遊戯王カードWiki - 《華麗なる潜入工作員》のバックアップ(No.53)

《華麗(かれい)なる潜入工作員(せんにゅうこうさくいん)/Tactical Espionage Expert》 †

効果モンスター
星３/地属性/戦士族/攻1300/守1200
このカードが召喚に成功した時、罠カードを発動する事はできない。

　罠カードを発動できない効果は、このモンスターが召喚に成功した時のみ適用される。
　つまり、その後は通常モンスターと変わらない。

　まず《激流葬》や《落とし穴》など特定の罠を食らわないというメリットが第一。
　なお、《奈落の落とし穴》は低攻撃力故に発動されることはないが、フィールド魔法等で攻撃力が上昇していても食らわない事になる。

　第二のメリットとして、召喚に成功した時に《サイクロン》等の速攻魔法を発動すれば、フリーチェーンの罠カードであろうと発動させずに除去出来るコンボを組める。
　これこそが華麗に潜入するメリットなのだろう。
　当然、相手に速攻魔法を発動されても自分は罠カードを発動できないのだが。

この効果は一時的に適用される永続効果でチェーンを作らない。
適用されるのは《華麗なる潜入工作員》を召喚してこのタイミングの優先権をお互いに放棄するまで。
このタイミングで発動した効果（速攻魔法、誘発効果など）によって作られるチェーン処理終了まで罠を発動できない。
一方で《神の宣告》など召喚を無効にする罠には引っかかることも注意。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vs牛尾」（１戦目）において牛尾が使用。
《モンタージュ・ドラゴン》の特殊召喚のコストになった。
また「遊星vsディック」戦終了後、遊星がディックのデッキを確認した際に、デッキに入れてあるのが確認できる。

コナミのゲーム作品において―
元ネタはコナミのゲーム作品『メタルギア』シリーズだと思われるが、主人公のソリッド・スネークとは容姿が大分異なる。
このカードの英語名の「Tactical Espionage Expert」は「メタルギア」のジャンル名の「Tactical Espionage Action」と関連している。

「タッグフォース」シリーズで巨大戦艦やゴエモン等コナミ関係のカードのみが封入されたパック「正午の星座」から入手できるので、意識して作られたのは間違いないだろう。

タッグフォース３ではアモンとコブラのデッキに投入されている。
どちらのデッキでもシナジーもなく相当浮いている存在である。
コブラは元ネタの「スネーク→蛇→ヴェノム」といったネタか、コブラ自身が元特殊部隊の兵士という来歴から、アモンのデッキは自身が潜入調査をしていた経緯からと推測される。
タッグフォース４でも、爬虫類族を使用するキャラのヴェノムデッキにも投入されている。

遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは、６月中旬頃のメンテナンスで、このカード単体が４MP（マイレージポイント）で売り出された。
おそらく同時期に発売された『メタルギアソリッド４』を意識したものだと思われる。

Ｑ：このカードが召喚に成功したターンは罠カードを発動する事ができませんか？
Ａ：いいえ、このカードは召喚に成功した時のみ、罠カードを発動する事ができない効果です。