通常魔法 1000ライフポイントを払う。 自分フィールド上のレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を選択する。 このターン、選択したモンスターのみが攻撃可能になり、 相手モンスター全てに1回ずつ攻撃する。 この攻撃で破壊された効果モンスターの効果は発動しない。
黒魔導の覇者で登場した通常魔法。
レベル7以上の魔法使い族に全体攻撃能力を与え、この攻撃で戦闘破壊したモンスターの効果を封殺する効果を持つ。
発動までの下準備として、レベル7以上の魔法使い族を配しつつ相手モンスター1体以上と対峙する必要がある。
《トーラの魔導書》といった対象を罠等の妨害から守る手段も用意したい所。
発動できればリクルーター、《スノーマンイーター》やリバース効果モンスター等を恐れず攻撃できる。
《ヒュグロの魔導書》と併用し、単体強化しつつ魔導書を複数枚サーチする事も可能。
現在はモンスターの複数展開に長けたデッキは多く、それらのデッキに対しこのカードで反撃を食らわせられる。
だが、そうした戦術は1ターンキルに直結する場合も少なくないため、猛攻を凌ぎきれず反撃の前に終る時もある。
複数展開のコンボがモンスター除去を兼ねている事も多く、次の自分のターンに新たなレベル7以上の魔法使い族を用意できる公算がいる。
こうした事から、迅速にレベル7以上の魔法使い族を展開するギミックと併用できれば理想。
前述の《ヒュグロの魔導書》と2つの起動効果を共有できる《魔導法士 ジュノン》、リリースを軽減でき伏せカードを気にせず攻撃できる《ブリザード・プリンセス》辺りはその点扱いやすい。
下級モンスターで展開しやすく攻撃力は低いがレベルを自在に操作できる《ガガガマジシャン》も扱いやすい部類で、やはり《ヒュグロの魔導書》や《ワンダー・ワンド》でサポートしていきたい。
同じく魔導書の《ネクロの魔導書》も対象を広げるために役立ち、レベル6以下も候補に入る。
他に折衷しやすいのは、レベル10の《究極封印神エクゾディオス》。
《おジャマトリオ》を使い《究極封印神エクゾディオス》に全体攻撃させれば、簡単とはいかないが特殊勝利条件を満たせる可能性が高くなる。
自身及び、通常モンスター専用のサポートカードを使える《ブラック・マジシャン》も悪くない。
このカードと《黒魔術のカーテン》を併用するとライフがかつかつになるが、《魔力倹約術》でライフコストを帳消しにしたり、《巨大化》で1ターンキルに特化したりするのも手。
《最終突撃命令》・《ビッグバン・シュート》・《H−ヒートハート》を併用すれば、《究極恐獣》のように1ターンキルを狙えない事もない。
《魔導戦士 フォルス》・《龍炎剣の使い手》・《シンクロ・ヒーロー》でレベルを上げたり、《地獄の暴走召喚》で攻撃対象を増やしたり、《ギブ&テイク》でレベルを上げつつ攻撃対象を増やしたりするコンボも可能。
浪漫コンボの域を出ないが、《ドラグニティ−コルセスカ》を装備した闇属性・魔法使い族で全体攻撃を行いエクゾディアパーツを集める事も可能。
全体として安定性に欠ける面があり、ライフコストや味方の攻撃を封じるデメリットも結構痛い。
高レベルの魔法使い族を採用するデッキであっても多用は禁物であり、手札コスト等として活用する手段も考えておきたい。
―効果関連
――強制
――任意
――レベル7
――レベル8
――レベル9
――レベル10
Q:相手フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(10/06/23)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが存在する場合、必ずバトルフェイズを行わなければいけませんか?(バトルフェイズを行わずにターンを終了できますか?)
A:必ずバトルフェイズを行いそのモンスターで全てのモンスターに攻撃しなければいけません。(10/06/23)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが攻撃する前に、相手モンスターが存在しなくなった場合、そのモンスターは直接攻撃できますか?それとも、モンスターに攻撃しなければならないため直接攻撃できませんか?
A:その場合でも直接攻撃を行うことができます。(10/06/23)
Q:上記の状況で直接攻撃を行った後、そのバトルフェイズ中に相手フィールド上にモンスターが特殊召喚された場合、そのモンスターに攻撃をしなければいけませんか?
A:はい、そのモンスターを攻撃しなければなりません。(10/08/29)
Q:モンスターへの攻撃を《魔法の筒》で無効化されました。そのモンスターに対し、同一バトルフェイズで再度攻撃できますか?
A:いいえ、できません。ただし、他の相手モンスターには攻撃しなければなりません。(09/07/02)
Q:ターン内に守備表示に変更したモンスターを選択することはできますか?また、その場合、表示形式はどうなるのですか?
A:選べますが、守備表示のままなので、攻撃できません。
Q:発動ターンに《ホルスの黒炎竜 LV6》は攻撃できますか?
A:魔法効果を受けないので攻撃できます。(07/05/25)
Q:《絶対魔法禁止区域》がある場合、発動ターンに通常モンスターは攻撃できますか?
A:攻撃できます。(10/08/29)
Q:《不運なリポート》等によりバトルフェイズが2回になっていた場合、どう処理しますか?
A:2回目のバトルフェイズも、《拡散する波動》の効果を受けたモンスターが全体攻撃を行います。(07/10/29)
Q:レベルを7に上げ、《DNA改造手術》で魔法使い族にした《ハイパーハンマーヘッド》(or《霞の谷の戦士》)に効果を適用しました。
この《ハイパーハンマーヘッド》が《霞の谷の雷鳥》に攻撃したところ、相手の《和睦の使者》が適用されました。
この場合、以下の無限ループになりますがこの場合の処理はどうなりますか?
※《拡散する波動》の全体攻撃が強制であるため、停止できないループとなってしまう
A:その場合、バトルフェイズに移行・攻撃宣言をしなくても、エンドフェイズに移行できます。無限ループを阻止するための特殊な措置となります。(11/07/16)