*《一族の掟/The Regulation of Tride》 [#jfd96cc0]
*《&ruby(いちぞく){一族};の&ruby(おきて){掟};/The Regulation of Tribe》 [#top]
 永続罠
 発動時に1種類の種族を宣言する。
 その種族のモンスターは攻撃宣言ができない。
 自分のスタンバイフェイズ毎に
 モンスター1体を生け贄に捧げなければこのカードを破壊する。
 ※[[テキスト]]中の「[[生け贄]]」は「[[リリース]]」を指す。~

 [[《DNA改造手術》]]との組み合わせによって[[効果]]を発揮するカード…と言いたいところだが、この[[効果]]は[[自分]]と[[相手]]、両方が受けてしまう。~
 つまり[[《DNA改造手術》]]を使うと互いに[[攻撃]]できなくなるという悲惨な状態になる。~
 (せいぜい[[攻撃]]できるのは罠の[[効果を受けない]][[《E・HERO ワイルドマン》]]や[[《天下人 紫炎》]]ぐらい)~
~
 これだけでも使いどころに困るうえ、1[[ターン]]毎に[[モンスター]]1体の[[生け贄]]が必要というのも厳しい。~
~
 [[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]を使うか、[[《DNA改造手術》]]と[[コンボ]]を組ませるなら[[《虫除けバリアー》]]のほうが効果的といえる。
 [[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]毎に[[モンスター]]1体を[[リリース]]しなければ[[自壊]]する[[維持コスト]]と、[[発動]]時に[[宣言]]した[[種族]]の[[モンスター]]の[[攻撃宣言]]を封じる[[効果]]を持つ。~

 一方、[[【暗黒界】]]や[[HERO]]など、[[種族]]の限られている[[相手]]に使うにはまだ効果がある。~
 また、状況によって敵[[モンスター]]が1匹しか存在しないor[[攻撃]]してこない場合は多々ある。~
 その場合のみ[[《威嚇する咆哮》]]のように使える。~
 [[羊トークン]]や使い終わった[[リバース効果]][[モンスター]]など価値の低い[[モンスター]]を食わせて、長期にわたって[[攻撃]]を防ぐという方法もなくはない。~
 [[《暗黒プテラ》]]と相性がいい。
//《不死武士》は「戦士族モンスターの生け贄召喚以外の生け贄にはできない」ので、《一族の掟》のコストには使えない、故に修正します。
 [[種族]]統一[[デッキ]]にはやや手痛い[[カード]]となる。~
 しかし、[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]で突破される可能性もあり、それら[[汎用性]]の高い[[カード]]に対し使う場合は、時に[[自分]]の[[攻撃宣言]]も封じてしまう。~
 [[《DNA改造手術》]]と組み合わせる場合、[[自分]]だけ[[攻撃]]できる[[《虫除けバリアー》]]を使う方が効果的である。~
 使いきり目的なら全ての[[攻撃]]を防げる[[《威嚇する咆哮》]]、維持するなら[[コスト]]を問わない[[《強制終了》]]等もある。~

 [[リリース]]で済む都合上、こちらは[[トークン]]や[[《マクロコスモス》]]と組み合わせられる。~
 [[トークン]]を展開できるテーマや、[[《異次元の偵察機》]]を併用すれば[[コスト]]は調達しやすいだろう。~

-[[テキスト]]に明記されてはいないが、[[リリース]]できるのは[[自分]]の[[モンスター]]のみ。~

-2017年5月の質問により、[[維持コスト]]の支払いが任意かどうかという、[[カード]]を使用する際の根本的な点について[[調整中]]との[[裁定]]が出てしまった。~
その後2019年6月に「任意」との裁定が出るまで、まともに[[デュエル]]で使用できない状態となっていた。~
2000年登場とかなり古い[[カード]]でありながら、使用上極めて基本的な事項について、少なくとも2年の長期に渡って[[調整中]]状態が続くのは異例の事である。~

