永続罠 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される度に、 このカードに皇の鍵カウンターを1つ置く(最大1つまで)。 (2):相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した場合、 このカードの皇の鍵カウンターを1つ取り除いて発動できる。 手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「運命の扉」1枚を墓地へ送り、 EXデッキから光属性の「ホープ」Xモンスター1体をX召喚扱いとして特殊召喚し、 このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
ストラクチャーデッキ−オーバーレイ・ユニバース−で登場した永続罠。
自分フィールドのカードが破壊された場合に自身に皇の鍵カウンターを置く効果、相手のエクストラデッキからの特殊召喚時に皇の鍵カウンターを取り除き、《運命の扉》を墓地へ送ってエクストラデッキから光属性のホープを特殊召喚する効果を持つ。
2つの効果は連動しており、(1)で置いた皇の鍵カウンターを(2)で消費する形となる。
皇の鍵カウンターは1つしか置けず、それによるメリットもないため、(1)は実質(2)の発動条件となっている。
(1)で皇の鍵カウンターを置く条件は自分フィールドのカードの破壊。
相手の行動に任せても条件は容易く満たせるが、自分から自爆特攻や効果破壊を用いて能動的にカウンターを置くのも手。
しかし、自爆特攻や効果破壊は大抵自分ターンにしか行えない場合が多く、永続罠のためにセットして1ターン待つ必要が出てきてしまう。
セットした次の相手ターンに(2)を使うとなると《つり天井》や《激流葬》などを使いたいところ。
(2)の発動条件は相手のエクストラデッキからの特殊召喚。
こちらはほぼ相手依存ではあるが、大抵のデッキはエクストラデッキを活用するため条件としては難しくない。
ただ、その条件から相手が特殊召喚する前に破壊してくる可能性は高く、特殊召喚できるのも相手ターンになりやすいことは意識しておきたい。
エクストラデッキから任意の光属性のホープをエクシーズ召喚扱いで特殊召喚でき、ランク制限などもない。
このカード自体がエクシーズ素材となるためエクシーズ素材を求められる効果の発動も1度は行える。
《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》ならば相手の攻撃表示モンスターを無力化でき、《FNo.0 未来龍皇ホープ》ならば無効効果と破壊耐性により突破されにくい壁となる。
ただし、この効果を適用するには手札・デッキ・フィールドのいずれから《運命の扉》を墓地へ送る必要がある。
あちらはカードパワーが低く実用性に欠けるため、このカードの為に投入したあちらが手札に来るとほぼ1枚分のディスアドバンテージになってしまう。
リスクの1つと捉えて割り切るか、《ゼアル・コンストラクション》等を採用してデッキに戻せるように保険をかけておくのも良い。
採用するにあたって、このカードと《運命の扉》をそれぞれ何枚ずつ採用するかはよく考えたい。
複数ターンに渡ってこの効果を発動できれば見返りは大きいが、単体では事故札の《運命の扉》を複数採用せねばならないリスクを抱えてしまう。
あちらをピン挿しに留めた場合は2枚目以降のこのカードが腐ってしまい、かと言ってこちらも1枚採用ではサーチの難しいこのカード自体が用意しにくくなる。
何らかの手段で墓地へ送られた《運命の扉》を手札かデッキに回収する手もあるが、結局はその回収手段の採用そのものが事故の原因にもなりかねない。
―イラスト関連