記憶破壊者(メモリー・クラッシャー)/Memory Crusher》

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、
相手の融合デッキの枚数×100ポイントダメージを相手ライフに与える。

 SHADOW OF INFINITYで登場した、相手融合デッキの枚数によってダメージ量が変わるトリッキーな効果を持つモンスター
 このカードが登場するまで、融合デッキが200枚を超している者も多かったが、融合デッキはとにかく数が多ければ良いという従来の考え方を一変させた。

 自身の存在と、《突然変異》禁止カード化により、【スタンダード】融合デッキを積むデュエリストが減少したため、効果を活用できる機会は少ない。
 ステータスも貧弱なためサイドデッキにも入れにくいが、環境整備に大きな役割を果たしている。
 【E・HERO】など融合デッキの枚数が多いデッキメタになる。

 モンスター効果によるダメージ《地獄の扉越し銃》相手に移すことができる。
 どうにかコントロール転移して相手にこのモンスター直接攻撃させれば、1ターンキルが可能。
 …だったのだがルール変更によりエクストラデッキ融合デッキ)の上限枚数が15枚となってしまった。
 故に最大でも1500のダメージへと押さえられてしまう事に。

 しかしながら、ギミックそのものは影響を受けて居ないのでコンボは可能。
 その際は《強制転移》《キラー・トマト》は勿論、《死のマジック・ボックス》、場合によっては《シエンの間者》も使う。
 コントロール転移カードは《キラー・トマト》や、リクルートできる《ニュードリュア》とのコンボにも活用できる。
 他に《ダークジェロイド》《スカラベの大群》《イナゴの軍勢》等も採用すると、戦力を整えやすい。
 攻撃力の低い闇属性モンスターを多く採用するのであれば、《死のデッキ破壊ウイルス》《収縮》も採用できる。

 ただ、何しろモンスター効果の特性上、非常に相手に戦術を読まれ易い。
 単体では機能しにくいカードを主軸に据える以上手札事故の危険性も跳ね上がる。
 時にはコントロール転移したこのカードを戦闘で破壊する事等も必要となる。
 こちらから攻撃に使う場合は《財宝への隠し通路》によって直接攻撃を狙うのが有効である。

関連カード

収録パック等