遊戯王カードWiki - 《一族の結束》のバックアップ(No.42)

《一族(いちぞく)の結束(けっそく)/Solidarity》 †

永続魔法
自分の墓地に存在するモンスターの元々の種族が
１種類のみの場合、自分フィールド上に表側表示で存在する
その種族のモンスターの攻撃力は８００ポイントアップする。

　ANCIENT PROPHECYで登場した永続魔法。
　墓地のモンスターの種族が１種類のみの場合、その種族の攻撃力を強化する効果を持つ。

　種族が統一されたデッキにとっては、大きな戦力強化となるカードである。
　800ポイントという上昇量は大きく、下級アタッカーの攻撃力は平均的な上級モンスターを超え、上級モンスターの攻撃力は最上級モンスターを超えるので、戦闘で優位に立つことができる。

　《強者の苦痛》と比較すると、デッキに依存する点、墓地にモンスターが必要である点、相手からの直接攻撃のダメージを減らせない点で劣る。
　一方、レベル７以下のモンスターでは変化量が高い点、《奈落の落とし穴》等の効果範囲に入る相手モンスターが減らない点、相手への直接攻撃のダメージを増やせる点では有利である。

　ただし、種族の統一がほぼ必須となるため、《クリッター》・《ライオウ》などの優秀なカードは、それぞれの種族のデッキで無い限り採用することが難しくなる。
　無理矢理にでも採用するのなら、除外・サルベージギミックが必要となるだろう。
　また、シンクロ召喚のギミックを取り入れているデッキでは腐ることがあるのが難点。
　汎用性の高い《氷結界の龍ブリューナク》等を積極的に使いづらくなる。
　とはいえ、【ＢＦ】や【アンデット族】で使えないかというとそんな事はなく、シンクロ召喚をあえて行わない戦術をこのカードによって取る事もできるだろう。
　このターンで決めてしまえるのなら《氷結界の龍ブリューナク》などを積極的にシンクロ召喚するのも悪くない戦術である。

このカードを使用するにあたり、以下の点を覚えておきたい。
- 墓地にモンスターが存在しなければ効果が適用されない。
- 墓地のモンスターの種族さえ統一されていれば効果は適用される。
  例えば自分の墓地にあるモンスターが戦士族のみで、自分の場に戦士族と魔法使い族がいても戦士族だけは強化される。
  しかし魔法使い族モンスターが墓地に送られた?場合は、別の場所に除去しない限りこのカードの効果が消えてしまう。

必然的に戦士族に完全統一する【不死武士ターボ】?、関連モンスターが全て戦士族の【六武衆】とは相性抜群である。
《不死武士》が毎ターン蘇生する攻撃力2000のアタッカーとなると考えれば十分に脅威であろう。
また、戦士族にはレベル５～８までシンクロモンスターが揃っている為、このカードを入れたまま【戦士族】にシンクロ召喚のギミックも組み込める。

コナミのゲーム作品において―
タッグフォース４では、なんと９種のパックにウルトラレアで入っているカード。
そのため、１～２種目のコンプリート狙いなどの非常に早い段階で３枚揃ってしまうということが定番で、その後の非常に長い間には他のウルトラレアのカードの出現を邪魔する存在になってしまっている。
なので同ゲームのプレイヤー間では「ハズレカード」としておなじみになっている。