*《&ruby(おんねん){怨念};の&ruby(たましい){魂}; &ruby(ごうか){業火};/Goka, the Pyre of Malice》 [#o7d9dd64]
 効果モンスター
 星6/炎属性/アンデット族/攻2200/守1900
 自分フィールド上に炎属性モンスターが存在する場合、
 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
 この方法で特殊召喚に成功した場合、
 自分フィールド上の炎属性モンスター1体を破壊する。
 自分のスタンバイフェイズ時に、自分フィールド上に
 「火の玉トークン」(炎族・炎・星1・攻/守100)を1体守備表示で特殊召喚する。
 自分フィールド上のこのカード以外の炎属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、
 このターンのエンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は500ポイントアップする。

 [[Vジャンプ(2006年5月号開始) 半年間定期購読特典>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[炎属性]]・[[アンデット族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[半上級モンスター]]の1体であり、自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]、[[自分]][[フィールド]]上の[[炎属性]]を[[破壊]]する[[誘発効果]]、[[火の玉トークン]]を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]、自身の[[攻撃力]]を[[強化]]する[[起動効果]]を持つ。

 自身の[[効果]]による[[特殊召喚]]には、[[自分]][[フィールド]]上に[[炎属性]][[モンスター]]が存在するという[[召喚条件]]がある。~
 この[[効果]]を有効活用したい場合は、[[【炎属性】]]のように多くの[[炎属性]][[モンスター]]を[[デッキ]]に投入した方がよいだろう。~
 また、[[特殊召喚]]後に[[炎属性]][[モンスター]]を[[破壊]]するので、基本的な[[ディスアドバンテージ]]は[[生け贄召喚]]と同じである。~
 [[フィールド]]上の[[モンスター]]の有無に関わらず[[特殊召喚]]できるが、この[[カード]]より[[攻撃力]]が低い[[《THE トリッキー》]]とは一長一短である。

 ただし、[[破壊]][[効果]]は[[対象]]によっては[[ディスアドバンテージ]]を回復できる。~
 [[《ネフティスの鳳凰神》]]や[[《ヴォルカニック・バレット》]]を[[破壊]]すれば、[[自己再生]]や[[サーチ]][[効果]]を[[発動]]できるのである。~
 [[《火口に潜む者》]]から[[《ヴォルカニック・ハンマー》]]等に繋げる事もできる。~
 この[[誘発効果]]は[[対象を指定する効果>対象をとる(指定する)効果]]で、[[破壊]]は[[コスト]]ではなく[[効果]]なので、[[特殊召喚]]時の[[破壊]][[対象]]を選んだ時点で[[《火霊術−「紅」》]]で射出すれば[[ライフ・アドバンテージ]]を稼げるという小技も利く。~
 [[《ヴォルカニック・エッジ》]]の[[起動効果]]や、[[《バックファイア》]]の[[効果]]と絡めたりしても、[[ディスアドバンテージ]]を軽減できる。~
 これらの発想は[[《エネミーコントローラー》]]などの[[速攻魔法]]などでも応用できる。この[[カード]]は後述の[[火の玉トークン]]の活用にも有効。

 また、[[火の玉トークン]]を生成する[[誘発効果]]と、[[炎属性]][[モンスター]]を[[生け贄]]にする事で[[攻撃力]]がアップする[[起動効果]]も持つ。~
 この2つの[[効果]]は併せて使っても良いが、[[トークン]]生成能力は、[[壁]]以外にも応用が利くので比較的重宝する。~
 [[スタンバイフェイズ]]という生成タイミングは非常に使い易く、また[[火の玉トークン]]は制限も皆無であり、さながら制限のゆるい[[《スライム増殖炉》]]のように扱えるだろう。~
 [[上級モンスター]]の[[生け贄召喚]]だけでなく[[《超熱血球児》]]の[[攻撃力]][[強化]]や[[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]等々の[[生け贄]]に使うこともできる。~
 なお、[[トークン]]であるため[[墓地に送る]]ことができず、[[《超熱血球児》]]の球に使う事はできない。

 また、[[アンデット族]]なので[[《ミイラの呼び声》]]・[[《ピラミッド・タートル》]]・[[《生者の書−禁断の呪術−》]]で[[特殊召喚]]できる。~
 自身の[[攻撃力]]アップ[[効果]]を使えば、一時的ではあるが[[《ピラミッド・タートル》]]から[[特殊召喚]]できる最高[[攻撃力]]の[[モンスター]]となる。~
 この[[カード]]以外で[[召喚制限]]のない[[炎属性]]の[[アンデット族]]は[[《バーニング・スカルヘッド》]][[《スカル・フレイム》]]が存在する。~
 どちらもゲーム限定の[[カード]]なので財布にはやさしくないが、[[【アンデット族】]]で自己[[特殊召喚]][[効果]]を使いたいのであれば一考に値する。

