*《&ruby(ヴァニティー・デビル){虚無魔人};/Vanity's Fiend》 [#e9910a77]
*《&ruby(ヴァニティー・デビル){虚無魔人};/Vanity's Fiend》 [#top]
 効果モンスター
 星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 モンスターを特殊召喚する事ができない。
 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。 

 [[CYBERDARK IMPACT]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 2400の[[攻撃力]]と[[お互い]]の[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を封印する[[永続効果]]を持つ。
 [[CYBERDARK IMPACT]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 自身の[[特殊召喚]]ができない[[召喚制限]]、[[お互い]]の[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を封印する[[永続効果]]を持つ。

 [[特殊召喚]]は非常によく使われるためこの[[カード]]が与える影響は大きい。~
 更に、高[[攻撃力]]の[[上級モンスター]]を[[召喚]]できれば優勢に立てる状況は多く、この[[モンスター]]が健在な限り戦局は大きくこちら優位に傾く。~
 [[上級モンスター]]の[[特殊召喚]]や[[リクルーター]]・[[《黄泉ガエル》]]等の[[壁]]を潰せるため、[[相手]]の反撃の芽を摘む事ができ、[[上級モンスター]]にとっては強力な[[効果]]である。~
 [[《王宮のお触れ》]]を[[発動]]していれば安全に[[攻撃]]を通しつつ[[ビートダウン]]が可能となるので活躍が期待できる。~
 [[《地砕き》]]等で[[除去]]された場合、[[《サイバー・ドラゴン》]]等を[[特殊召喚]]できるようになるので、それを[[生け贄]]に2体目の《虚無魔人》を[[召喚]]することができる。~
 なお、この[[モンスター]]を維持できるならば[[《ポールポジション》]]を併用してもいいだろう。~
 [[相手]]の[[上級モンスター]]の[[召喚]]を抑制し、魔法を封じる事が出来るからだ。
 自身の[[ステータス]]も悪くなく、その上に[[特殊召喚]]を封じる事になるので、影響は大きい。~
 [[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]が主力となる[[環境]]ではその[[特殊召喚]]まで封じるため、この[[カード]]を[[除去]]、[[戦闘破壊]]できる手段が大きく減る。~
 [[《王宮のお触れ》]]を[[発動]]していれば[[罠カード]]も防げ、あらかじめ[[《マジック・キャンセラー》]]を出していれば[[魔法カード]]も防げる。~
//[[《王宮の勅命》]]

 なお、この[[カード]]の[[《王宮の弾圧》]]に勝っている点は、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[リクルーター]]を潰せることだろう。~
 とはいえ、対[[リクルーター]]能力自体は[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]や[[召喚]]・[[蘇生制限]]のない[[《エンド・オブ・アヌビス》]]・[[《聖導騎士イシュザーク》]]等の方が使い勝手が良い。~
 難点はやはり、[[自分]]の[[特殊召喚]]も封じられてしまう点だろう。~
 [[魔法・罠カード]]には無力なので[[相手]]に[[《ブラック・ホール》]]等で[[除去]]され、[[手札]]に溜まっていた[[モンスター]]や[[《死者蘇生》]]等で一気に勝負を決められる、という事も多分にありえる。~
 また[[通常召喚]]された[[効果モンスター]]や[[リバース]]した場合の[[効果]]・[[墓地]]で[[発動]]する[[効果モンスター]]による[[除去]]も弱点。~
 [[攻撃力]]も[[上級モンスター]]の基準である2400を満たしているとはいえ、[[魔法カード]]や[[《オネスト》]]などで[[攻撃力]]を上回られてしまうと[[戦闘]]で[[破壊]]されてしまい、[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]の大量展開を許してしまう可能性は充分にありうる。~
 [[自分]]も同様にこの[[カード]]が[[除去]]された後の事を考え、すぐに行動を取れるようにしておきたい。~

 [[生け贄]]は1体であるためさほど重くはないが、[[上級モンスター]]にとって重要な[[特殊召喚]]が一切できないのは、不利に響く場合もある。~
 [[モンスター]]故に[[永続罠]]である[[《王宮の弾圧》]]に比べはるかに対処されやすく、[[上級モンスター]]故に使いたい時に使えないというジレンマもある。~
 ライバルとして、[[《大天使クリスティア》]]が存在する。~
 あちらは[[召喚制限]]が一切なく、自身の[[効果]]や[[《神の居城−ヴァルハラ》]]、[[《奇跡の光臨》]]等で[[特殊召喚]]も可能である。~
 さらに[[手札]]で[[腐った>腐る]]場合は、[[《トレード・イン》]]も活用できる。~
 一方でこちらは、[[サポートカード]]の多い[[闇属性]]であるため、だぶついた場合に[[《闇の誘惑》]]の[[コスト]]になる点や[[《終焉の焔》]]による[[リリース]]確保、[[《闇の幻影》]]での[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]全般に対応ができる点で勝る。~
 また[[《大天使クリスティア》]]は[[フィールド]]から[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]際に[[デッキトップ]]に[[戻る>戻す]]が、この[[カード]]は普通に[[墓地へと送られる>墓地へ送られた]]。~
 この他対[[リクルーター]]を想定した場合は、[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]や、[[召喚>召喚制限]]・[[蘇生制限]]のない[[《エンド・オブ・アヌビス》]]・[[《聖導騎士イシュザーク》]]等の方が使い勝手が良い。~

