効果モンスター 星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1400 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、 (3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードは自分の墓地の昆虫族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。 (2):このカードの攻撃力は、自分フィールドの他の昆虫族モンスターの数×200アップする。 (3):このカードが戦闘で破壊された時に発動できる。 デッキから「騎甲虫アサルト・ルーラー」以外の「ビートルーパー」モンスター1体を手札に加える。
WORLD PREMIERE PACK 2022で登場する地属性・昆虫族の下級モンスター。
昆虫族1体を墓地コストにして特殊召喚できる効果、自身以外の自分フィールドの昆虫族の数×200自己強化する効果、戦闘破壊された時に同名カード以外のBeetrooper?モンスターをサーチする効果を持つ。
(1)の効果は分類されない効果による自己特殊召喚。
レベル・属性・種族を同じとするモンスターには《ジャイアントワーム》が存在するため、主な役割はあちらのページも参照。
(2)の効果は自己強化。
昆虫族を大量展開した後であれば最大2400、エクストラモンスターゾーンも昆虫族で埋めている場合は2600と下級モンスターとしては破格の攻撃力に達する。
しかし役割としては展開要員であるこのカードはアタッカーよりも各種素材として使いたい場面が多いため、あって困る事はないが役に立つ盤面は少ない。
《ジャイアントワーム》ならば元々の攻撃力がこのカードより上回っているため、アタッカーとして使う場合はあちらに軍配が上がりがち。
自身以外に昆虫族が2体以上並んでいる場合は《ジャイアントワーム》を上回るが、そういった状況では素材として扱われる事の方が多く、総攻撃をかける際には誤差の範疇だろう。
(3)の効果は戦闘破壊をトリガーとするBeetrooper?モンスターのサーチ。
Beetrooper?は全て昆虫族であるため、レベル4ならば《ゴキポール》、レベル5以上ならば《共振虫》でサーチ可能。
それらと比較してもただでさえ戦闘破壊を必要とするサーチは扱い難く、特殊召喚が容易にもかかわらず各種素材に使わずフィールドに残さなければ発動できないこの効果はあまりに受動的に過ぎ、噛み合いが悪い。
自爆特攻でこの効果を活かす場合、(2)の効果と合わせて相手モンスターの攻撃力と同じになるように調整して自爆特攻を仕掛ける事ができる局面もあるかもしれないが、いずれにしろ相手に依存してしまう。
現環境で被戦闘破壊に期待し過ぎる事は難しく、また展開要員であるこのカードをアタッカーにする場面も少ないため、上記の通り同じ召喚条件で特殊召喚できるレベル4・地属性・昆虫族の《ジャイアントワーム》が競合相手となる。
どちらもステータスやサーチカードの対応は大差ないため、主にBeetrooper?に属する事や通常召喚の可不可が差別化要素となるだろう。
このカードは1ターンに1度しか特殊召喚できない代わり、通常召喚も可能なため臨機応変に活用できる。
一方で《ジャイアントワーム》は特殊召喚に1ターンに1度の制約がないため手札に複数保持できれば一気に何体も並べる事ができる反面、墓地にコストとなる昆虫族が存在しないと通常召喚さえできないため、腐る可能性はこちらより高い。
1ターンに1度の制約を気にする場合、2枚だけ採用するのであればこちらと《ジャイアントワーム》をそれぞれピン挿しするという手も考えられる。
両者に共通する事だが、この召喚条件に関しては《共振虫》の効果のトリガーや《Heavy Beetrooper Mighty Neptune》?の召喚条件を満たすために活用でき、【昆虫族】ではメリットに転化しやすい。
―《騎甲虫アサルト・ルーラー》の姿が見られるカード