*《&ruby(よみ){黄泉};ガエル/Treeborn Frog》[#eed8561d]
 効果モンスター(制限カード)
 星1/水属性/水族/攻 100/守 100
 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
 自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
 この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が
 表側表示で存在する場合は発動できない。

 [[SHADOW OF INFINITY]]で登場した[[水属性]]・[[水族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時なら、ノーコストで繰り返し[[墓地]]から[[特殊召喚]]する事ができる[[起動効果]]を持つ。~

 何度でも[[自己再生]]できる[[効果]]を備えているため[[アドバンテージ]]を非常に稼ぎやすい。~
 特性に若干の差異はあるが[[禁止カード]]の[[《キラー・スネーク》]]の後継[[モンスター]]といえる。~
 しかし、[[フィールド]]に[[特殊召喚]]できるのがミソであり、[[通常召喚]]権利を使わないことから、[[上級モンスター]]の[[生け贄]]に使用できる。~
 この点が[[《キラー・スネーク》]]よりも優れている点であり、単なる[[下位互換]]と評せない点でもある。~
 [[《エネミーコントローラー》]]や[[《水霊術−「葵」》]]、[[《死のマジック・ボックス》]]等の価値を上げるであろう無限[[コスト]]。~

 [[同名カード]]、魔法・罠のいずれかでも[[フィールド]]上に存在する場合は[[特殊召喚]]不可能という制約があるが、[[効果]]は優秀。~
 [[永続魔法]]や[[永続罠]]、[[フィールド魔法]]等との併用ができないが、[[生け贄召喚]]にも使える無限[[コスト]]である。~
 [[フィールド]]に[[特殊召喚]]されるため、[[通常召喚]]の機会を邪魔せず、[[上級モンスター]]の[[召喚]]サポートに使用できる。~

 [[【帝コントロール】]]や[[【アンデット族】]]等、[[上級モンスター]]が多い[[デッキ]]での活用が見込めるだろう。~
 また、[[任意効果]]であり、[[《サイバー・ドラゴン》]]の[[特殊召喚]]を阻害せず、[[【次元帝】]]と共存できる点も評価できる。~
 [[《キラー・スネーク》]]に代わる、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]に対する抑止力としても使用される。~

 [[《スケープ・ゴート》]]と同じように、[[カードの効果]]による[[生け贄]]にも使用可能。~
 しかし、[[発動]]タイミングを選ぶ罠全般との折り合いが悪く、[[《昇天の角笛》]]等の[[コスト]]には使いづらい。~
 [[発動条件]]のない[[《水霊術−「葵」》]]等ならば、[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]の前に使えば問題なく活用できる。~
 さらに[[《おろかな埋葬》]]での[[サーチ]]に対応し、一旦[[墓地]]に送ってしまえば[[自己再生]]させることができるようになる。~

 [[《イレカエル》]]からの[[サーチ]]、[[効果]][[発動]][[コスト]]両方に対応している点からも相性は抜群に良いと言える。~

 このようにさまざまな角度で[[コスト]]として使用され、[[生け贄]]サポートのなかでも最高級の評価を受けることとなった。~
 そのため初版の[[SHADOW OF INFINITY]]では[[レア>Rare]]であったが、再販された[[EXPERT EDITION Volume.4]]では[[ウルトラレア>Ultra]]に昇格している。~
 現在[[SHADOW OF INFINITY]]は既に絶版の為、膨大な種類が収録されている[[EXPERT EDITION Volume.4]]から当てる以外に無く、少々入手が困難である。

-これは明らかなことだが、[[《次元の裂け目》]]等の[[除外]]系カードに弱い。

-[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]により[[制限カード]]に指定され、現在も[[制限緩和]]はされていない。~
[[《ダンディライオン》]]の[[制限カード]]化と共に[[【獅子黄泉帝】]]系列は大打撃を被った。~

-また、[[レベル]]1であるため[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]への[[《突然変異》]]もできるが、両者共に[[禁止カード]]になってしまった。~

-[[《王虎ワンフー》]]が存在する場合、「[[特殊召喚]]→[[破壊]]→[[特殊召喚]]…」を繰り返すことは可能である。~
実際のプレイであっても、CGI等であっても、明らかな遅延行為なので無駄に繰り返さないように。~

