*《&ruby(いせい){異星};の&ruby(さいしゅうせんし){最終戦士};/The Last Warrior from Another Planet》 [#top]
 融合・効果モンスター
 星7/地属性/戦士族/攻2350/守2300
 「ダーク・ヒーロー ゾンバイア」+「魔力吸収球体」
 このカードが特殊召喚に成功した時、
 このカード以外の自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 お互いにモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。

 [[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]]で登場した[[地属性]]・[[戦士族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[特殊召喚に成功した]]時に自身を除いた[[自分]]の[[モンスター]]を全て[[破壊]]する[[誘発効果]]、[[お互い]]の[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]を封印する[[永続効果]]を持つ。~

 [[セット]]以外のあらゆる[[召喚]]行為を封じる高い[[制圧]]能力を持つ。~
 この[[カード]]を[[特殊召喚]]した後は、[[効果]]を[[無効]]化されるか[[除去]]されない限り、[[モンスター]]を[[セット]]することしかできない。~
 高速化する[[環境]]においては[[召喚]]を[[トリガー]]とする[[効果]]を持つ[[モンスター]]や、[[特殊召喚]]で展開を狙うことが多く、この[[効果]]はそういった[[モンスター]]に対して強く刺さる。~

 しかし、一切の[[耐性]]を持たないこの[[カード]]を維持し続けることは難しい。~
 [[戦闘]]や[[モンスター効果]]による[[除去]]に対しては[[召喚]]・[[特殊召喚]]封じである程度カバーできるため、[[魔法・罠カード]]対策を中心に用意したい。~
 一度[[融合召喚]]すれば[[蘇生]]可能となるので、この[[カード]]が[[フィールド]]に存在すると[[腐る]]という欠点はあるが、繰り返しの[[特殊召喚]]を狙う構築とするのも良いだろう。~

 [[特殊召喚]]時に[[自分]][[フィールド]]が[[リセット]]されるため、そのままではこの[[カード]]でしか[[攻撃]]できず、攻め手に欠ける。~
 特にこの[[カード]]で[[戦闘破壊]]できない[[モンスター]]を[[壁]]にされると、戦線の膠着を招くことになる。~
 対処法としては、以下のような物があげられる。~
>
+[[一定期間だけ除外]]する[[効果]]を使う。~
[[特殊召喚]]ではない方法で[[フィールド]]に戻る[[《ヴェルズ・サンダーバード》]]・[[《ゼンマイラビット》]]なら問題なく併用できる他、この[[カード]]を[[一定期間だけ除外]]し、その間に展開するのも手。~
+[[破壊されない]][[耐性]]を持つ[[《M・HERO ヴェイパー》]]・[[《魔王龍 ベエルゼ》]]、この[[カードの効果]]から守れる[[《閃こう竜 スターダスト》]]や[[《宵星の機神ディンギルス》]]・[[《禁じられた聖衣》]]等を併用する。~
+[[セット]]した[[モンスター]]を[[《太陽の書》]]等で[[リバース]]する。~
+[[《聖なる輝き》]]で[[モンスター]]の[[セット]]も封じる。~
+[[《ゴーストリック・ハウス》]]や[[《聖剣クラレント》]]等で[[直接攻撃]]を行う。~
+[[《禁じられた聖杯》]]・[[《赫聖の妖騎士》]]等で一時的に[[効果]]を[[無効]]にしたり、[[《月の書》]]等で[[裏側守備表示]]にしたりして、その間に展開する。~
ただし、この場合は[[相手]]も[[《リビングデッドの呼び声》]]等で[[特殊召喚]]が可能となる。~
+[[貫通]][[ダメージ]][[効果]]を付与する。~
+[[バーン]][[ダメージ]]や[[デッキ切れ]]など[[戦闘]]を介さない形での決着を狙う。~
+[[守備表示]]の[[《No.41 泥睡魔獣バグースカ》]]と併用し、[[発動]]した[[リセット]][[効果]]のみを[[無効]]にする。~
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 維持できれば[[相手]]の行動を大きく制限できるが、維持の難度に加え、[[融合召喚]]自体が抱える[[手札事故]]や消費の多さが欠点となる。~
 [[融合素材]]となる[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]・[[《魔力吸収球体》]]は単体の性能自体はまずまずだが、[[属性]]・[[種族]]が異なり[[サポートカード]]の共有が困難となる。~

// [[《デビル・フランケン》]]ならば[[ライフコスト]]こそあるものの、これらの欠点を無視して[[特殊召喚]]でき、[[環境]]においてもこの方法が主流となっている。~
 どちらか一方のみを採用して他方は[[融合素材代用モンスター]]で賄うという手もある他、[[《融合呪印生物−地》]]での[[特殊召喚]]も狙える。~
 両方を採用する場合、[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]と[[戦士族]][[サポートカード]]を共有できる[[《E・HERO プリズマー》]]・[[《E・HERO ブレイズマン》]]等の[[HERO]]を中心として、[[《魔力吸収球体》]]・[[《沼地の魔神王》]]を投入する手もある。~
 [[《魔力吸収球体》]]・[[《沼地の魔神王》]]が[[水属性]]のため、この[[カード]]と相性の良い[[《E・HERO アブソルートZero》]]・[[《M・HERO ヴェイパー》]]も利用しやすくなる。~
 また[[《サルベージ》]]にも両者が対応するので、これらによる[[融合召喚]]を狙い、[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]を採用しない構築も考えられる。~

