*《&ruby(かくさん){拡散};する&ruby(はどう){波動};/Diffusion Wave-Motions》 [#ncb984ba]
 通常魔法
 1000ライフポイントを払う。
 自分フィールド上のレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を選択する。
 このターン、選択したモンスターのみが攻撃可能になり、
 相手モンスター全てに1回ずつ攻撃する。
 この攻撃で破壊された効果モンスターの効果は発動しない。

 [[黒魔導の覇者]]で登場した、[[魔法使い族]][[最上級モンスター]]専用の[[通常魔法]]。~
 [[全体攻撃]]能力を付与し、[[モンスター効果]]まで封殺することができる。~

 主な対象は[[《ブラック・マジシャン》]][[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]][[《コスモクイーン》]][[《究極封印神エクゾディオス》]]等か。~
 [[《スケープ・ゴート》]][[《ダンディライオン》]][[《素早いモモンガ》]]等によって[[フィールド]]上に複数体並べられた[[モンスター]]も一気に殲滅することができる。~
 対象の[[モンスター]]が[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]した[[リクルーター]]や[[リバース効果]][[モンスター]]等の[[効果]]は[[無効]]となるため、[[裏側守備表示]][[モンスター]]にも積極的に[[攻撃]]できる。~
 [[《おジャマトリオ》]][[《スケープ・ゴート》]]等で生成された[[トークン]]を[[《究極封印神エクゾディオス》]]に[[全体攻撃]]させれば、比較的簡単に[[特殊勝利]]条件を達成できる。~

 [[効果]]は強力だが、[[魔法使い族]][[最上級モンスター]]が場に存在している必要があるため、[[手札事故]]誘発もありうる。~
 また、他の[[モンスター]]で追撃できなくなる制約が生じるため、[[相手]]を完全に追い詰めるという点では少々力不足である。~
 [[裏側守備表示]][[モンスター]]1体を安全に[[破壊]]するだけなら、[[《抹殺の使徒》]][[《シールドクラッシュ》]]等を使った方が効率がいい。~
 この[[カード]]を使うからには、せめて2体以上は[[モンスター]]を倒したい。

 [[《最終突撃命令》]][[《ビッグバン・シュート》]][[《H−ヒートハート》]]を併用すれば、大[[ダメージ]]を狙える。~
 さらに、[[リクルーター]]や[[リバース効果]][[モンスター]]、[[《異次元の女戦士》]][[《D.D.アサイラント》]]等の[[効果]]を封じることができるのも強力。~
 
 [[《黒魔術のカーテン》]][[《賢者の宝石》]][[《熟練の黒魔術師》]]等で[[《ブラック・マジシャン》]]を[[特殊召喚]]する事で、即座に[[全体攻撃]]できる。~
 ただ、[[発動]]には1000[[ライフコスト]]が必要なので[[《黒魔術のカーテン》]]の[[ライフコスト]]のためにこの[[カード]]が[[発動]]できなくならないように注意。~
 [[《黒魔術のカーテン》]][[《我が身を盾に》]][[《早すぎた埋葬》]]等にも利用できる[[《魔力倹約術》]]によって[[ライフコスト]]は帳消しにできる。~

 [[《正統なる血統》]][[《古のルール》]]を使い、[[《ブラック・マジシャン》]][[《コスモクイーン》]]を[[特殊召喚]]する手もある。~
 [[《正統なる血統》]]を使う際は、[[魔法使い族]]の[[下級]][[通常モンスター]]である[[《ヂェミナイ・エルフ》]]も投入すると良い。

-[[破壊]]した[[効果モンスター]]の[[効果]]は「[[無効]]化される」以前に「[[発動]]しない([[チェーンブロック]]を作らない)」。~
つまり、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]が[[自滅>自壊]]することはなく、[[《光と闇の竜》]]は[[効果]]を無駄に使わないで済む。

-[[《ギブ&テイク》]]を使うことで好みの[[魔法使い族]]モンスターを対象にできる。~

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティ編において、宿命の対決「闇遊戯vs海馬」戦で闇遊戯が[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]に対して使用。~
このときは海馬の[[ターン]]なのに何故か[[手札]]から使われている。~
しかし、原作版の[[《融合解除》]]には[[バトルフェイズ]]を終了させる[[効果]]もあり、既に海馬は[[手札]]がゼロ、さらに場には[[《青眼の白龍》]]3体しかいなかったので[[メインフェイズ]]2をする意味がないと言うことで海馬のターンは強制的に終わってしまったと言うことも考えられる。~
アニメ版では闇遊戯の[[ターン]]で正式に使用され、[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]の[[攻撃]]により宿命の対決に決着をつけた。~
しかし、実はこの[[カード]]を使わずに[[《青眼の白龍》]]一体を[[攻撃]]するだけでも勝利できた。~
いわゆる[[オーバーキル]]である。~

--アニメのドーマ編「闇遊戯vsグリモ」戦でも使用。~
[[《ディメンション・マジック》]]に似た[[速攻魔法]]《魔法大学》([[破壊]][[効果]]が無い代わりに、[[特殊召喚]]した[[魔法使い族]][[モンスター]]の[[レベル]]を2つ上げ、[[攻撃力]]を500増加させる)との[[コンボ]]で[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]に使用した。~
また、参入した羽蛾と竜崎に提供した[[カード]]群のなかにも[[確認]]できることから、ドーマもこの[[カード]]を所有している。~
KCグランプリ編においても、「闇遊戯vsレオン」戦で闇遊戯が使用。~
《ネクロマンシー》との[[コンボ]]で、見事勝利を収めている。

