通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分のフィールド・墓地から、 魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
ザ・ヴァリュアブル・ブック20 付属カードで登場した通常魔法。
自分フィールド・墓地のモンスターを除外して魔法使い族の融合召喚を行う効果を持つ。
効果としては種族が魔法使い族用となった《龍の鏡》そのものであり、基本的な用途や利点はあちらと共通する。
しかし、魔法使い族はドラゴン族等の他の墓地融合持ちと比べても融合モンスターの種類は少なく、活躍の幅は制限される。
また、他の同効果カードと異なり、1ターンに1度の回数制限がかかっている点も、注意すべき点となる。
魔法使い族の主な融合モンスターが、このカードを必要としない点も大きな欠点となる。
豊富な融合モンスターに繋がる《ブラック・マジシャン》は、蘇生して《ティマイオスの眼》に繋ぐ戦術が主軸のため、墓地融合の有用性は低い。
魔法使い族カテゴリの【シャドール】の場合も、《影依融合》等を持つ上に肝心の融合モンスターは《エルシャドール・ミドラーシュ》・《エルシャドール・アプカローネ》以外は別の種族なので枠が厳しい。
一応、《影依の巫女 エリアル》の効果による帰還へ繋げることができることから採用の余地はある。
汎用性の高い《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》も、【サクリファイス】では《サクリファイス・フュージョン》が存在し、融合素材の緩さから《超融合》との相性が良い。
その他にも、《ミラクルシンクロフュージョン》に対応するもの等を考慮すると、実用性の高い選択肢は非常に少ない。
融合召喚を積極的に行うわけではないが、デュエル中盤以降なら融合素材が墓地に揃いやすいという【魔法使い族】系統のデッキに補助的に採用するのが無難だろうか。
《クインテット・マジシャン》は正規融合素材の確保の難度が高く、5種類を必要とする効果もあるのでうってつけである。
《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》は《ミラクルシンクロフュージョン》にも対応しているが、純【魔法使い族】では《クインテット・マジシャン》と使い分けができるこちらの方が腐りにくい。
融合素材代用モンスターを採用していればとりあえず《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》は出せるので腐る頻度は抑えられる。