*《&ruby(きゅうきょくほうぎょくしん){究極宝玉神}; レインボー・ドラゴン/Rainbow Dragon》 [#k3f03dbc]
 効果モンスター
 星10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分のフィールド上・墓地に「宝玉獣」と名のついたカードが
 合計7種類存在する場合のみ特殊召喚できる。
 このカードを特殊召喚したターン、以下の効果を発動できない。
 ●自分フィールド上の「宝玉獣」と名のついたモンスターを全て墓地へ送る事で、
 このカードの攻撃力は墓地へ送ったカードの数×1000ポイントアップする。
 この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
 ●自分の墓地の「宝玉獣」と名のついたモンスターを全てゲームから
 除外する事で、フィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。

 [[TACTICAL EVOLUTION]]で登場した[[光属性]]・[[ドラゴン族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 合計7種の[[宝玉獣]]が[[フィールド]]上及び[[墓地]]に揃うことで、[[コスト]]を払わずに[[手札]]から[[特殊召喚]]できる。~
 [[魔法&罠カードゾーン]]に[[永続魔法]]・[[装備魔法]]として存在する[[宝玉獣]]でも[[召喚条件]]を満たすことができる。~
 また、[[究極宝玉神]]の一体である。

 2つの[[効果]]は、[[特殊召喚]]した[[ターン]]に[[発動]]できないという制約がある。~
 [[《虹の引力》]]で[[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[特殊召喚]]してやれば[[除去]]に晒されるリスクを最小限にして次の[[自分]]の[[ターン]]に[[効果]]を[[発動]]できる。~

 1つ目の[[効果]]は、[[宝玉獣]]を全て[[墓地へ送る]]ことで[[攻撃力]]を上昇させる[[誘発即時効果]]である。~
 元々[[攻撃力]]は十分に高いが、一撃必殺を狙うために使え、[[相手]][[ターン]]にも[[発動]]でき、[[チェーンブロック]]を作る。~
 また、いつでも[[発動]]できるので、隣の[[宝玉獣]]が[[攻撃]]や[[効果の対象]]にされた時に回避する手段としても使用できる。~

 2つ目の[[効果]]は、[[墓地]]に存在する[[宝玉獣]]を[[除外]]する事で[[フィールド]]を[[リセット]]する[[起動効果]]である。~
 「[[デッキ]]に[[戻す]]」という最高の[[リセット]]を行うが、自身も[[デッキ]]に戻るため、使いどころが肝心となる。

 [[コスト]]を要求しない[[召喚条件]]なため、大半の[[最上級モンスター]]が苦手とする[[《強制脱出装置》]]・[[《N・グラン・モール》]]等の[[バウンス]][[効果]]に強い。~
 [[フィールド]]や[[墓地]]に[[宝玉獣]]達が残っていれば、すぐに改めて出すことも可能。~
 一方、[[守備力]]は0なので[[《エネミーコントローラー》]]などで[[表示形式]]が変更されると脆い。~
 特に[[モンスター効果]]の場合は、そのまま[[攻撃]]されやすい。~
 しかし[[守備力]]の低さは隣に[[宝玉獣]]が存在すれば[[《地砕き》]]では[[破壊]]されないという利点でもある。~

 7種類の[[宝玉獣]]は代用が利かないので、各種[[宝玉獣]]を最低1体ずつ[[デッキ]]に投入する必要がある。~
 [[《宝玉の氾濫》]]を重視した[[デッキ]]では、[[《宝玉の氾濫》]]を[[発動]]した時点で決着が付きやすく、この[[モンスター]]と7種の[[宝玉獣]]を投入すると安定性が落ちる場合もある。~
 しかし、初めからこの[[カード]]を主力として[[デッキ]]を組めば、この[[モンスター]]の[[特殊召喚]]は([[ステータス]]のわりには)難しくない。~
 [[宝玉獣]]の関連[[カード]]には、「[[デッキ]]から『[[宝玉獣]]』を[[永続魔法]]扱いで[[フィールド]]に出す」という[[効果]]を持つものが多いので、7種の[[宝玉獣]]は比較的簡単に揃えることができる。~
 ただ、序盤に[[ドロー]]しても[[特殊召喚]]するのは難しいので、複数枚投入するより[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]・[[《宝玉の導き》]]・[[《おろかな埋葬》]]・[[《宝玉の樹》]]等で下準備を徹底するのが無難。~
 条件さえ揃えば複数のこの[[カード]]を[[召喚]]できるので、これを狙うのも面白い。~