-[[《生還の宝札》]]があれば…と考えてしまうが、魔法・罠が[[フィールド]]上に存在していては[[自己再生]]されない。~

-[[《光と闇の竜》]]の[[無効]]化[[効果]]を完全に腐らせることができる。~
さすがに[[攻撃力]]0にはならないのでこのカード単体では処理しきれないが、大きな[[戦闘ダメージ]]を見込むことができる。

-[[自分]]が[[フィールド魔法]]を[[コントロール]]している場合も、[[自己再生]]が出来ないことに注意。~
このため、[[水属性]]であるものの、[[《伝説の都 アトランティス》]]等の[[フィールド魔法]]を多用するデッキでは効果が発揮されにくい。~
しかし、発揮されにくいだけであって、[[フィールド魔法]]がないときは役に立つだろう。~

-[[《サクリファイス・ロータス》]]や[[《不死武士》]]の登場で、禁止化が懸念されている所もあるが、[[《転生の予言》]]等[[メタカード]]の存在や[[《光と闇の竜》]]の抑制にも一役買っているためどう転ぶかは不明である。~


-かつては[[誘発効果]]に分類されていたが、一時期から[[起動効果]]に分類されるようになった。~
[[効果]]の[[発動]]の仕方に変更があったわけではない。

-日本語名は「黄泉ガエル」⇒「蘇る」(「[[黄泉の国>墓地]]」から「[[帰る>蘇生]]」)を連想させるなんとも面白いネーミングである。



-原作・アニメにおいて―~
GXにおいて、「十代vsプリンセス・ローズ」戦でローズが使用。~
3枚が[[墓地]]へ送られたものの最も優秀な[[自己再生]][[効果]]は使われず、[[《ガエル・サンデス》]]の[[攻撃力]]上昇[[効果]]のみとしての登場だった。~
奇しくもこの回が放送されたのは、《黄泉ガエル》が制限指定された日であった。~
また、ヨハンとギースの[[デュエル]]の終了後、ギースの前に精霊として現れ…~
さらには、ヨハンを探すべく異世界へ向かった十代たちが再会したタニヤの仲間として登場。~
明かりが消え、怯んでいた[[鳥獣族]]たちに[[攻撃]]を仕掛けた。

**関連カード [#kea40e41]
-[[ガエル]]
-[[《ガエル・サンデス》]]

-[[《キラー・スネーク》]]

-[[《きつね火》]]
-[[《リバイバルスライム》]]
-[[《サクリファイス・ロータス》]] 
-[[《不死武士》]]

-[[《ダーク・シムルグ》]]
-[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《フロッグ・バリア》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#m641b17c]
-[[【黄泉帝】]]
-[[【獅子黄泉帝】]]
-[[【獅子黄泉帝軸上級多用】]]
-[[【カエル】]]

**収録パック等 [#t4e26689]
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP145 &size(10){[[Ultra]]};
-[[SHADOW OF INFINITY]] SOI-JP025 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#f1a900ab]
Q:「[[自分]][[フィールド]]上に[[魔法・罠カード]]が存在しない場合」とは[[フィールド魔法]]ゾーンも含みますか?~
A:含みます。[[相手]]が[[コントロール]]する[[フィールド魔法]]カードは存在しても構いませんが[[自分]]が[[フィールド魔法]]を[[コントロール]]している時は条件を満たしません。~

Q:[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時に[[自分]]の[[墓地]]にこのカードが複数存在した場合、このカードを複数[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、[[特殊召喚]]できるのは1体だけです。((なお、現在は[[制限カード]]))

Q:[[《天罰》]]や[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の[[効果]]で無効にされた場合、同一[[ターン]]中に再度この[[効果]]を[[発動]]することは出来ますか?~
A:はい、可能です。~

Q:[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]など[[戦闘破壊]]したモンスター[[無効]]化する[[効果]]を受けた場合、《黄泉ガエル》は[[効果]]を[[発動]]することは出来ますか?~
A:不可能です。~
//[[《天罰》]]の対比として

Q:[[罠モンスター]]が存在するときにこの[[カードの効果]]を[[発動]]出来ますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。~

Q:[[自分]]の[[墓地]]に存在する《黄泉ガエル》の[[効果]]が[[相手]][[フィールド]]上の[[《王宮の弾圧》]]の[[効果]]によって[[無効]]にされました。~
  そこで改めてもう一度《黄泉ガエル》の[[効果]]を[[発動]]する事はできますか?~
A:[[自己再生]][[効果]]には回数制限がないので、[[スタンバイフェイズ]]中であれば何度でも[[効果]][[発動]]が可能です。~