 強力なライバルに[[《大天使クリスティア》]]が登場した。~
 あちらは[[召喚制限]]が一切なく、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]ができ[[《神の居城−ヴァルハラ》]]や[[《奇跡の光臨》]]といったカードに対応しており、[[《トレード・イン》]]も活用できる。~
 一方でこちらは[[サポートカード]]の多い[[闇属性]]であるため[[《終焉の焔》]]による[[リリース]]確保、[[《闇の幻影》]]での[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]全般に対応ができる点で勝っている。~
 また、[[《大天使クリスティア》]]は[[フィールド]]から[[墓地]]に送られる際に[[デッキトップ]]に戻るがこの[[カード]]は普通に[[墓地]]へと送られる。~
 あちらは[[メリット]]にも[[デメリット]]にもなりうる[[効果]]だが、[[デッキトップ]]を阻害しない点ではこちらが勝っていると言える。~
 だが、流行の[[デッキ]]を対策した[[【メタビート】]]では若干の[[攻撃力]]不足が否めない為、この[[カード]]を入れてもいいだろう。~
 [[【ライトロード】]]の[[《オネスト》]]など、[[【メタビート】]]の主力カードで突破できない[[カード]]を一方的に殴り倒す事が出来る。
 多種多彩な[[デッキ]]に[[刺さる]][[効果]]を持つ反面、[[特殊召喚]]できない分展開力に難のある[[モンスター]]だと言える。~
 [[【メタビート】]]に限らず、[[召喚権]]・[[リリース]]確保に優れた[[デッキ]]では採用を検討できるだろう。~

//最近流行の[[【デミスドーザー】]]の主力カードを軒並み封じる事が出来る為
//現段階で流行しているかどうかは曖昧な点が多く主観が若干入る為、省略。
 多種多彩な[[デッキ]]に刺さるので、[[サイドデッキ]]に一枚程度忍ばせておくと良いかもしれない。~
 ただし、[[生け贄]]確保をあらかじめ行っているデッキにしか入らないのが現状か。~
-[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]に[[《王宮の弾圧》]]が[[禁止カード]]化されて以来、その代替[[カード]]として注目された1枚。~
これ以外の[[特殊召喚]]を封じる[[モンスター]]には、[[ステータス]]の低いものや[[最上級モンスター]]であるもの、採用する[[デッキ]]を選ぶものが多いためである。~
[[リリース]]確保に優れた[[デッキ]]では[[帝]]と採用枠を競うことも珍しくないが、[[守備力]]が[[帝]]と異なるため、一部の[[帝王]]カードに対応していないことには注意したい。~

--低[[レアリティ]]でありながら、高い[[制圧]]力を様々な[[デッキ]]で発揮できるという点で、中古価格は高騰していた。~
その後[[ストラクチャーデッキR−闇黒の呪縛−]]にてようやく再録され、入手が容易になった。

-海外版の[[《虚無空間》]]や[[《悪魔の憑代》]]の[[イラスト]]では身体が存在せず、「虚無」になっている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXのデュエルアカデミアの3年生の筆記試験に、このカードの漢字表記を問う問題があった。~
アニメGX173話で写ったデュエルアカデミアの3年生の筆記試験に、この[[カード]]の漢字表記を問う問題があった。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]では[[《虚無の統括者》]]とタッグを組み対戦[[相手]]として登場。~
[[デッキ]]には[[《ダブルコストン》]]が入っているが、[[最上級モンスター]]は入っていない。
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]では[[《虚無の統括者》]]とタッグを組み対戦[[相手]]として登場。~
[[デッキ]]には[[《ダブルコストン》]]が入っているが、なぜか[[最上級モンスター]]は入っていない。

**関連カード [#eb0bc66c]
-[[《王宮の弾圧》]]
-その他の商品展開―~
遊戯王[[ラッシュデュエル]]でも登場しており、その[[制圧]]力の高さからあちらでは「[[レジェンドカード>rushwiki:レジェンドカード]]」扱いである。~
[[RUSH:《虚無魔人》]]を参照。~

-[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]
**関連カード [#card]
//-[[《王宮の弾圧》]]

-[[お互いの特殊召喚を封じる永続効果を持つモンスター>《昇霊術師 ジョウゲン》#like2]]

-[[《虚無の統括者》]]
-[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]
-[[《大天使クリスティア》]]
-[[《Cactus Bouncer》]]
-[[《威光魔人》]]

**収録パック等 [#t5e41400]
―《虚無魔人》の姿が見られる[[カード]]
-[[《悪魔の憑代》]]
-[[《虚無空間》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【メタビート】]]
-[[【アドバンス召喚】]]
--[[【帝王】]]
--[[【堕天使】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[CYBERDARK IMPACT]] CDIP-JP017 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 1]] DE01-JP048
-[[ストラクチャーデッキR−闇黒の呪縛−]] SR06-JP010

