遊戯王カードWiki - 《炎獄魔人ヘル・バーナー》のバックアップ(No.105)

《炎獄魔人(えんごくまじん)ヘル・バーナー/Infernal Incinerator》 †

効果モンスター
星６/炎属性/悪魔族/攻2800/守1800
このカードを除く自分の手札を全て墓地に捨て、
さらに自分フィールド上の攻撃力２０００以上のモンスター１体を
生け贄に捧げなければ通常召喚できない。
相手フィールド上モンスター１体につき
このカードの攻撃力は２００ポイントアップする。 
このカード以外の自分フィールド上のモンスター１体につき
このカードの攻撃力は５００ポイントダウンする。

　※テキスト中の「生け贄」は「リリース」を指す。

　ELEMENTAL ENERGYで登場した炎属性・悪魔族の上級モンスター。
　通常召喚する場合手札全てと特定の攻撃力のモンスターのリリースを要する召喚条件、フィールドのモンスターの数によって攻撃力が増減する永続効果を持つ。

　レベル６以下の通常召喚モンスターで最大の元々の攻撃力を持つが、通常召喚に付随する召喚条件があまりにも重い。
　普通のアドバンス召喚ができないため、特殊召喚モンスター並みの準備を強いられる。
　元々の攻撃力2000以上のモンスターをリリースする場合、《偉大魔獣ガーゼット》であれば攻撃力4000以上を出せる。
　そのため、こちらの全ての手札を捨てるという消費がまったく見合っていない。

　特殊召喚ならデメリットはないが、それなら悪魔族・炎属性共にこのカード以上の攻撃力を持ちデメリットがないモンスターが多くいるのでそちらを狙うべきだろう。
　ペンデュラム召喚であればレベル６以下の通常召喚モンスターで最大の元々の攻撃力を持つ点も活きてくる。
　しかし、ペンデュラム召喚でモンスターを大量展開してしまうと今度は弱体化してしまう。

自己強化を累積させた際の最高攻撃力は相手がエクストラリンクを成立させた場合の4200。
逆に自分が成立させた場合は０になってしまう。

通常召喚を行う際には必ず召喚条件を満たさなければならない。
したがって、リリースをなくす《悪魔の憑代》や、リリースを軽減する《アマリリース》の効果を適用させている状況でも、攻撃力2000以上のモンスターをリリースし、手札を捨てる必要がある。
例え《コストダウン》等によって手札でこのモンスターのレベルを４以下にしても、通常召喚するにはリリースと手札を捨てる行為が必須である。
手札からセットする場合にも同様に召喚条件は適用される。

登場当時から既に攻撃力2000以上の生け贄と手札全てを使うくらいなら《偉大魔獣ガーゼット》を使う方が良いという認識が強かった。
蘇生などを絡めればまた話は別だが、それでも他の最上級モンスターを使う方が良く、あえてこちらを使う意味もそうなかった。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおける「万丈目vs三沢」（１戦目）で万丈目が使用。
《ヘル・アライアンス》（アニメ効果）を装備した《地獄戦士》を生け贄に召喚された。
三沢のフィールドにモンスターが３体存在する事で攻撃力3400となり、一気に勝負をつけようとするも、三沢のカウンター罠《アモルファス・バリア》に攻撃を無効にされ失敗する。
そして、万丈目のデッキを読んでいた三沢の切り札《ウォーター・ドラゴン》により攻撃力を０にされた上で戦闘破壊され敗北した。
後の「万丈目vsゾンビ生徒」戦でも同じく万丈目が使用。
後攻１ターン目に《死者への手向け》の手札コストにした後《早すぎた埋葬》で蘇生し、《巨大化》を装備して１ターンキルを決めた。
また、「十代vsユベル」では、ユベルが使用。
《チェーン・マテリアル》と《超融合》のコンボで融合召喚しようとした12の次元を統一する超融合神の融合素材として選んだレベル６のモンスターがこのカードだった。