// また、2つ目の[[効果]]を使用してから[[《次元融合》]]を[[発動]]することで[[宝玉獣]]を大量に並べることもできる。~
// その時[[相手]][[フィールド]]はがら空きなので[[1ターンキル]]も狙える。(もっとも[[《次元融合》]]は08/09/01の時点で[[禁止カード]]だが)~

-1つ目の[[効果]]は[[ダメージステップ]]でも使え、その後も[[攻撃力]]上昇[[効果]]は残り続ける。~
また「[[モンスター]]」を全て[[墓地へ送る]]必要があるので、[[永続魔法]]や[[装備魔法]]扱いの[[宝玉獣]]は[[墓地に送れない>墓地に送る]]。~
1[[ターン]]に何度も使うなら、[[蘇生]]や[[サルベージ]]を駆使したい。

-2つの[[効果]]はどちらも[[コスト]]として[[宝玉獣]]を使う。~

-[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[召喚ルール効果]]なので、[[チェーン]]を作らない。~
なお、[[墓地]]と[[フィールド]]「どちらかに7種類」でも「両方をあわせて7種類」でも条件はクリアとなる。

-初めて[[ホログラフィックレア>Holographic]]となった[[カード]]である。~

-[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]が登場するまで、[[メインデッキ]]に投入できる[[ドラゴン族]][[モンスター]]の中で、最も高い[[攻撃力]]をもつ[[モンスター]]であった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXで登場した[[カード]]であり、幻の[[宝玉獣]]と言われていた。~
[[カード]]化するためには7つの宝玉を収納する石版が必要だったが、ペガサスの執念が結実し石版は発見され、発掘された現場でペガサスにデザインされた。~
その後ヨハンの元に届けられたこの[[カード]]は「十代&ヨハンvsマルタン([[ユベル>《ユベル》]])」戦で初登場している。~
ギースのセリフによると、アニメ内の世界では億単位の価値がある[[カード]]らしい。~
[[攻撃]]名は「オーバー・ザ・レインボー」、1つ目の[[効果]]名は「レインボー・オーバードライブ」。~
//アニメGX第130話再放送時の字幕より。~
アニメでは、一つ目の[[効果]]で[[宝玉獣]]を[[墓地へ送る>墓地に送る]]際に[[魔法&罠カードゾーン]]からも[[墓地へ送る]]ことが可能であった。~

--「ヘルカイザー亮vsヨハン([[ユベル>《ユベル》]])」戦では、「&ruby(アドバンスド){A};宝玉獣」版と思しき[[《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》]]が登場している。~
「十代vsヨハン([[ユベル>《ユベル》]])」戦では[[《超融合》]]によって[[《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》]]からこの[[カード]]へと姿が変化し、[[《E・HERO ネオス》]]と[[融合]]して[[《レインボー・ネオス》]]となった。~
「十代vs[[ユベル>《ユベル》]]」戦ではヨハンから託された[[宝玉獣]][[デッキ]]からこの[[カード]]を抜き出し、十代の[[デッキ]]に投入された事で[[《E・HERO プリズマー》]]によって[[墓地に送られ>墓地に送る]]、[[《レインボー・ネオス》]]へ[[融合]]する役割を果たした。~
なおOCGでは[[《レインボー・ネオス》]]が《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》の[[カード名]]を指定していないので、[[墓地へ送る]]事は不可能である。~

--「十代vsミスターT(ヨハン)」戦でも登場。~
[[《虹の引力》]]によって[[特殊召喚]]され、[[《E・HERO テンペスター》]]を[[戦闘破壊]]した。~
「十代vsヨハンvs藤原」戦でも、[[《虹の引力》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]される。~
自身の[[効果]]でヨハンの[[デッキ]]に戻り、[[罠カード]]《守るべき者》の[[効果]]で[[墓地]]に送られた。~
その後、十代の[[永続魔法]]《&ruby(とも){好敵手};の名前》の[[対象]]となり、[[《融合》]]により[[《レインボー・ネオス》]]となった。~

--存在自体はヨハンの初[[デュエル]]である「十代vsヨハン」戦(1戦目)で示唆されていたが、この時は石板が見つかっておらず、この[[カード]]もまだ生を受けていなかった。~
ヨハンは思わせぶりな態度を取って最後にはこの[[カード]]を[[特殊召喚]]しようとするパフォーマンスまで見せたが、当然持っていない[[カード]]を[[特殊召喚]]できるはずもなく、単なるハッタリで終わった。~
この際はまだ設定が固まっていなかったのか、「究極宝玉『獣』」と呼ばれていた。

