遊戯王カードWiki - 《炎帝テスタロス》のバックアップ(No.98)

《炎帝(えんてい)テスタロス/Thestalos the Firestorm Monarch》 †

効果モンスター
星６/炎属性/炎族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
相手の手札をランダムに１枚捨てる。
捨てたカードがモンスターカードだった場合、
そのモンスターのレベル×１００ポイントダメージを相手ライフに与える。

　他の帝とは違いハンデス効果であるため、フィールドの状況に左右されずにアドバンス召喚できる。
　ハンデス効果は相手の戦力を削ぎ落とすことができるので、強力な効果であると言える。
　《ダーク・アームド・ドラゴン》等の強力な特殊召喚モンスターをハンデスできれば得られるアドバンテージは大きい。

　難点としては、ハンデス効果がランダムという不確定要素があり、他の帝のように対象をピンポイントに選んで除去できない点である。
　墓地に置かない方がいいカードをハンデスしたり、暗黒界等の効果を発動されたりした場合、アドバンテージを失うことになる。
　《次元の裂け目》を投入すればこの弱点を解消できるが、手札事故の確率も上昇するので注意が必要である。

　ハンデス効果にバーン効果も付随しているが、捨てるカードがランダムなので期待は禁物である。
　バーン効果のダメージ量は低めであるが、状況によっては刺さる場合もある。

　総じて、他の帝にはない「先手を打つ」能力に長けたモンスターであると言える。
　このカードの存在を予想される前にアドバンス召喚して《死者蘇生》等のハンデス効果に弱い強力なカードを捨てさせたい。
　相手がこのカードを警戒してカードを伏せてきたら他の帝で除去すれば良い流れを作り出すことができる。

この誘発効果は強制効果である。
例え相手の手札が《闇より出でし絶望》や暗黒界１枚とわかっていても、捨てさせなければならない。
これらは上述の通り、【次元帝】等で除外カードと併用する事で、ある程度克服できる。

GOLD SERIES 2011に再録された際に、テキストが「墓地に捨てる?」から「捨てる」に変更された。
効果として捨てるので、《次元の裂け目》等で除外される状況でも捨てる事ができることを明確にするためだろう。

登場当初から日本国内の【帝コントロール】での評価は他の帝に比べて低かったが、2007年世界大会の優勝者と４位入賞者は、このカードをデッキに３枚投入していた。
- 当然ながら、手札破壊に強い【暗黒界】の活躍によっても、このカードの評価が変動しやすい。

コナミのゲーム作品において―
WCS2007では【次元帝】を操る対戦相手として登場。
デッキには《炎帝テスタロス》は１枚しか入っていないのに、《氷帝メビウス》が３枚、《雷帝ザボルグ》が２枚入っている。

TAG FORCE 3では炎属性パック「バーニング・ノーブル」のパッケージを飾っているが、何故かレアリティがレアに設定されている。
他の６体の帝もパックパッケージを飾っているが、全てウルトラレアで収録されている。
また同作品には「属性デッキ六人衆」という対戦相手がおり、各々のデッキに属性に合った帝が採用されているが、六帝のうちこのカードだけ何故か採用されていない。
このように何故かアニメやゲーム作品では扱いが悪い。

このカードが登場する遥か昔、DM4のオリジナルカードの中に《炎の帝(ほむらのみかど)》というモンスターが存在した。
だがイラストには似通った点がなく、単なる弱小モンスターに過ぎなかった。

Ｑ：手札を捨てる効果で相手の手札のモンスターが墓地へ行かずに除外された場合はダメージは発生しますか？
Ａ：その場合でもダメージを与えます。(10/05/21)

Ｑ：ハンデスとダメージは同時に処理を行いますか？
Ａ：いいえ、ハンデスの後にダメージを与えます。(13/07/07)

Ｑ：《レベル変換実験室》の効果でレベルが変化したモンスターを捨てた場合、与えるダメージは捨てたモンスターの変化したレベル×１００ポイントですか？
Ａ：いいえ、その場合でも捨てたモンスターに記載されている元々のレベル×１００ポイントのダメージを与えます。(13/07/07)