 この[[カード]]の[[融合素材]]のどちらかが[[デッキ]]以外の場所([[手札]]・[[フィールド]]・[[墓地]]・[[除外]])に存在するなら、[[《烙印融合》]]から間接的に[[融合召喚]]できる。~
 ([[手札]]には[[《融合徴兵》]]、[[フィールド]]には[[《融合派兵》]]、[[墓地]]には[[《おろかな埋葬》]]、[[除外]]には[[《封印の黄金櫃》]]で用意可能。)~
 [[闇属性]]の[[融合素材代用モンスター]]と[[《アルバスの落胤》]]を[[融合素材]]として[[《神炎竜ルベリオン》]]を[[融合召喚]]し、[[手札]]に[[融合素材]]があるなら[[発動]][[コスト]]で[[捨て>捨てる]]、その[[効果]]で[[融合素材]]と[[融合素材代用モンスター]]を[[戻せ>戻す]]ばこの[[カード]]が[[融合召喚]]できる。~
 ([[手札]]から[[捨てる]]場合は[[コストを払う]]前の段階で何かしら[[融合召喚]]可能な[[モンスター]]が[[エクストラデッキ]]にいなければ[[発動]]自体ができないが、[[《アルバスの落胤》]]と[[《神炎竜ルベリオン》]]で[[融合召喚]]可能な[[《深淵竜アルバ・レナトゥス》]]・[[《氷剣竜ミラジェイド》]]・[[《烙印竜アルビオン》]]等があれば問題ない。)~
 [[手札]]・[[フィールド]]・[[墓地]]に[[融合素材代用モンスター]]が存在する場合は、代わりに[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]と[[《アルバスの落胤》]]を[[融合素材]]として[[《神炎竜ルベリオン》]]を[[融合召喚]]する事でもこの[[カード]]が[[融合召喚]]できる。~
 [[《烙印開幕》]]が[[墓地]]にあれば、この[[カード]]の[[融合召喚]]成功時の[[効果]]による[[《神炎竜ルベリオン》]]の[[破壊]]を肩代わりできる。~
 [[《烙印開幕》]]は[[《烙印融合》]]を[[サーチ]]できる[[《デスピアの導化アルベル》]]を[[リクルート]]できるので相性が良い。~

-[[《ラストバトル!》]]が[[禁止カード]]となる前は、[[1ターンキル]][[コンボ]]に用いられていた。~
[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]と同じ原理で、[[相手]]の[[特殊召喚]]を封じて確実に勝利できたのである。~
また、[[《突然変異》]]が[[禁止カード]]となる前も、[[特殊召喚]]候補として採用されていた。~

-[[《聖なる輝き》]]との[[コンボ]]による[[ロック]]は、[[《ダーク・シムルグ》]]でも可能。~
[[《亜空間物質転送装置》]]で一方を[[除外]]した後にもう一方を[[特殊召喚]]すれば、[[エンドフェイズ]]時に[[ロック]]が完成する。~
更に[[《魔封じの芳香》]]を[[発動]]できれば、[[相手]]は[[カード]]を[[フィールド]]に[[プレイ]]することがほぼ不可能になる。~
//必要枚数が多くほぼ[[ネタ]]ではあるが、[[【アロマシムルグ】>【アロマ・コントロール】#Simorgh]]に[[《デビル・フランケン》]]と[[《亜空間物質転送装置》]]を投入すれば、実現できなくはない。~

-[[墓地]]から[[《ギブ&テイク》]]で[[相手]]の[[フィールド]]に[[送りつける>送りつけ]]事で、[[相手]]の他の[[モンスター]]を全滅させる事もできる。~
[[《拷問車輪》]]での[[ロック]]や[[《所有者の刻印》]]での[[コントロール]]回収等のアフターケアが必要ではあるが。~

-2016年中盤の[[環境]]では[[《デビル・フランケン》]]を採用した[[【メタルフォーゼ】]]で利用されていた。~
この[[カード]]で[[相手]]の展開を封じている間に[[手札]]や[[墓地]]を整え、邪魔になったタイミングで[[メタルフォーゼ]]の[[ペンデュラム効果]]でこの[[カード]]を[[破壊]]。~
[[伏せカード]]を[[除去]]して[[ペンデュラム召喚]]と[[融合召喚]]で大量展開を行い、そのまま1[[ターン]]でゲームエンドまで持って行くという動きが可能であった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-V第14話でティオが持っていたマルコの[[カード]]の中に確認できる。~
第21話において、遊矢が読んでいた雑誌「Dステップ」の記事の[[《魔力吸収球体》]]の解説では、「みんな大好き『異星の最終戦士』の[[融合素材]]にもなれる」という記述があった。~
[[融合召喚]]が流行っていない世界ではあるが、人気のようだ。~

