*《&ruby(きこうしんりゅう){機皇神龍};アステリスク/Meklord Astro Dragon Asterisk》 [#ic6ed6da]
 効果モンスター
 星10/闇属性/機械族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に「機皇」と名のついたモンスターが
 表側表示で3体以上存在する場合に特殊召喚できる。
 このカードが特殊召喚に成功した時、
 このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
 「機皇」と名のついたモンスターを任意の数だけ選択して墓地へ送る事ができる。
 このカードの攻撃力は、この効果で墓地へ送った
 モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
 また、このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
 自分または相手がシンクロモンスターの特殊召喚に成功した時、
 そのプレイヤーに1000ポイントダメージを与える。
//http://www.yugioh-card.com/en/products/bp-exvc.html

 [[EXTREME VICTORY]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[機皇]][[モンスター]]が3体以上いる場合に[[特殊召喚]]できる[[召喚条件]]、[[特殊召喚]]時に他の[[機皇]]を[[墓地に送って>墓地に送る]]その総[[攻撃力]]を得る[[効果]]、[[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]した[[プレイヤー]]への[[バーン]][[効果]]を持つ。

 [[特殊召喚]]するには3体以上の[[機皇]]を[[フィールド]]に並べる必要があるが、[[《機動要塞フォルテシモ》]]などを駆使すればそこまで難しくはない。~
 だが、[[墓地へ送った>墓地に送る]][[カード]]の[[攻撃力]]をこの[[カード]]に集約するので、2体以上の[[機皇]]を[[墓地]]に送らないとこの[[カード]]を[[特殊召喚]]する意味はほぼ無い。~
 しかし、そうなると[[ボード・アドバンテージ]]が減ってしまい、[[機皇]]の優秀な[[効果]]が使えなくなる。~
 [[機皇兵]]の場合は相乗[[強化]]能力も失うため、総合的な[[ダメージ]]はむしろ下がってしまう。~
 [[耐性]]も一切無く、[[モンスター]]を減らす分、[[除去]]にさらに弱くなる。~
 また、[[《月の書》]]や[[《収縮》]]を使われるだけで攻守0の弱小[[モンスター]]となってしまう。~
 唯一の利点は、[[《カオス・インフィニティ》]]などによって[[自壊]]が確定している[[機皇兵]]や、[[攻撃]]制限の[[デメリット]]が邪魔になった[[機皇帝]]を利用できる点か。

 [[自分]]または[[相手]]が[[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]した時に1000ポイントの[[ダメージ]]を与える[[バーン]][[効果]]を持っている。~
 しかし、[[相手]]の行動に依存する上、[[ダメージ]]量も[[デュエル]]に大きく影響するほどではない。~
 [[シンクロ召喚]]を何度も行い[[アドバンテージ]]を得るタイプの[[デッキ]]にはそれなりの[[ダメージ]]量を誇るが、その前に[[除去]]されることも多い。~
 そもそも、[[シンクロモンスター]]対策ならば[[機皇帝]]でも十分であり、わざわざこの[[カード]]で対策する意義は薄い。~
 また、「[[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]した[[プレイヤー]]」に[[ダメージ]]を与えるため、[[《ギブ&テイク》]]で[[相手]][[フィールド]]上に[[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]しても、[[ダメージ]]を受けるのは[[自分]]である。~
 そのため、[[機皇帝]]でよく[[使用]]される、[[送りつけ]]て吸収する戦術との相性が悪い。

 この[[カード]]を使うとしたら、[[1ターンキル]]用の爆発的な[[攻撃力]]目的に使うこととなる。~
 しかし、この[[カード]]を[[特殊召喚]]できる状況ならば、同様に[[攻撃力]]が底上げでき、総合的な[[ダメージ]]が大きくなる[[《団結の力》]]等の方が使いやすい。~
 [[モンスター]]を選ばず[[汎用性]]もあるため、それらを差し置いてまでこの[[カード]]を採用する余地があるかどうかを考えると、非常に厳しい。~
 一応、[[《リビングデッドの呼び声》]]等で[[相手]][[ターン]]に[[特殊召喚]]した場合も、[[攻撃力]]上昇[[効果]]は[[発動]]する。~
 低[[攻撃力]]の[[機皇]]を場から離し、擬似的な[[《受け継がれる力》]]とすることができる。~
 とはいえ、高[[ステータス]]の[[壁]]として[[ダメージ]]を軽減させるには、やはり複数の[[機皇]]が必要である。

-[[攻撃力]]・[[守備力]]共に0なので、[[《クリッター》]]などの[[サーチ]]、[[《悪夢再び》]]などの[[サルベージ]]に対応している。~
加えて、[[レベル]]は10と高いため、[[《シュレツダー》]]や[[《マシンナーズ・フォートレス》]]などの[[手札コスト]]としては打って付けである。~
もっとも、それだけのために[[事故]]率の高いこの[[カード]]と[[サルベージ]][[カード]]を入れるなら、[[《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》]]や[[《マシンナーズ・カノン》]]など、単体でも使える[[カード]]が他にある。

-理論上の最高[[攻撃力]]は、[[《機皇神マシニクル∞》]]4体([[相手]]からの[[コントロール奪取]]が必要)を[[墓地に送った>墓地に送る]]場合の16000である。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「ジャック&龍亞&龍可vsアポリア」戦においてアポリアが[[使用]]。~
[[《機皇兵ワイゼル・アイン》]]・[[《機皇兵スキエル・アイン》]]・[[《機皇兵グランエル・アイン》]]が存在することで[[手札]]から[[特殊召喚]]される。~
自身の[[効果]]によって[[攻撃力]]を4600にするが、[[《D・ステープラン》]]により[[《機皇兵スキエル・アイン》]]と[[《機皇兵グランエル・アイン》]]を[[守備表示]]にされ、[[《機皇兵ワイゼル・アイン》]]を[[弱体化]]されて[[攻撃力]]を1500まで落とされた。~
龍亞に[[直接攻撃]]した返しの[[ターン]]に[[《ライフ・ストリーム・ドラゴン》]]に[[攻撃]]されるが、[[《機皇兵スキエル・アイン》]]を[[墓地に送る]]事で[[戦闘破壊]]を[[無効]]にする。~
その後、[[《カオス・インフィニティ》]]によって[[攻撃力]]を8300まで上昇するが、[[罠カード]]《シンクロ・ビック・トルネード》と[[カウンター罠]]《フェアリー・ブレス》の[[コンボ]]によって[[攻撃力]]を大幅に下げられ、[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]に[[戦闘破壊]]された。~
[[ダメージ]][[効果]]は数回[[発動]]したが、最初の一回を除き[[《ライフ・ストリーム・ドラゴン》]]に[[無効]]にされている。~
[[攻撃]]名は「インフィニティ・ネメシス・ストリーム」、[[ダメージ]][[効果]]名は「ネメシス・トルネード」。

--アニメでは[[レアリティ]]が[[Ultra]]だった。

--なお、アニメ版の[[テキスト]]は以下の通り。 
 効果モンスター
 星10/闇属性/機械族/攻   0/守   0
 自分フィールド上に「機皇」と名のついたモンスターが
 3体以上存在する場合に手札のこのカードを特殊召喚する事が出来る。
 このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する表側攻撃表示の
 機械族モンスターの攻撃力の合計の数値となる。
 相手はこのカード以外の機械族モンスターに攻撃できない。
 このカードが破壊される場合、自分フィールド上に存在する
 機械族モンスター1体を墓地に送る事で破壊を無効にする。
 このカードが表側表示で存在する場合、
 シンクロモンスターを特殊召喚したプレイヤーは、
 1000ポイントのダメージを受ける。
OCG化において、[[破壊]][[耐性]]と自身以外を[[攻撃対象]]に選択させない[[効果]]が消滅した。~
また、[[効果]]を適用できる[[モンスター]]が[[機械族]]から[[機皇]]に限定された。~
さらに、[[バーン]][[効果]]も、アニメでの初期[[ライフ>ライフポイント]]4000に対する[[ダメージ]]量と比べれば、半減していると言える。~
そして、[[通常召喚]]ができなくなり、[[墓地へ送ら>墓地に送る]]なければ[[攻撃力]]は上がらなくなった。

--アニメ[[効果]]のままだと、この[[カード]]が2枚存在すれば無限に[[攻撃力]]が上がることになる。~
また、[[サーチ]]・[[サルベージ]]手段の多いこの[[カード]]を[[召喚]]すること自体は比較的容易であり、総[[攻撃力]]がすさまじい数値となることも想像できる。~
そのため変更は仕方ないとしても、[[使用]]に耐えない[[レベル]]にまで[[弱体化]]してしまった感がある。

--アニメでは「究極の[[機皇帝]]」と呼ばれていた。~
しかし、OCGでは究極どころか、[[機皇]]の中でも一番扱いにくい[[効果]]となってしまった。~
更に、「究極」でありながら[[《機皇神マシニクル∞》]]よりも[[レベル]]は2低い。~
ちなみにOCG版のこの[[カード]]は、公式サイトで「最強の[[機皇]][[モンスター]]」として紹介されている。

//-コナミのゲーム作品において―~

-神話・伝承において―~
「アステリスク(またはアスタリスク、asterisk)」とは、記述記号の一つで「*」という記号であり、古ギリシア語で「小さい星」を意味する。~
[[イラスト]]では頭部に「*」がデザインされている。

--アニメでこの[[モンスター]]が[[特殊召喚]]される際、「∞」が3つ重なり「*」をかたどる演出がなされた。

--[[攻撃]]名と[[効果]]名にある「ネメシス(Nemesis/Νέμεσις)」は、ギリシア神話に登場する女神のことで、神に仕える人間の無礼に対する、神の憤りと罰を擬人化したものである。~
これは5D'sで[[シンクロ召喚]](に対する人類の愚かさ)が世界の破滅を招いたと、度々語られたことに因んでいると思われる。

**関連カード [#o8e4f001]
-[[機皇]]

-[[《霧の王》]]
-[[《合成魔獣 ガーゼット》]]
-[[《The tyrant NEPTUNE》]]

-[[《E・HERO ジ・アース》]]
-[[《受け継がれる力》]]

-[[《火車》]]

//―《機皇神龍アステリスク》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#b9a9a424]
-[[EXTREME VICTORY]] EXVC-JP015 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#caaeb5ea]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[機皇]]を[[墓地に送る]][[効果]]と、[[シンクロモンスター]]の[[特殊召喚に成功した]]時[[ダメージ]]を与える[[効果]]のどちらも[[誘発効果]]です。~
  なお、[[機皇]]を[[墓地に送る]]のは[[効果解決時]]です。~
  また自身を[[特殊召喚]]する際には、[[チェーンブロック]]を作りません。(11/02/17)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。