永続罠 フィールド上に表側表示で存在する 「宮廷のしきたり」以外の永続罠カードを破壊する事はできない。 「宮廷のしきたり」は、自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
ANCIENT PROPHECYで登場した永続罠。
このカード以外の永続罠の破壊を防ぐ効果を持つ。
除去を防ぐという目的に沿って言うなら、《スターダスト・ドラゴン》やカウンター罠のように個々の脅威に対応していくほうが一般的に汎用性が高いといえる。
しかし永続罠が大量に投入されたデッキにおいて、それらのカードを破壊するために必ずこのカードを経由しなければならないのは、相対する側にとっては非常に鬱陶しい。
使用するならば、ルール介入型の永続罠を複数使用するデッキが適任か。
候補としては、《王宮の弾圧》・《スキルドレイン》・《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》・《マクロコスモス》等が挙げられる。
それらのカードを対象にとった《サイクロン》や《砂塵の大竜巻》にチェーンして発動すれば0:1交換も可能である。
特に《生贄封じの仮面》・《マクロコスモス》・《王宮の弾圧》は前述の《スターダスト・ドラゴン》と相性が悪いので、一考の余地がある。
さらに《スキルドレイン》の場合、魔法・罠カードを除外またはバウンスできる魔法・罠カードがほとんど存在しないため、ほぼ確実に《スキルドレイン》を除去するために相手に余分なカードを消費させられる。
運よく《鳳翼の爆風》などでバウンスできたとしても、そのターンでけりをつけなければ次のターンには再び発動できる。
もちろん、《神炎皇ウリア》との相性は抜群で、永続罠を守りつつ特殊召喚のコストにもできる。
なお《王宮のお触れ》が表側表示でフィールド上に存在してしまうと、このカードそのものの効果が失われてしまうので注意。
以上のように、【ロックバーン】向けのカードである。
【シモッチバーン】においては、このカード自身が永続罠であり、確実にこのカードに対して除去を使わせる事ができる点、相手の永続罠にも効果を及ぼす点において、《偽物のわな》と相互互換であると言える。
また、罠モンスターにも効果が適用される。
戦闘でもカードの効果でも破壊されない、《マシュマロン》を超える最硬クラスの壁モンスターと言えるだろう。
これにより《メタル・リフレクト・スライム》や《死霊ゾーマ》は勿論、《アポピスの化神》や《機動砦 ストロング・ホールド》といった微妙なカードにも使用価値が生まれた。
―イラスト関連
Q:このカードと他の永続罠が場に出ている時に《大嵐》や《ブラック・ローズ・ドラゴン》の効果を発動した場合、このカードだけが破壊されるのですか?
A:はい、このカードのみ破壊されます。(09/04/19)
Q:このカードが表側表示で存在する時に、このカード以外の表側表示で存在する永続罠を対象にして《サイクロン》等を発動する事はできますか?
A:いいえ、対象に選択して発動する事自体できなくなります。(10/06/17)
Q:このカードがセット状態で存在する時に、このカード以外の表側表示で存在する永続罠を対象にして《サイクロン》等を発動され、それにチェーンする形でこのカードを発動した場合、どうなりますか?
A:その場合、《サイクロン》は対象不適切で不発になります。(10/10/14)
Q:このカードが表側表示で存在する時に、このカードと表側表示で存在する永続罠を対象に《ゴッドバードアタック》等を発動する事はできますか?
A:いいえ、対象に選択して発動する事自体できなくなります。(11/05/27)
Q:このカードが表側表示で存在する時に、《マクロコスモス》のカードの発動に対し《神の宣告》を発動できますか?
A:発動できます。(11/04/07)
Q:このカードがセット状態で存在する時に、このカードと表側表示で存在する永続罠を対象に《ゴッドバードアタック》等を発動され、それにチェーンする形でこのカードを発動した場合、どうなりますか?
A:《宮廷のしきたり》のみ破壊されます。(10/10/15)
Q:《王宮のお触れ》等が存在する時にこのカードの効果が無効になっている時に2枚目の《宮廷のしきたり》は発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(09/05/21)
Q:罠モンスターは戦闘やカード効果で破壊されなくなりますか?
A:はい、破壊されなくなります。(10/11/01)
Q:このカードが表側表示で存在している時に、永続罠を発動しました。相手はそれに対して《神の宣告》などのカウンター罠を発動できますか?
