遊戯王カードWiki - 《恐牙狼ダイヤウルフ》のバックアップ(No.55)

《恐牙狼(きょうがろう) ダイヤウルフ/Diamond Dire Wolf》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク４/地属性/獣族/攻2000/守1200
レベル４モンスター×２
１ターンに１度、このカードのエクシーズ素材を１つ取り除き、
自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター１体と
フィールド上のカード１枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。

　《スクラップ・ドラゴン》と似た効果を持つが、こちらの方が展開しやすい分、性能は低い。
　自分側の破壊するカードが獣族・獣戦士族・鳥獣族に限られており、これらの種族を使わないデッキではこのカード自身を破壊する必要がある。

　表側表示のカードを除去するならば、同ランクの《鳥銃士カステル》のほうが自身を残せる分扱いやすい。
　一方で、裏側表示のカードを除去できるランク４は乏しく、素材が２体で指定がないものでは自分のフィールドも除去してしまう《励輝士ヴェルズビュート》くらいしかない。
　「正体不明の伏せカードさえ破壊すれば勝てる」場合など、デュエルにおいてアドバンテージを無視してでも伏せカードを除去したい場面は少なくない。
　ランク４・素材指定なしという出しやすさもあり、環境デッキでもしばしば採用されるカードである。

発売当時は素材２体のランク４で単体除去が行えるものはこれと《Ｎｏ.５０ブラック・コーン号》程度しかなかったため、多くのデッキで使い捨ての除去要員として採用されていた。
後に、自らを場に残しつつ除去を行える《Ｎｏ.１０１Ｓ・Ｈ・ＡｒｋＫｎｉｇｈｔ》や《鳥銃士カステル》を始めとした強力なモンスターがランク４に多く登場したこともあり採用率は下がった。
とはいえ、現在でも裏側表示のカードに対処できるカードは少なく、上記の通り特定のデッキでは自身の破壊効果が有効活用できるため、まだまだ活躍の機会はあると言えよう。
表側表示のみでの除去が追い付かなくなったことにより、環境での採用率は縛りの無いランク４の中でも高いことが多い。

元ネタは、かつてアメリカ大陸に棲息していたとされる絶滅種のオオカミ「ダイアウルフ」だろう。
「ダイア(Dire)」は『恐ろしい、ものすごい』を意味する。
また、イラストは「体がダイヤモンドで出来たオオカミ」であり、DiamondとDireをかけたダブルミーニングのようだ。

Ｑ：対象に選択したカードの内１枚フィールド上から存在しなくなった場合でも、残りの選択したカードは破壊されますか？
Ａ：はい、破壊されます。(12/11/17)

Ｑ：自分と相手のカードを破壊するのは同時扱いですか？
Ａ：はい、同時です。(12/11/18)

Ｑ：カードの効果で破壊されないカードを選択して、発動できますか？
　　また、発動できる場合、片方のカードが破壊されない場合でも残りのカードは破壊されますか？
Ａ：選択可能であり、片方が破壊されなくてももう片方は破壊されます。(12/11/18)