永続罠 (1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを発動できる。 その攻撃を無効にする。 その後、このカードは効果モンスター(悪魔族・光・星1・攻/守0)となり、 モンスターゾーンに特殊召喚する。 このカードは罠カードとしても扱う。 (2):このカードの効果でこのカードが特殊召喚されている場合、 自分スタンバイフェイズに自分の墓地から 「希望皇ホープ」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる(同名カードは1枚まで)。 除外した数×500ダメージを相手に与え、そのダメージの数値分だけこのカードの攻撃力をアップする。
ネクスト・チャレンジャーズで登場した永続罠。
罠モンスターの1体であり、相手の直接攻撃を無効にした後に効果モンスターとして特殊召喚される効果、墓地の希望皇ホープを除外することで自己強化及びバーンを行う誘発効果を持つ。
攻撃宣言反応型罠カードに共通するリスクである、発動前に除去される危険性を抱えている。
攻守共に0であるため、最初の攻撃を無効にしたところで追撃されれば戦闘破壊されてしまう。
《宮廷のしきたり》を使えば確実に維持できるものの、それなら他の罠モンスターや《和睦の使者》等で十分なため、防御札としてよりは(2)の効果を活かすことを考えた方がいい。
コストにできる同名カードは1枚までであり、希望皇ホープは同名カード扱いを除いて12種類存在するため、攻撃力とダメージの最大値は6000。
しかし《No.39 希望皇ホープ・ダブル》などで重ねることを考えても、複数種の希望皇ホープを墓地へ送るのは非常に手間がかかり、エクストラデッキの枠も多く取られることになる。
《轟雷帝ザボルグ》を自身の効果で自壊させれば8枚を墓地へ送れるが、目的が相手に知られる上、《轟雷帝ザボルグ》のアドバンス召喚にもカードを割かねばならず、安定しない。
また、そこまでして用意した上で発動条件として直接攻撃を受ける必要もある。
結局のところ、頑張れば大きなダメージや強化は見込めるものの、下準備も発動条件もそこまでの苦労に対し割に合わないと言わざるを得ず、単体での活用は絶望的だろう。
一応、大量に除外した後に《光学迷彩アーマー》を併用すればバーンと直接攻撃で1ターンキルは狙える。
このカードの真価は《運命の契約》の特殊召喚効果を適用させるために必要な点にある。
手札・デッキ・フィールドのどこからでも墓地へ送る事ができるが、このカードの性能の低さから極力デッキから送りたい。
手札に来た場合は《ゼアル・コンストラクション》でデッキに戻したいところ。
あちらで複数体の特殊召喚を狙う場合はこのカードも複数必要となるが、採用しすぎると手札事故となるためバランスはよく考えたい。
墓地へ送られたこのカードをデッキや手札に戻すギミックを採用するのも手だが、そのギミック自体も事故のリスクとなり得るのが難しいところ。
―《運命の扉》が見られるカード