押収(おうしゅう)/Confiscation》

通常魔法(禁止カード)
1000ライフポイントを払う。
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚選択して墓地に捨てる。

 Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した通常魔法
 ライフコストを払ってピーピング手札破壊を行う。
 ハンデス三種の神器の中では一番コストに見合うカード差が悪いもののやはり強力。
 汎用性が高く、かなりの頻度でデッキに投入されていた。

 1:1交換し、ライフ1000と引き換えに相手手札を見たと考えれば、僅かな代償で2つの事をしているのである。
 しかも、厳密には相手手札で一番厄介なカードを種類を問わずに落としてしまうため、さらに優位に立つ事もできる。
 他の手札破壊カードに比べ、ピーピングが行える点も優秀。

 発動時にコストとして1000ライフが必要なので、デュエル後半においては発動する事がをためらわれる事もあった。
 相手【フルバーン】であった場合、このカードの発動コストライフ1000に泣く事もしばしば。
 対【暗黒界】では相手手札が一枚の時にこれを発動し、それが暗黒界モンスターだった場合は悲惨。
 手札破壊を行うカードがほとんど禁止カードである現在では強く感じるが、このようにあらゆるデッキに通用するカードともいえなかった。

 ライフ差では明らかに《強引な番兵》より弱いといわざるを得ないが、それでも相手手札を操作できる事に変わりない。
 登場当初(第2期初期)は墓地を再利用できるカードが少なかったので、こちらの方が強力だったとも言える。
 実戦においては《強引な番兵》《いたずら好きな双子悪魔》と共に様々なデッキで使用された。

 《魔の取引》の登場で禁止カードになると噂されていたが、07/03/01においても禁止カード指定は免れた。
 《強引な番兵》コストが無く、《いたずら好きな双子悪魔》は2枚もの手札破壊を行うため、このカードが一番マシと判断されたのであろう。
 しかし、07/09/01でついに禁止カードに指定される。
 これにより、元祖ハンデス三種の神器は全て禁止カードとなってしまった。

関連カード

収録パック等