-コナミのゲーム作品において―~
元はDM3で登場したゲームオリジナル[[モンスター]]。~
「星を守るため戦い続ける しかし星にはもう彼しかいない」という悲劇的な[[フレイバー・テキスト]]であった。~
[[フィールド]]にただ1人残って[[侵入者>召喚]]を拒み続ける[[OCG]]での[[モンスター効果]]も、この[[テキスト>フレイバー・テキスト]]からきたものだろう。
--DSのゲームでは、[[《魔力吸収球体》]]が収録されていない作品もあった。~
DM6では、[[《デビル・フランケン》]]でこの[[カード]]を[[特殊召喚]]しても[[自分]]の[[モンスター]]が[[破壊]]されないバグがある。~

**関連カード [#card]
-[[《暴君の自暴自棄》]]

-[[《超魔神イド》]]

-[[お互いの特殊召喚を封じる永続効果を持つモンスター>《昇霊術師 ジョウゲン》#like2]]

―[[融合素材]]
-[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]
-[[《魔力吸収球体》]]

//―《異星の最終戦士》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【聖なる輝き】]]
-[[【ラストバトル!】]]
-[[【デビル・フランケン】]]
--[[【デビフラフォーゼ】>【メタルフォーゼ】#decktype1]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]] LN-26 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-109 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP012 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP012 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

Q:[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]のような、[[トークン]]生成[[カード]]による[[トークン]]の[[特殊召喚]]は可能ですか?~
A:[[トークン]]も[[モンスター]]扱いなので、[[特殊召喚]]できません。(08/05/24)

Q:《異星の最終戦士》が[[フィールド]]上に存在するときに、[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]](《異星の最終戦士》以外を[[生け贄]]でも)を[[発動]]することはできますか?~
A:いいえ、どちらでもできません。(09/07/30)

Q:《異星の最終戦士》の[[効果]]が[[適用]]されているときに、[[《死者蘇生》]]は[[発動]]することができますか?~
A:いいえ、できません。(08/05/24)

Q:《異星の最終戦士》[[適用]]中に[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]を[[発動]]できますか?~
//A:いいえ、できません。(10/03/07)
A:[[カードの発動]]は行うことができます。~
  《異星の最終戦士》[[適用]]中に(1)の[[効果]]は通常通り[[適用]]されますが、(2)の[[効果]]の[[融合モンスター]]を[[融合召喚]]する処理は[[適用]]されません。(17/03/24)
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=11283&keyword=&tag=-1

Q:《異星の最終戦士》を[[生け贄]]に、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:いいえ、できません。(08/06/06)

Q:この[[モンスター]]を[[生け贄]]にして[[召喚]]を行うことはできますか?~
A:いいえ、できません。(08/05/27)

Q:この[[カード]]を[[シンクロ素材]]にできますか?~
A:いいえ、できません。(09/02/03)

Q:この[[カード]]を[[エクシーズ素材]]にできますか?~
A:いいえ、できません。(13/03/28)

Q:[[相手]][[フィールド]]に《異星の最終戦士》が、[[自分]][[フィールド]]に[[《D−HERO Bloo−D》]]が存在しています。~
  [[《D−HERO Bloo−D》]]を[[リリース]]し[[アドバンス召喚]]をしようとする場合、どうなりますか?~
A:その場合、[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]をすることができません。(17/12/21)

Q:[[相手]][[フィールド]]に《異星の最終戦士》が、[[自分]][[フィールド]]に[[《D−HERO Bloo−D》]]が存在しています。~
  [[《D−HERO Bloo−D》]]を[[除外]]し[[《異次元の精霊》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:その場合、[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[除外]]し[[《異次元の精霊》]]を[[特殊召喚]]することができません。(17/12/21)

Q:[[相手]][[フィールド]]に《異星の最終戦士》が、[[自分]][[フィールド]]に[[《D−HERO Bloo−D》]]が存在しています。~
  [[《D−HERO Bloo−D》]]を[[融合素材]]に[[《融合》]]で[[融合召喚]]を行うことができますか?~
A:その場合、[[《融合》]]を[[発動]]すること自体ができません。(17/12/21)

Q:[[相手]][[フィールド]]に《異星の最終戦士》が、[[自分]][[フィールド]]に[[《D−HERO Bloo−D》]]が存在しています。~
  [[《D−HERO Bloo−D》]]を[[破壊]]し[[《真竜皇アグニマズドV》]]([[破壊]]と[[特殊召喚]]が同時扱い)を[[特殊召喚]]できますか?~
A:その場合、[[《真竜皇アグニマズドV》]]の[[効果]]を[[発動]]し、「[[手札]]及び[[自分]][[フィールド]]の[[表側表示]][[モンスター]]の中から、[[炎属性]][[モンスター]]を含む[[モンスター]]2体を[[破壊]]し、この[[カード]]を[[手札]]から[[特殊召喚]]」する処理を行うことができます。(17/12/21)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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