*《&ruby(ヒノカグツチ){火之迦具土};/Hino-Kagu-Tsuchi》 [#b9af8a15]
 スピリットモンスター
 星8/炎属性/炎族/攻2800/守2900
 このカードは特殊召喚できない。
 召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
 また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時に発動する。
 次のターンのドローフェイズのドロー前に相手は手札を全て捨てる。

 [[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した[[炎属性]]・[[炎族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[スピリット]]共通の[[召喚ルール効果]]・[[誘発効果]]と、[[ドローフェイズ]]に[[相手]]の[[手札]]を捨てさせる[[誘発効果]]を持つ。~

 その[[効果]]は[[手札破壊]]系統[[モンスター]]の頂点に君臨している。~
 [[効果]]の[[発動]]は次の[[ドローフェイズ]]と若干のタイムラグはあるが、その間に使用できる[[カード]]は極めて少ないため、回避は困難である。~
 各種[[バウンス]][[カード]]や[[《魔宮の賄賂》]]を併用すると、[[攻撃]]を通しやすくなるだけでなく、[[相手]]の[[手札]]が増える事で[[手札破壊]][[効果]]もより効くようになる。~

 [[最上級モンスター]]、かつ[[スピリット]]であるが故に、[[召喚]]は容易ではない。~
 だが、[[リリース]]要員が確保しやすい[[【帝コントロール】]]や[[【魔轟神】]]、[[【ガエル】]]等、[[通常召喚]]を使わずに展開しやすい[[デッキ]]で[[フィニッシャー]]としての活躍が期待できる。~
 また、[[《死皇帝の陵墓》]]との相性も抜群である。~
 [[《ワーム・ホール》]]・[[《八汰鏡》]]・[[《月の書》]]を使うことで[[手札]]に戻る[[デメリット]]を回避し、毎[[ターン]][[攻撃]]を加えることができる。

 [[《ビッグバン・シュート》]]か[[《H−ヒートハート》]]を併用する事で、[[守備表示]][[モンスター]]が居ても[[効果]]を[[発動]]出来る。~
 特に前者は[[《サイクロン》]]に弱いものの、[[相手]]に装備させてから[[《砂利ケーン》]]で戻せば[[コンボ]]のついでで[[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]可能。~

 爆発力と安定度はトレードオフであり、これらの[[カード]]を[[デッキ]]に加えると[[手札事故]]の危険が跳ね上がる点に注意したい。~
 安定性は低いものの、つい[[効果]]の豪快さに魅かれてしまう、そんな[[カード]]である。~

-最大の天敵は[[【暗黒界】]]。~
最悪の場合、[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]や[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]を複数[[特殊召喚]]され、それらの[[効果]]で[[手札]]も[[フィールド]]の[[カード]]も全て持っていかれてしまう。~
[[相手]]が[[【暗黒界】]]だと判明した場合、[[召喚]]しない方が賢明である。~

-[[チェーンブロック]]は[[戦闘ダメージ]]発生時に作られ、この時点で[[手札破壊]]が確約される。~
[[ドローフェイズ]]の[[手札破壊]]では、[[チェーンブロック]]を作らない。

-[[墓地]]からの[[特殊召喚]]こそ出来ないが、[[《トレード・イン》]]を使えば事故率は下げられるだろう。~
また、[[《アドバンスドロー》]]を駆使して[[デッキ]]を加速させるのも良い。~
その後は[[《死者転生》]]・[[《貪欲な壺》]]なりで[[サルベージ]]すれば問題は無い。~

-[[《古代の機械巨人》]]や[[《神獣王バルバロス》]]の様に、[[《浅すぎた墓穴》]]から[[《炎を支配する者》]]を[[特殊召喚]]すれば無駄が無い。~
[[戦闘ダメージ]]を与えるには[[スピリット]]専用の[[貫通]][[カード]]、[[《草薙剣》]]を使うのも有効。~

-[[Mythological Age −蘇りし魂−]]での[[テキスト]]は
 (前略)
 このカードが相手プレイヤーにダメージを与えた場合、
 次のターン相手は手札を全て捨てる。
と非常に曖昧だったために、処理するタイミングで論争になることも少なくなかった。~
その後、再録時に[[エラッタ]]され、処理手順が分かり易くなった。~

-海外版の[[カード]]では[[イラスト]]に修正を受けている。~
⇒[[海外版イラスト変更カード]]

-[[墓地]]に送られる事で[[特殊召喚]]される[[モンスター]]には要注意。~
[[《闇より出でし絶望》]]ならまだしも、[[《暗黒界の魔神 レイン》]]などが出てきたら目も当てられない。~
また、[[《裁きの龍》]]の[[召喚条件]]を満たしてしまうなど、タイミングを考えないと[[相手]]の[[墓地を肥やす]]ことになりかねない。

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」「闇遊戯vs乃亜」戦で乃亜が使用。~
《地獄炎拳》の[[効果]]で1[[ターン]]の間[[攻撃力]]3000となり、[[《マジシャン・オブ・ブラックカオス》]]を倒した。~
乃亜はこの[[モンスター]]を[[《霊子エネルギー固定装置》]]で場に留まらせる事により、勝利を確信していた。~
[[攻撃]]名は「紅蓮滅殺拳」。~

--なお、この時は遊戯の[[手札]]がゼロであったため、[[効果]]は発揮されていない。

-神話・伝承において―~
日本記紀神話に登場する火神にして忌神。~
天照大御神(アマテラスオオミカミ)、[[ツクヨミ>《月読命》]]、[[スサノオ>《雷帝神》]]の三貴神と父親を同じとする。~
生まれた際に[[母>《伊弉波》]]を焼き殺し、[[父>《伊弉凪》]]の手で葬られている。~

**関連カード [#i7842c8e]
-[[スピリット]]

―《火之迦具土》の姿が見られる[[カード]]
-[[《ラストバトル!》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#xa8ab726]
-[[【上級スピリット】]]
-[[【死皇帝の陵墓】]]

**収録パック等 [#q62afaf6]
-[[Mythological Age −蘇りし魂−]] MA-22 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-063 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP182 &size(10){[[Ultra]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP148 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#l8b26f22]
Q:[[《火之迦具土》]]で[[相手]]に[[ダメージ]]を与えた場合、次の相手ターンの[[ドローフェイズ]]にて、[[相手]]は[[ドロー]]前に[[手札]]を全て[[捨てる]]事になりますが、その[[ドローフェイズ]]が[[《八汰烏》]][[《刻の封印》]][[《死者への供物》]]等の[[効果]]によって[[スキップ]]された場合、[[《火之迦具土》]]の[[効果]]は適用されますか?
また、適用される場合、どのタイミングで適用されますか?~
A:[[《火之迦具土》]]が[[戦闘ダメージ]]を与えた次の[[ドローフェイズ]]が、[[《死者への供物》]]などの[[効果]]によって、[[スキップ]]される場合、[[《火之迦具土》]]の[[効果]]は適用されません。(12/07/20)

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