**FAQ [#q1070a51]
Q:[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]のような、[[トークン]]生成カードによる[[トークン]]の[[特殊召喚]]は可能ですか?~
A:[[トークン]]も[[モンスター]]扱いなので、[[特殊召喚]]できません。

Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]上に存在するときに、[[《死者蘇生》]]を[[発動]]することが出来ますか?~
A:できません。(08/04/10)~
**FAQ [#faq]
Q:[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]のような、[[トークン]]生成[[カード]]による[[モンスタートークン]]の[[特殊召喚]]は可能ですか?~
A:[[モンスタートークン]]も[[モンスター]]扱いなので、[[特殊召喚]]できません。

Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]上に存在するときに、[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]](《虚無魔人》以外を[[生け贄]]でも)を[[発動]]することは出来ますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(09/01/07)~
Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]に存在する時に、[[《死者蘇生》]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(08/04/10)

Q:《虚無魔人》を[[生け贄]]に、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[特殊召喚]]することは出来ますか?~
A:いいえ。できません。(09/02/03)~
Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]に存在する時に、[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]](《虚無魔人》以外を[[リリース]]でも)を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(09/01/07)

Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]上に存在するときに、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。~
  2[[ターン]]後の[[スタンバイフェイズ]]の処理については[[調整中]](09/01/07)~
Q:《虚無魔人》を[[リリース]]し、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、できません。(09/02/03)

Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]上に存在するときに、[[《冥府の使者ゴーズ》]]の[[誘発効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ。[[発動]]することはできません。(08/06/07)~
Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]に存在する時に、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]を[[発動]]できますか?~
//A:いいえ、できません。
A:はい、できます。~
  また、2[[ターン]]後の[[特殊召喚]]時にこの[[カード]]が存在する場合[[不発]]となり、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]は無意味に場に残ります。(11/06/02)

Q:《虚無魔人》が[[フィールド]]に存在するときに、[[《冥府の使者ゴーズ》]]の[[誘発効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(08/06/07)

Q:《虚無魔人》が[[表側表示]]で存在している時、[[《カオスポッド》]]の[[特殊召喚]][[効果]]はどうなりますか?~
A:[[強制効果]]なので強制的に[[発動]]し、まず最初の[[効果]]処理で《虚無魔人》が[[デッキ]]に戻ります。~
  [[特殊召喚]]する段階では《虚無魔人》は[[フィールド]]から離れているので、[[お互い]]に何の問題なく[[特殊召喚]]を行います。(08/03/04)
  [[特殊召喚]]する段階では《虚無魔人》は[[フィールド]]から[[離れて>離れる]]いるので、[[お互い]]に何の問題なく[[特殊召喚]]を行います。(08/03/04)

Q:[[自分]]の[[フィールド]]上に《虚無魔人》と[[《光と闇の竜》]]が存在し、[[《光と闇の竜》]]が[[破壊]]された場合、どうなりますか?~
A:《虚無魔人》を含め[[自分]][[フィールド上のカード]]を全て[[破壊]]し、[[墓地]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]します。(09/01/19)
Q:[[自分]]の[[フィールド]]に《虚無魔人》と[[《光と闇の竜》]]が存在し、[[《光と闇の竜》]]が[[破壊]]された場合、どうなりますか?~
A:《虚無魔人》を含め[[自分]][[フィールドのカード]]を全て[[破壊]]し、[[墓地]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]します。(09/01/19)
//ヴィシャス・クローも同様の裁定で、虚無魔人以外が破壊される場合は破壊効果だけで特殊召喚効果は発動しないとのこと。

Q:このカードを[[シンクロ召喚]]を行うために[[墓地に送る]]ことはできますか?~
A:できません。(09/02/03)
Q:この[[カード]]を、[[シンクロ素材]]にできますか?~
A:いいえ、できません。(09/02/03)

Q:このカードが存在するときに[[《ダンディライオン》]]が[[墓地に送られた]]場合どのように処理しますか?~
([[効果]]が[[発動]]し[[不発]]になるのか?[[発動]]自体しないのか?)~
A:[[《ダンディライオン》]]の[[効果]]は[[発動]]しますが[[不発]]になります。(09/05/31)~
Q:この[[カード]]が存在するときに[[《ダンディライオン》]]が[[墓地へ送られた]]場合どのように処理しますか?~
  ([[効果]]が[[発動]]し[[不発]]になるのか?[[発動]]自体しないのか?)~
A:[[《ダンディライオン》]]の[[効果]]は[[発動]]しますが[[不発]]になります。(09/05/31)

Q:この[[カード]]が存在するときに、その《虚無魔人》を[[コスト]]にして[[《ダークネス・ネオスフィア》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:《虚無魔人》の[[効果]]が[[適用]]されている場合、[[《ダークネス・ネオスフィア》]]の自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]を[[発動]]する事はできません。~
  よって、《虚無魔人》を[[墓地へ送る]]事もできません。(11/04/13)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《虚無魔人》,効果モンスター,モンスター,星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200,特殊召喚不可,);