--[[調整中]]の期間の間、デュエルリンクスではこの[[カード]]の[[維持コスト]]の支払いは任意となっていた。

--ちなみに2004年頃は、[[維持コスト]]の支払いが任意だという[[裁定]]が出ていた。~
//http://home.att.ne.jp/moon/puppiy/rule/trap/T2/t2_C05.htm
//この件が[[調整中]]と判明したのは2017年5月に行われた質問によるものだが、いつから[[調整中]]になっていたのかは定かではない。~

-「一族の」と名の付いた[[カード]]は[[OCG]]にいくつか存在しており、いずれも「同じ[[種族]]」を参照している。~
ただ、後発の2枚には複数の共通点があるのに対し、この[[カード]]はあまり関係が無い。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版「バトルシティ編」での準決勝戦の対戦相手決定を行うバトルロイヤルにて闇遊戯が使用。~
海馬の[[《ブラッド・ヴォルス》]]の[[攻撃]]を妨害した。~
原作ではこのカードは登場せず「隣り合うプレイヤーなら援護が許される」という特別ルールにより海馬の攻撃を妨害。~
これが決闘開始前の席配列時に不平等になるためか、アニメ版ではこのカードを使うことで修正された。
アニメ版「バトルシティ編」での準決勝戦の対戦[[相手]]決定を行うバトルロイヤルにて闇遊戯が使用。~
[[獣戦士族]]を[[宣言]]し、海馬の[[《ブラッド・ヴォルス》]]の城之内への[[直接攻撃]]を妨害した。~

//**関連カード
//-[[]]
//(先頭のスラッシュを削除すると表示されるようになります。)
--原作ではこの[[カード]]は登場せず、「隣り合う[[プレイヤー]]なら援護が許される」という特別ルールにより[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]で海馬の[[攻撃]]を防いだ。~
しかし、この時何故か[[反射ダメージ]]が発生しなかった上に、磯野の「席順に意味はない」という発言とも矛盾していたが、アニメ版ではこの[[カード]]が代わりに使われたことでこれらの問題点が解消されている。~

**収録パック等 [#i38f6b3c]
--[[発動]]時には、[[カード]]から鎖が飛び出し、対象の[[モンスター]]を拘束する演出がなされた。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};では、第141話のおまけパートで登場。~
遊馬が&ruby(らぞく){裸族};を[[宣言]]したため、年中全裸のアストラルは動きを封じられてしまった。~
この時の[[テキスト]]は、現物としては存在しない第8期の仕様で書かれていた。~
その[[テキスト]]では「または、[[リリース]]せずにこの[[カード]]を[[破壊]]する」という内容が確認できる事から、[[任意効果]]となっている。~

-コナミのゲーム作品において―~
「デュエルリンクス」においては上記の縁で遊馬が使用した際に専用のセリフがある。~
セリフの上では裸族を[[宣言]]しアストラルの[[攻撃]]を封じるのだが、それとは別にちゃんと[[種族]]を[[宣言]]し[[効果]]を[[適用]]できる。~

**関連カード [#card]
-[[《強制終了》]]
-[[《エレメンタル・アブソーバー》]]

―類似[[カード名]]
-[[《一族の結束》]]
-[[《一族の結集》]]

//―《一族の掟》が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]] CA-27
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-115
-[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]] CA-27

**FAQ [#fd56befa]
Q:~
A:
**FAQ [#faq]
Q:[[《王宮のお触れ》]]が存在する時でも[[モンスター]]を[[リリース]]しなければ[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。(12/10/20)

Q:この[[カード]]の[[維持コスト]]の支払いは強制ですか?~
//A:[[調整中]]。(17/05/19)~
//18/09/06再質問。引き続き調整中。
A:いいえ、[[モンスター]]を[[リリース]]せずに[[破壊]]できます。(19/06/17)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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