--アニメZEXALでは決闘庵の木像として設置されている。~

--劇場版「遊戯王〜超融合!時空を越えた絆〜」においては、十代を[[相手]]にパラドックスが実体化させ、襲い掛かった。~
「闇遊戯&十代&遊星vsパラドックス」戦では、序盤からパラドックスがこの[[カード]]を[[デッキ]]から[[墓地に送り>墓地に送る]]、[[《Sin レインボー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]した。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]は対戦[[相手]]として登場。~
《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》軸の[[【宝玉獣】]]を使用してくる。~
また、このゲーム内では何故か二つ目の[[効果]]が[[相手]][[ターン]]にも使えるようになっている。

--[[DUEL TERMINAL]]では[[第3弾>DUEL TERMINAL −反撃のジャスティス!!−]]までのアクションデュエルで[[宝玉獣]]3体の[[攻撃]]で[[発動]]する[[コンボ]]名にこの[[モンスター]]の[[攻撃]]名が使われていた。~
また、ヨハンが[[デュエル]]終了後にこの[[カード]]について触れることがある。~
[[第8弾>DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]]のスピードデュエルでは、1回戦のヨハンがデスティニースキャン時のみ使用し、アクションデュエルでは、エクストラステージに使用する。~
また、[[第9弾>DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]]でこの[[カード]]をスキャンすると、[[攻撃]]名と同じ隠し[[デッキ]]「&ruby(オーバー・ザ・レインボー){虹の架け橋};」を使用できる。~

**関連カード [#h2827263]
-[[宝玉獣]]
-[[究極宝玉神]]

-[[《Sin レインボー・ドラゴン》]]

-[[《裁きの龍》]]

―[[融合]]関連
-[[《レインボー・ネオス》]]

―《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《虹の引力》]]
-[[《虹の行方》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#d953c221]
-[[【宝玉獣】]]
-[[【レインボー・ネオス】]]

**収録パック等 [#pbc5ee9d]
-[[TACTICAL EVOLUTION]] TAEV-JP006 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Holographic]]};
-[[デュエリストパック−ヨハン編−]] DP07-JP008 &size(10){[[Rare]]};
-[[モンスターフィギュアコレクション Volume 2 付属カード>パックパッケージ#rc119c8E]] MFC2-JP004
-[[DUELIST EDITION Volume 2]] DE02-JP004 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#l82f00e3]
Q:[[エクシーズ素材]]となっている[[カード]]を含めて、[[フィールド]]上・[[墓地]]に「[[宝玉獣]]」と名のついた[[カード]]が合計7種類存在する場合、この[[カード]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:いいえ、できません。~
  [[フィールド]]上で[[エクシーズ素材]]となっている[[カード]]は、[[モンスターカード]]では無く、[[エクシーズ素材]]として扱われます。(11/07/24)

Q:[[攻撃]]された時、一つ目の[[効果]]を[[バトルステップ]]で[[発動]]した場合、[[巻き戻し]]は発生しますか?~
A:はい、被[[攻撃]]側の[[モンスター]]数が変化した場合は、[[巻き戻し]]が発生します。

Q:[[攻撃]]された時、一つ目の[[効果]]を[[ダメージステップ]]で[[発動]]した場合、[[巻き戻し]]は発生しますか?~
A:いいえ、被[[攻撃]]側の[[モンスター]]数が変化したとしても、[[ダメージステップ]]では[[巻き戻し]]が発生しません。

Q:[[自分]]の[[フィールド]]に《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》と[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]がいます。~
  この状態で、[[相手]][[モンスター]]が[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]に[[攻撃]]してきました。~
  その[[戦闘]]の[[ダメージステップ]]で、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[コスト]]に一つ目の[[効果]]の[[発動]]はできますか?~
A:はい、できます。この場合は、[[ダメージ計算]]を行わずに[[戦闘]]が強制終了します。~
  なおこの[[効果]]は「攻守の増減に関する[[効果]]」であるため、[[ダメージステップ]]開始から[[ダメージ計算]]が始まるまでの間でのみ使用することができます。~

Q:[[蘇生制限]]を満たしたこの[[モンスター]]を[[墓地]]や[[除外]]ゾーンから[[特殊召喚]]出来ますか?~
A:いいえ、出来ません。[[テキスト]]には書かれていませんが、この[[モンスター]]は[[手札]]からのみ[[特殊召喚]]が可能です。~
  [[ガーディアン]]の[[召喚条件]]のような[[テキスト]]ですが、実質には「条件を満たしたときのみ[[手札]]から[[特殊召喚]]可能な、単なる[[特殊召喚モンスター]]」です。

Q:この[[カードの効果]]で[[魔法&罠カードゾーン]]の[[宝玉獣]]も第一の[[効果]]で[[墓地]]に送れますか?~
A:いいえ、出来ません。

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