遊戯王カードWiki - 《栄光の聖騎士団》のバックアップ(No.11)

《栄光(えいこう)の聖騎士団(せいきしだん)》 †

速攻魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：自分フィールドの「聖騎士」モンスター１体を対象として発動できる。
その自分のモンスターが装備可能な装備魔法カード１枚をデッキから選び、そのモンスターに装備する。

　EXTREME FORCEで登場する速攻魔法。
　デッキの装備魔法を聖騎士に装備する効果を持つ。

　対象は聖騎士限定であるが、聖騎士が正しい対象となる装備カードなら種類を問わない。
　デッキから装備するのはその装備魔法の発動にはあたらないため、《閃光の双剣－トライス》にあるようなコストを踏み倒すことができる。
　基本的に【聖騎士】で採用される装備魔法は聖剣ばかりとなるが、コンボ狙いで他を採用することも検討できる。

　装備魔法のサーチ用途では《アームズ・ホール》が存在するが、あちらとは異なり通常召喚が可能。
　《アームズ・ホール》は墓地肥やし、サルベージができるというこのカードにはないメリットがあるものの、通常召喚が重要な【聖騎士】においてはこのカードを優先すべきだろう。
　このカード自身も聖騎士に属するため、《円卓の聖騎士》等にカウントできるのも一応は利点となるか。

　このカードを他の装備魔法サーチと比べる場合、やはり速攻魔法である点、即ち実質的な装備魔法のフリーチェーン化を活用したい。
　《聖騎士トリスタン》は聖剣の装備時に除去が行えるため、フリーチェーン除去として活用できる。
　逆に破壊効果にチェーンして《天命の聖剣》等を装備すれば、《禁じられた聖槍》等のような役回りになる。
　聖騎士が攻撃された時に発動して、《巨大化》や《聖剣ガラティーン》等を装備させてコンバットトリックとして使用することもできる。

　初動においては上記のような動きを意識せず、単純に初手で聖剣を確保する手段としても良い。
　《聖騎士モルドレッド》を召喚してこのカードで聖剣を装備すればリクルート効果を即座に使える。
　他にも自分メインフェイズに聖剣を装備したい聖騎士においては、通常魔法の様に使ってしまってもいい。

　総じて、初動の展開パーツの確保、展開後のコンボまでを幅広くサポートできるカードである。
　しかし、それはデッキに意中の装備魔法が残っている場合に限った話であり、手札・墓地に来てしまうと対応しない。
　基本的に装備魔法（聖剣）は早いうちに手札または墓地に確保したいものであり、それが進むほどにこのカードでできることは少なくなる。
　【聖騎士】は手札コスト等もあまり用いないため、このカードは無意味に手札に残り続ける危険性もある。
　初動の展開速度を上げるパーツとして使用し、事故率は度外視してもいいだろう。

「栄光」というカード名とは裏腹にイラストで描かれている聖騎士たちは一様に険しい表情をしている。
《聖騎士ガウェイン》は自らの聖剣の柄を握り、《聖騎士アルトリウス》に至っては玉座から立ち上がり怒りをあらわにしているようにも見える。
イラストで確認できる聖騎士は、いずれもアーサー王伝説においてランスロットと敵対関係にあることが多い聖騎士たちであり、険しい表情と状況から察するにランスロットの視点で描かれたものと考えられる。
また、《聖騎士アルトリウス》の後ろにある「金色の生物が描かれた赤い旗」は《円卓の聖騎士》にも描かれ、聖騎士が集まる場所に掲げられてることから聖騎士の団旗だと思われる。
石造りの壁はよく似ているものの団旗と玉座、円卓の位置が一致しないため、このカードと《円卓の聖騎士》が同じ部屋を描いたものなのかは不明。