//-[[特殊召喚]]時の[[破壊]][[効果]]は、[[《DNA移植手術》]]で[[炎属性]]以外を選択することで回避できる。~
//ただし、[[攻撃力]]上昇[[効果]]も使えなくなるので相性自体は微妙なところ。
//そもそも特殊召喚できない
//間違えた、破壊にチェーンしてだった
//裁定はききましたか?

-[[半年間定期購読の特典カード>書籍付属カード#p7209f5e]]のため入手が難しかったが、英語版の[[Crossroads of Chaos]]に[[スーパーレア>Super]]で収録されている。~
さらに、韓国では[[《死霊ゾーマ》]]とのセットで簡単に手に入るので、どうしても入手したい者は一考に値するだろう。

-初の[[炎属性]]・[[アンデット族]][[モンスター]]であった。~
現在では、珍しい存在でもなくなったが。

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXにおける「十代vs三沢」戦にて三沢が使用。~
漫画では、[[永続罠]]《魂のさまよう墓場》の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[火の玉トークン]]3体が[[魔法カード]]《怨念の集結》で[[融合]]した[[融合モンスター]]である。~
[[火の玉トークン]]を1体[[吸収]]するごとに攻守が100アップする[[効果]]で[[強化]]され、2500の[[攻撃力]]で[[《E・HERO ジ・アース》]]と[[相打ち]]を狙うが、[[トークン]]の[[融合]]体([[融合素材]]が[[墓地]]に存在しない)という弱点を[[《融合解除》]]で突かれてしまった。~
ちなみに、結果的には問題ないが、OCG[[効果]]の[[《融合解除》]]では[[相手]]の[[墓地]]に[[素材>融合素材]]が残っていたとしても場に[[融合素材]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]しない。

-神話・伝承において―~
漫画GXで三沢は妖怪関連の[[モンスター]]を使用している事と、[[イラスト]]に鐘が描かれていることから察するに、「&ruby(あんちん きよひめでんせつ){安珍・清姫伝説};」の『道成寺の鐘』の話を元にしているのだろう。~
清姫は安珍という僧侶に恋をするが、そのような気がなかった安珍は清姫を騙して去ってしまう。~
清姫は安珍を追いかけたのだが、尚も安珍は清姫を退けてしまい、それによる怨念から清姫は蛇へと化身してしまう。~
恐れ慄いた安珍は道成寺の鐘の中に隠れたのだが、清姫によって鐘の外から焼き殺され、清姫自身も入水自殺を遂げてしまうという話である。~
[[イラスト]]は清姫が鐘の外から焼き殺す所をイメージしているのだろうが、前述の通り清姫が変化したのは炎の妖怪ではなく蛇の妖怪である。

**関連カード [#gb76388a]
-[[火の玉トークン]]

-[[半上級モンスター]]

-[[《アルカナフォースXVIII−THE MOON》]]

-[[《酒呑童子》]]
-[[《馬頭鬼》]]
-[[《火車》]]
-[[《赤鬼》]]

-[[《スクラップ・オルトロス》]]
-[[《Scrap Breaker》]]

―「[[生け贄]]で[[攻撃力]]が上昇する」[[効果]]
-[[《アイルの小剣士》]]
-[[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]

-[[《D−HERO ダッシュガイ》]]

-[[《幻魔皇ラビエル》]]
-[[《ジュラック・ティラヌス》]]
-[[《デスサイズ・キラー》]]

-[[《E・HERO ジ・アース》]]

**収録パック等 [#g3cd0ac5]
-[[Vジャンプ(2006年5月号開始) 半年間定期購読特典>書籍付属カード#p7209f5e]] VJMP-JP022 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#rcbc37ed]
Q:[[生け贄]]を捧げて[[攻撃力]]を上昇させる[[効果]]は、1[[ターン]]に何回でも使えますか?~
A:はい、この[[起動効果]]は1[[ターン]]に何回でも使えます。

Q:自身の[[特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]する[[フィールド]]の[[炎属性]]を[[破壊]]する[[効果]]は[[チェーン]]に乗りますか?~
A:[[誘発効果]]であり[[チェーン]]に乗ります。