]][[効果]]と[[ピーピング]][[効果]]を持つ。~

 基本的には[[《押収》]]や[[《ダスト・シュート》]]等の[[ピーピング]][[効果]]を持つカードとの[[コンボ]]で力を発揮する。~
 または相手が[[サーチ]]・[[サルベージ]]をした後など、[[手札]]にあるカードが把握できている状態で使用すれば[[1:1交換]]となる。~
 [[除外]]してしまうので、特殊な[[デッキ]]でもない限りは再利用さえも封じる。~

 更に[[ピーピング]][[効果]]によって[[相手]]の[[手札]]を確認できる点も見逃せない。~
 [[ピーピング]]後に[[手札破壊]]を行う[[《押収》]]や[[《強引な番兵》]]と比較すると流石に見劣りするが、それでも[[情報アドバンテージ]]を得られるのはやはり大きい。~
 2枚目以降の[[《異次元の指名者》]]や[[《マインドクラッシュ》]]へと繋げれば、[[相手]]の戦略をガタガタにする事も不可能ではないだろう。~
 とはいえ外してしまった場合は2:0交換。[[相手]]の情報を得られるにしても割には合わない。~

 用途としては、まず[[手札]]に戻った[[《月読命》]]等の[[スピリット]][[モンスター]]や[[《N・グラン・モール》]]を叩き落すこと。~
 前者は[[特殊召喚]]が不可能なのでほぼ確実、後者も[[《化石岩の解放》]]や[[《D・D・R》]]が投入されていない限りは確実に処理できる。~
 各種「[[ガジェット]]」への対策としても有効。容赦なく後続を潰す事ができ、ほぼ確実に弾切れを起こさせることが可能だ。~
 相手の[[墓地]]を肥やさせない点も大きく評価できる。~

 相手の[[フィールド]]に何も無い時に[[《冥府の使者ゴーズ》]]を宣言してみてもいいだろう。~
 [[手札]]にあれば[[除外]]によって[[墓地]]利用まで封じる事ができる。~
 なかった場合は自分の[[手札]]を1枚[[除外]]する事になってしまうが、[[手札]]に無いという確認はできるので安心して[[攻撃宣言]]が行える。~
 同様に相手の行動を待ち構える[[《オネスト》]]や[[《BF−月影のカルート》]]はかなりの狙い目になるだろう。~

 [[【シモッチバーン】]]や[[【エクゾディア】]]で[[《真実の眼》]]と組み合わせて使うと百発百中で当てることが出来るので強力。~
 前者は[[《真実の眼》]]の[[デメリット]]が逆に[[メリット]]になるので気兼ねなく使え、後者は[[特殊勝利]]が目的なので[[デメリット]]を気にする必要がない。

 [[《マインドクラッシュ》]]と違い[[通常魔法]]であるため、[[発動]]タイミングを選ぶ点では劣る。~
 ほとんどの場合、[[サーチ]]・[[サルベージ]][[魔法>魔法カード]]の発動後は、[[手札]]に加えたカードを即座に使用するのが一連の流れである。~
 故に[[相手]][[ターン]]で[[サーチ]]・[[サルベージ]]されたカードを、この[[カード]]で叩き落す事は難しいのだ。~
 勿論、[[《クリッター》]]や[[《聖なる魔術師》]]等のように、こちらの[[ターン]]中に[[手札]]に加えるカードに対しては対処しやすい。~
 しかし、能動的な[[サーチ]]に対応しにくい点では、やはり[[汎用性]]が曇ると言える。~

-[[《マインドクラッシュ》]]とは[[相互互換]]。相違点は以下の通りである。~
優れているのは再利用及び[[無効]]化されにくい事。~
一方、劣るのは[[発動]]タイミングを選ぶ事、[[1:1交換]]以上を望めない事。~
決まった時の[[効果]]の強さではこちらに分があるが、[[汎用性]]という点では[[フリーチェーン]][[カード]]であるあちらの方が圧倒的に優れている。~
こちらが[[無制限カード]]であるのに対し、あちらが[[制限カード]]である事からも、使いやすさに差がある事が伺える。~

-自分の[[手札]]を[[《ネクロフェイス》]]か[[《異次元の偵察機》]]のみにしておき、わざと相手の[[手札]]に存在しないカードを宣言してそれらを[[除外]]するという荒業も存在する。~
[[【ネクロフェイス】]]の場合[[《ネクロフェイス》]]を宣言すれば当たり外れが関係なくなるので安定するだろう。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていたカードの1枚。~

-コナミのゲーム作品において―~
「[[宣言]]」参照。~

**関連カード [#m468e4d5]
-[[《マインドクラッシュ》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《異次元の女戦士》]]

**収録パック等 [#kd217e5c]
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP039 &size(10){[[Super]]};
-[[混沌を制す者]] 306-039 &size(10){[[Super]]};

//**FAQ [#oe9592c6]
//Q:~
//A: