遊戯王カードWiki - 《機動要塞フォルテシモ》のバックアップ(No.54)

《機動要塞(きどうようさい)フォルテシモ/Fortissimo the Mobile Fortress》 †

フィールド魔法
１ターンに１度、自分の手札から「機皇兵」と名のついた
モンスター１体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

　機皇兵はその性質上、複数展開する事でボード・アドバンテージを得るだけでなく強化にも繋がる。
　《機皇創出》で機皇兵をサーチすれば、召喚権を温存したまま展開し易くなる。
　《悪夢再び》で《機皇兵ワイゼル・アイン》を回収したり、《根絶の機皇神》で機皇兵をサルベージすれば発動機会も増えるだろう。

　召喚権を温存したまま《機皇兵廠オブリガード》を出せるため、展開サポートとして有用になる。
　例えばあちら経由で《ギアギガントＸ》を出すことで《機皇枢インフィニティ・コア》を召喚、サーチ効果を使うといった事が可能になる。

「フォルテシモ（fortissimo/ff）」とは音楽記号の一つであり、「強く」という意味の「フォルテ」よりも「更に強く」という意味の記号である。
このカードの使用者アポリアの分身であるイリアステルの三皇帝は、それぞれの名前を世界三大テノールから付けられているため、このカードも音楽に関するカード名になったと思われる。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「ジャック＆龍亞＆龍可vsアポリア」戦においてアポリアが使用。
《機皇兵ワイゼル・アイン》を特殊召喚し、機械族主軸でない龍可とジャックにダメージを与えた。
後に龍亞の《Ｄ・ラジカッセン》の特殊召喚に利用され、最終的に《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の効果によって破壊された。
アポリア自身は結局１度しか効果を使用せず、しかもこのカードが原因で相手に反撃のチャンスを与えることになった。

アニメでは以下の効果だった。

１ターンに１度、手札のレベル４以下の機械族モンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
機械族モンスターをコントロールしていないプレイヤーは
自分のターンのエンドフェイズに１００ポイントのダメージを受ける。

OCG化において、微弱だったバーン効果が消え、特殊召喚できるモンスターも機皇兵に限定された。
相手に効果を利用される事はなくなったが、汎用性が大幅に下がっている。

アポリアが永続罠《レベル・カノン》・永続魔法《ロックオン・レーザー》・カウンター罠《ダメージ・ブースト》を発動した際、このフィールドからそれぞれのソリッドビジョンが現れる演出がなされた。
イラストにも、これらのカードが発動している様子が描かれている。
左上から出ているミサイルが《ダメージ・ブースト》、真ん中の左右から出ている8門の大砲が《レベル・カノン》となっている。