遊戯王カードWiki - 《儀式の下準備》のバックアップ(No.14)

《儀式(ぎしき)の下準備(したじゅんび)》 †

通常魔法
「儀式の下準備」は１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：デッキから儀式魔法カード１枚を選び、
さらにその儀式魔法カードにカード名が記された
儀式モンスター１体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード２枚を手札に加える。

　１ターンに１度の回数制限こそあるが、コストや発動条件も一切なく、１枚で２枚を手札に加えることができる。
　儀式召喚は消費の多さと事故率が難点となるため、サーチしつつハンド・アドバンテージを獲得できるのは非常に効率が良い。
　もちろん、儀式召喚にはこのカードで手札に加わる２枚に加えてリリースは別個用意が必要となるので、儀式魔人や《メタル・リフレクト・スライム》などリリースに適したものも利用したい。
　《儀式の準備》に対応しなかったレベル８以上の儀式モンスターをサーチできるため、それらを利用するデッキでも採用が見込める。
　墓地からのサルベージもできるため、《トレード・イン》などとレベル８儀式モンスターの併用も見込める。

　このカードでサーチできるものは、儀式魔法によって儀式モンスターの名前を指定している必要があるため、対応する儀式モンスター・儀式魔法はある程度制限される。
　複数の儀式モンスターを併用するものは基本的に対応しないため、単体で儀式モンスターを起用する場合に利用する事になるだろう。

　カテゴリに関係するモンスターを扱うデッキとしては、《カオス・ソルジャー》を扱う【カオス・ソルジャー】や《聖占術姫タロットレイ》を扱う【占術姫】等で採用が見込める。
　儀式軸の【真紅眼の黒竜】なら《ロード・オブ・ザ・レッド》と《黒竜の聖騎士》を使い分けることができる。
　その他では、全体除去を有する《終焉の王デミス》も必要な場面で調達しやすくなるので相性がいい。
　ただし、《高等儀式術》が重要になる【デミスドーザー】とはあまり噛み合わず、そちらへの採用は慎重に判断したい。
　《神光の宣告者》を使う【神光の宣告者】でも採用できるが、こちらも《高等儀式術》との併用には注意。

手札に加えるカードは儀式魔法と儀式モンスターの「２枚」と記されている。
そのため、どちらか一方でも加えられなくなった場合はもう１枚も加えられない。
墓地の儀式モンスターをサルベージしようと発動した際に《リビングデッドの呼び声》で《ライオウ》を蘇生された場合等に起こる事例である。

イラストには、ごちそうを振る舞われて大喜びの《儀式の供物》とそれを見てひそひそと笑いあう怪しげな男達が描かれている。
状況から考えるに、この後に儀式の生贄にされてしまうのだろうか。

自身や《緊急儀式術》のイラストでは全身が小刻みに震えているように描かれていた《儀式の供物》であるが、このイラストではその様子は見られない。震えは生来の物ではないようだ。