遊戯王カードWiki - 《恐牙狼ダイヤウルフ》のバックアップ(No.69)

《恐牙狼(きょうがろう) ダイヤウルフ/Diamond Dire Wolf》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク４/地属性/獣族/攻2000/守1200
レベル４モンスター×２
(1)：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除き、
自分フィールドの獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター１体と
フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

　《スクラップ・ドラゴン》と似た効果を持つ。
　こちらの方が展開しやすいが、自分側の破壊するカードが獣族・獣戦士族・鳥獣族に限られている。
　これらの種族を使わないデッキではこのカード自身を破壊する必要がある。

　表側表示のカードを除去するならば、同ランクの《鳥銃士カステル》のほうが自身を残せる分扱いやすい。
　一方で、裏側表示のカードを除去できるランク４は乏しいため、この目的であれば選択肢となる。
　同ランクの素材が指定無し２体で裏側表示カードに対応できるものとしては、自分フィールドも巻き込んでしまう《励輝士ヴェルズビュート》を除けば以下の２体が存在する。

　いずれも除去の範囲が異なるが、このカードはカードの種類を問わず破壊できるため、役割を広く持つことができエクストラデッキの枠を圧迫しない。
　「正体不明の伏せカードさえ破壊すれば勝てる」場合など、デュエルにおいてアドバンテージを無視してでも伏せカードを除去したい場面は少なくない。
　ランク４・素材指定なしという出しやすさもあり、環境デッキでもしばしば採用されるカードである。

発売当時は素材２体のランク４で単体除去が行えるものはこれと《Ｎｏ.５０ブラック・コーン号》程度しかなかったため、多くのデッキで使い捨ての除去要員として採用されていた。
後に、自らをフィールドに残しつつ破壊ではない除去を行える《Ｎｏ.１０１Ｓ・Ｈ・ＡｒｋＫｎｉｇｈｔ》や《鳥銃士カステル》といったランク４のエクシーズモンスターが多く登場したこともあり採用率は下がった。
とはいえ、現在でも裏側表示のカードに対処できるカードは少なく、上記の通り特定のデッキでは自身の破壊効果が有効活用できるため、まだまだ活躍の機会はあると言えよう。
表側表示のみでの除去が追い付かなくなったことにより、環境での採用率は縛りの無いランク４の中でも高いことが多い。

モチーフは、かつてアメリカ大陸に棲息していたとされる絶滅種のオオカミ「ダイアウルフ」だろう。
「ダイア(Dire)」は英語で『恐ろしい、ものすごい』を意味する。
また、イラストは「体がダイヤモンドで出来たオオカミ」であり、DiamondとDireをかけたダブルミーニングのようだ。
英語名にもDiamondとDireの両方が含まれている。