*《&ruby(うちゅう){宇宙};の&ruby(しゅうしゅく){収縮};/Spatial Collapse》 [#top]
 永続罠
 それぞれのフィールド上に存在しているカードが
 5枚以下の場合に発動する事ができる。
 お互いにフィールド上に出せるカードの合計枚数は5枚までになる。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[フィールド]]に出せる[[カード]]の枚数を5枚以下に制限する[[ルール介入]]型[[カード]]。~

 今日の[[デュエル]]では[[フィールドのカード]]が5枚を超える状況も多く、[[ペンデュラム召喚]]系[[デッキ]]等には特によく[[刺さる]]。~
 ただ、[[自分]]も5枚制限が掛かってしまうのがネック。~
 [[相手]]は5枚[[カード]]が使えるのに対し、こちらはこの[[カード]]を維持する必要があるため自由に使える[[カード]]は4枚であり、一方的に不利である。~

 この[[カード]]が真価を発揮するのは他の[[カード]]と組み合わせ、[[フィールドのカード]]を5枚にし、さらにそれらを処理できない状態に持ち込んだ場合である。~
 [[トークン]]も[[フィールドのカード]]としてカウントされるため、[[《おジャマトリオ》]]などと併用すれば新たな[[カード]]の[[発動]]を制限できる。~
 もっとも、[[トークン]]を[[リンク素材]]にすれば数を減らせるため、[[ロック]]するのであれば[[《虚無魔人》]]などで[[特殊召喚]]も封じたり、[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を制限する[[《心鎮壷》]]なども併用したい。~

-[[マスタールール3]]以前では[[トークン]]の数を減らすには[[シンクロ素材]]、[[リリース]]に使う必要があった。~
[[シンクロ召喚]]には別途[[チューナー]]が必要であり、[[リリース]]に制限のある[[《おジャマトリオ》]]を組み合わせる形の[[【コスモロック】]]が[[ロック]]としては結構な強度を誇っていた。~
ここに[[《生贄封じの仮面》]]を加えればさらに強固となり、かつての[[【トランス】]]以上とも言われていた。~
[[【ドローゴー】]]等、一部の相性の良い[[デッキ]]のアクセントとして使われることもあった。~
しかし、[[新マスタールール]]において、[[トークン]]を[[リンク素材]]にできるようになり、簡単に数を減らせるようになったことから強度は大きく下がった。~

-宇宙の収縮(ビッグクランチ/Big Crunch)とは、いずれ迎えるとされる「宇宙の終焉」の仮説の一つである。~
宇宙はビッグバンによって膨張を開始したとされているが、ビッグクランチが起こると宇宙は自身の重力で収縮へと転じる。~
その後は、全ての物質と時空は無次元の特異点に収束するとされる。~

--[[英語名]]は「空間の崩壊」となっている。~

-原作・アニメにおいて―~
原作のデュエルディスクは、[[フィールド]]に出せる[[カード]]の上限が5枚までだった。

--アニメGXの「十代vsツバインシュタイン」戦においてツバインシュタインが使用した[[魔法カード]]《決闘定数》の[[イラスト]]に確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2007>ゲーム付属カード#WCS2007]]、[[2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]の専用[[禁止・制限カード]]リストでは[[禁止カード]]に指定されている。~
理由はもちろん、[[【コスモロック】]]の阻止だろう。~

--遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONではなかなか実装されず、2007年10月12日にマイレージ入手[[カード]]としてようやく実装された。~
処理が複雑化するからか、もしくは[[【コスモロック】]]の台頭を警戒したのか、その真相は不明である。

**関連カード [#card]
-[[《狭き通路》]]

-[[《バブル・クラッシュ》]]

-[[《収縮》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【コスモロック】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[混沌を制す者]] 306-051
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP051

**FAQ [#faq]
Q:[[《地盤沈下》]]で2箇所を使用不能にした時、《宇宙の収縮》で制限される5枚に含まれますか?~
A:[[フィールド]]に[[カード]]を出している訳ではないので含みません。~

Q:[[罠モンスター]]は何枚として数えますか?~
A:1枚として数えます。

Q:[[チェーン]][[《おジャマトリオ》]]等で[[効果処理時]]に[[フィールドのカード]]が6枚以上となった場合、どう処理しますか?~
A:その場合、この[[カード]]の[[効果処理時]]にその[[プレイヤー]]の[[フィールドのカード]]が5枚になるように[[墓地]]へ送ります。(10/07/10)

Q:[[《王宮のお触れ》]]等で[[無効]]になっているとき、[[カード]]が6枚以上出されました。~
  その後でこの[[カード]]が再び有効になった場合、どう処理しますか?~
A:[[カード]]を6枚以上[[コントロール]]している[[プレイヤー]]が、[[フィールドのカード]]が5枚になるように選んで[[墓地]]へ送ります。(11/05/30)

Q:《宇宙の収縮》[[適用]]中、[[相手]][[フィールド]]に3枚以上の[[カード]]がある場合、[[《おジャマトリオ》]]で[[相手]][[フィールド]]に[[トークン]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:[[発動]]することで[[フィールドのカード]]が6枚以上になる場合、その[[効果の発動]]自体不可能です。(08/11/04)

Q:この[[カード]]が存在し[[フィールド]]が5枚埋まっている時に[[フィールド]]に存在する[[モンスター]]を[[リリース]]して[[手札]]から[[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]できますか?~
A:できます。(09/02/24)

Q:この[[カード]]が存在し[[フィールド]]が5枚埋まっている時に[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]を行えますか?~
A:はい、行えます。(13/07/27)

Q:この[[カード]]が存在し[[フィールド]]が5枚埋まっている時に[[《非常食》]]を[[手札]]から[[発動]]できますか?~
 ([[《非常食》]]の[[コスト]]で[[魔法・罠カード]]を[[墓地]]へ送り空きを作っての[[発動]]ができるかどうか)~
A:できません。(12/12/02)

Q:この[[カード]]が存在し[[フィールド]]が[[フィールド魔法]]を含めて5枚埋まっている時に別の[[フィールド魔法]]を[[手札]]から[[発動]]できますか?~
A:はい、その場合でも[[発動]]及び[[セット]]できます。(13/07/27)

Q:[[《フュージョン・ゲート》]]を含めて5枚の[[カード]]が[[フィールド]]にある時、[[手札]]の[[モンスター]]のみを[[融合素材]]にして[[融合召喚]]を行えますか?~
  ([[モンスター]]のいない[[エクストラモンスターゾーン]]は[[自分]]の[[フィールド]]でも[[相手]]の[[フィールド]]でもないため「5枚まで」に引っ掛からずに[[特殊召喚]]できる?)~
A:その場合、[[《フュージョン・ゲート》]]で[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[融合素材]]にして5枚に収まるのならば[[融合召喚]]ができますが、[[手札]]の[[モンスター]]のみを[[融合素材]]として[[融合召喚]]をすること自体ができません。(18/01/05)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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