--また、遊戯王Rの「闇遊戯vsカーク・ディクソン」戦でも闇遊戯が使用。~
このときは[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]に対して使用しているが、これは原作では[[レベル]]の制約が無いためであると思われる。~
ちなみに、上記の[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を用いたコンボは、現在なら[[《シンクロ・ヒーロー》]][[《騒々虫》]][[《ギブ&テイク》]]で再現できる。

--アニメGXの179話で武藤遊戯の[[デッキ]](レプリカ)のカードの一部が確認できるのだが、その中にこのカードがある。~

-コナミのゲーム作品において―~
「[[遊戯王ファイブディーズ STARDUST ACCELERATOR - WORLD CHAMPIONSHIP 2009:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2009/]]」においては、この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]、[[魔法>魔法カード]]の[[効果を受けない]][[モンスター]]までもが[[攻撃]]できなくなるバグがあったため、世界大会用制限リストで[[禁止カード]]に指定されている。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]

―[[効果]]関連~
――強制
-[[《究極恐獣》]]

――任意
-[[《阿修羅》]]
-[[《A・O・J サウザンド・アームズ》]]
-[[《神機王ウル》]]

-[[《ヴァリュアブル・アーマー》]]

-[[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]

-[[《E・HERO ワイルドジャギーマン》]]
-[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]

**対応する[[魔法使い族]] [#v18bc45a]
――[[レベル]]7
-[[《魅惑の女王 LV7》]]
-[[《霧の王》]]
-[[《氷結界の交霊師》]]
-[[《風魔神−ヒューガ》]]
-[[《黒魔導の執行官》]]
-[[《ブラック・マジシャン》]]
-[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]

//-[[《髑髏の司祭ヤスシ》]]

-[[《スカルビショップ》]]

-[[《伝説の爆炎使い》]]
-[[《救世の美神ノースウェムコ》]]

-[[《アーカナイト・マジシャン》]]

――[[レベル]]8
-[[《アイス・ブリザード・マスター》]]
-[[《氷の女王》]]
-[[《コスモクイーン》]]
-[[《混沌の黒魔術師》]]
-[[《サイレント・マジシャン LV8》]]

-[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]

-[[《マジシャン・オブ・ブラックカオス》]]

――[[レベル]]9
-[[《アーカナイト・マジシャン/バスター》]]
-[[《黒衣の大賢者》]]
-[[《黒の魔法神官》]]

――[[レベル]]10
-[[《究極封印神エクゾディオス》]]
-[[《ネオス・ワイズマン》]]
//-[[《Testament of The Arcane Lords》]]

**収録パック等 [#hed407da]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP162 &size(10){[[Ultra]]};
-[[黒魔導の覇者]] 303-053 &size(10){[[Secret]]};
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP024

**FAQ [#h52826b0]
//Q:この[[カードの効果]]を受け[[攻撃]]する場合、[[相手]]の場の[[モンスター]]全てに[[攻撃]]しなければなりませんか?~
//A:はい、必ず全てに[[攻撃]]しなければなりません。

Q:[[モンスター]]への[[攻撃]]を[[《魔法の筒》]]で[[無効]]化されました。その[[モンスター]]に対し、同一[[バトルフェイズ]]で再度[[攻撃]]できますか?~
A:いいえ、できません。ただし、他の相手モンスターには攻撃しなければなりません。(09/07/02)~

Q:[[ターン]]内に[[守備表示]]に変更した[[モンスター]]を選択することはできますか?また、その場合、[[表示形式]]はどうなるのですか?~
A:選べますが、[[守備表示]]のままなので、[[攻撃]]できません。

Q:[[発動]][[ターン]]に[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は[[攻撃]]できますか?~
A:[[魔法>魔法カード]][[効果を受けない]]ので[[攻撃]]できます。(07/05/25)

Q:[[《絶対魔法禁止区域》]]がある場合、[[発動]][[ターン]]に[[通常モンスター]]は[[攻撃]]できますか?~
A:[[調整中]](07/05/25)

Q:[[《不運なリポート》]]等により[[バトルフェイズ]]が2回になっていた場合、どう処理しますか?~
A:2回目の[[バトルフェイズ]]も、[[《拡散する波動》]]の[[効果]]を受けた[[モンスター]]が[[全体攻撃]]を行います。(07/10/29)

Q:[[レベル]]を7に上げ、[[《DNA改造手術》]]で[[魔法使い族]]にした[[《ハイパーハンマーヘッド》]](or[[《霞の谷の戦士》]])に[[効果]]を[[適用]]しました。~
この[[《ハイパーハンマーヘッド》]]が[[《霞の谷の雷鳥》]]に[[攻撃]]したところ、相手の[[《和睦の使者》]]が[[適用]]されました。~
この場合、以下の[[無限ループ]]になりますがこの場合の処理はどうなりますか?
+[[《ハイパーハンマーヘッド》]]が[[《霞の谷の雷鳥》]]に[[攻撃]]するが[[戦闘ダメージ]]は通らず[[戦闘破壊]]もされない。
+[[《ハイパーハンマーヘッド》]]の[[効果]][[発動]]、[[《霞の谷の雷鳥》]]を相手の[[手札]]に[[戻す]]。
+[[手札]]に戻った[[《霞の谷の雷鳥》]]が[[強制効果]]により[[特殊召喚]]される。
+''[[《ハイパーハンマーヘッド》]]は、再びその[[《霞の谷の雷鳥》]]に攻撃しなければならない''。
+1に戻る。

※《拡散する波動》の[[全体攻撃]]が強制であるため、停止できないループとなってしまう~
A:[[調整中]](09/05/23)
//ちなみにゲーム版でも停止することはできず、リセットするしかなくなる。←例を書いておいたほうがいいのでは?