A:はい、発動を無効にする効果を含むので可能です。(09/05/31)
Q:このカードが表側表示で存在している時に、特殊召喚する効果を含む永続罠(《リビングデッドの呼び声》や《死霊ゾーマ》等)を発動しました。
相手がそれにチェーンして《王宮の弾圧》を発動した場合、どのように処理しますか?
A:特殊召喚する効果を含む永続罠に対して《王宮の弾圧》を発動した場合、その永続罠の効果は無効になりますが、特に効果の成さない永続罠として魔法&罠カードゾーンに残ります。
《マクロコスモス》の場合、特殊召喚する効果は無効になりますが、魔法&罠カードゾーンに残り続けるため、除外する効果の方は適用されます。(10/06/25)
Q:このカードが表側表示で存在しているときに、《血の沼地》を発動しました。
この場合、《血の沼地》のテキストとの兼ね合いはどうなりますか?
A:フィールドに残り続けます。(10/08/23)
Q:このカードが表側表示で存在しているときに、《マジカルシルクハット》によりこのカードをセットできますか?
A:調整中(11/01/12)
Q:このカードが表側表示で存在しているときに、《マジカルシルクハット》により永続罠をセットした場合どうなりますか?
A:それらは、戦闘や効果で破壊されます。(09/06/28)
Q:《宮廷のしきたり》が発動中に、《ライト・リサイレンス》をセットしました。エンドフェイズ時にこの《ライト・リサイレンス》を対象に《サイクロン》を発動されました。この時、《ライト・リサイレンス》は破壊されますか?
A:《宮廷のしきたり》の効果が適用されている場合でも、裏側表示でセットされている罠カードは破壊されます。(09/05/30)
Q:《宮廷のしきたり》が発動中、相手ターンに《砂塵の大竜巻》の効果で《ライト・リサイレンス》をセットしました。セットされたターンに、この《ライト・リサイレンス》を対象に《おとり人形》を発動されました。この時、《ライト・リサイレンス》は破壊されますか?
A:調整中(11/01/12)
Q:自壊効果を持つ永続罠はどうなりますか?
A:基本的には自壊しませんが、維持コストを払わない(払えない)ことでの自壊は防げません。(10/07/06)
Q:このカードが表側表示で存在している時に、《オーバー・デッド・ライン》を発動し、発動後2回目の自分のエンドフェイズ時に破壊されますか?
A:いいえ、破壊されず、攻撃力がアップする効果も適用され続けます。(09/05/21)
Q:《リミット・リバース》で蘇生したモンスターが守備表示になった場合はどうなりますか?
A:モンスターは破壊されます。《リミット・リバース》がどうなるかは調整中(11/06/20)
Q:《漆黒のパワーストーン》《バベル・タワー》の自壊はどうなりますか?
A:調整中(11/01/12)
Q:《拷問車輪》の対象モンスターが存在しなくなった場合はどうなりますか?
A:《拷問車輪》はフィールド上に残り続けます。(11/02/16)
Q:《宮廷のしきたり》がある場合《集団催眠》の自壊効果はどうなりますか?
A:調整中(11/01/12)
Q:《宮廷のしきたり》が存在するときに、《洗脳光線》でコントロールを得たモンスターのAカウンターがなくなった場合、《洗脳光線》は破壊されますか?
また破壊されない場合、そのモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:その場合《洗脳光線》は破壊されずフィールド上に残ります。
そのモンスターのコントロールは得たままになります。(10/06/05)
Q:複数枚セットされたこのカードが《旧神の印》で同時に表側表示になった場合、自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できないルールは適用されますか?
A:《旧神の印》の効果によってめくったカードの処理は行われないため、そのまま元に戻します。(11/01/12)
Q:《宮廷のしきたり》が存在するときに《リミット・リバース》で《黒曜岩竜》を蘇生しました。この場合はどうなりますか?
A:《黒曜岩竜》の効果で《リミット・リバース》の効果は無効になりますが、《宮廷のしきたり》の効果で《リミット・リバース》は破壊されません。《リミット・リバース》は意味の無いカードとしてフィールドに残り続けます。《黒曜岩竜》は既に対象にとっていませんので、《黒曜岩竜》と《宮廷のしきたり》が破壊されても残ったままです。(11/06/20)