*《&ruby(えんごくまじん){炎獄魔人};ヘル・バーナー/Infernal Incinerator》 [#a9564718]
 効果モンスター
 星6/炎属性/悪魔族/攻2800/守1800
 このカードを除く自分の手札を全て墓地に捨て、
 さらに自分フィールド上の攻撃力2000以上のモンスター1体を
 生け贄に捧げなければ通常召喚できない。
 相手フィールド上モンスター1体につき
 このカードの攻撃力は200ポイントアップする。 
 このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体につき、
 このカードの攻撃力は500ポイントダウンする。

 [[ELEMENTAL ENERGY]]で登場した[[炎属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[通常召喚]]に関する制約と、自身の[[ステータス]]を変更する[[効果]]を持つ。~

 [[生け贄]]1体で最高の[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]だが、[[デメリット]]が大きい。~
 [[召喚条件]]が厳しいだけでなく、[[召喚]]後も弱体化の恐れがあるとなっては、あまりにも使い難い。~
 そもそも[[攻撃力]]2000以上の[[モンスター]]を[[生け贄に捧げる]]なら、[[攻撃力]]4000以上の[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]を[[召喚]]できてしまう。~
 [[属性]]・[[種族]]での差別化は流石に無理なので、[[生け贄召喚]]はなるべく避けたいところ。~

 [[【炎属性】]]では一応、[[《UFOタートル》]]で[[召喚]]した[[モンスター]]を[[《バーニングブラッド》]]で強化する等して[[召喚]]を補助できる。~
 また、[[手札]]を捨ててしまうことを、逆に[[メリット]]にすることも可能ではある。~
 [[手札]]が0枚の時に[[効果]]を発揮する[[インフェルニティ]]や[[《破滅へのクイック・ドロー》]]等の[[サポートカード]]となる。~
 ただし、そういった類の[[カード]]は大体[[モンスターカード]]であるため、これの[[弱体化]]は免れない。~
 更に、もっと楽に[[手札]]を0枚にできる[[《凡人の施し》]]が存在するのも辛い所。

 ムリに[[召喚]]は狙わず、[[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《冥界流傀儡術》]]などを活かして、[[墓地]]からの[[特殊召喚]]を狙いたい。~
 [[妥協召喚]]が可能な[[《光神機−桜火》]]や[[半上級モンスター]]の[[《魔導ギガサイバー》]]等で楽に[[蘇生]]できる。~
 [[《火霊術−「紅」》]]で[[元々の攻撃力]]である2800ダメージを与えられるため、[[【ビートバーン】]]の構築にするとよいだろう。~

-この[[カードの効果]]での最高[[攻撃力]]は3800。~
よって、[[生け贄召喚]]ではどうしても[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]に見劣りしてしまう。

-[[手札]]から[[セット]]する場合にも条件がいるため、確実に相手にこの[[カード]]だとばれてしまう。~

-ちなみに、この[[コスト]]が必要な[[召喚]]はあくまでも[[通常召喚]]なので、[[特殊召喚]]には一切制約が無い。~
当然[[特殊召喚モンスター]]でも無いので[[《おろかな埋葬》]]などで[[召喚]]せずに直接[[墓地]]に送ったり[[除外]]したりしても、[[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《異次元からの帰還》]]で問題なく[[蘇生]]、[[帰還]]できる。

-たとえ[[《コストダウン》]]によって[[手札]]でこの[[モンスター]]の[[レベル]]を4にしても、[[通常召喚]]するには[[コスト]]を払わなければいけない。

-当時の[[環境]]から考えてみても、[[生け贄]]の主な候補は[[下級]]の[[デメリット]][[アタッカー]]かすでに[[生け贄召喚]]された[[モンスター]]のみである。~
[[デメリット]][[アタッカー]]のこの[[カード]]をわざわざ使うよりはその[[モンスター]]を使う方が効率が良かっただろう。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「三沢vs万丈目」(1戦目)で万丈目が使用。~
[[《ヘル・アライアンス》]](アニメ[[効果]])を装備した[[《地獄戦士》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]された。~
[[効果]]で[[攻撃力]]を上げ一気に勝負をつけようとするも、三沢の《アモルファス・バリア》に[[攻撃]]を阻まれ失敗。~
そして、万丈目の[[デッキ]]を読んでいた三沢の切り札[[《ウォーター・ドラゴン》]]により[[攻撃力]]を0にされ倒されてしまう。~
後の異世界編で、同じく万丈目がオベリスクブルー生徒(ゾンビ状態)との[[デュエル]]で使用。~
後攻1[[ターン]]目に[[《死者への手向け》]]でこの[[モンスター]]を[[手札コスト]]にし、[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]。~
[[《早すぎた埋葬》]]によってこの[[モンスター]]を[[蘇生]]し、[[《巨大化》]]を装備して[[1ターンキル]]を決めた。~
2度目の異世界編の「十代vs[[ユベル>《ユベル》]]」でも登場。~
[[ユベル>《ユベル》]]が[[《チェーン・マテリアル》]]との[[コンボ]]で[[《超融合》]]により[[融合召喚]]しようとした12の次元を統一する超融合神の[[融合素材]]として選んだ[[レベル]]6の[[モンスター]]がこの[[カード]]だった。

--登場時のこの[[モンスター]]の名前は《火炎魔人ヘル・バーナー》であった。~
[[カード]]化の際の改名に至った経緯は不明である。~
異世界編で再登場したときには《炎獄魔人ヘル・バーナー》と直されていた。

--「今日の最強カード」のコーナーでも[[通常召喚]]の困難さから、[[墓地]]からの[[特殊召喚]]を勧められていた。~
流石のアニメスタッフも、正規の[[召喚]]は困難と判っていたのだろう。

**関連カード [#x42150c6]
-[[《逆ギレパンダ》]]

-[[《銀河眼の光子竜》]]

**収録パック等 [#h1f8d537]
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP072
-[[ELEMENTAL ENERGY]] EEN-JP012 &size(10){([[N-Parallel]])};
-[[デュエリストパック−万丈目編−]] DP2-JP009 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#k8a28eb8]
Q:[[召喚]]時に[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]等の[[暗黒界]][[モンスター]]を捨てた時に[[暗黒界]][[モンスター]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[発動]]しません。[[通常召喚]]の条件として捨てた[[カード]]は「[[効果]]で捨てた」扱いにならないからです。

Q:[[手札]]にこの[[カード]]のみのときにも[[召喚]]はできますか?~
A:できません、必ず二枚以上のときだけです。

Q:[[裏側表示]]の[[攻撃力]]2000以上の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[通常召喚]]はできますか?~
A:できます。(10/09/09)

Q:[[効果]]で[[攻撃力]]が2000未満になった[[元々の攻撃力]]が2000以上の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[通常召喚]]できますか?~
A:できません。(10/09/09)

Q:[[裏側守備表示]]で[[妥協召喚]]された[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]を[[リリース]]して[[通常召喚]]できますか?~
A:できます。(10/09/09)