遊戯王カードWiki - 《極神皇ロキ》のバックアップ(No.68)

《極神皇(きょくしんおう)ロキ/Loki, Lord of the Aesir》 †

シンクロ・効果モンスター
星１０/闇属性/魔法使い族/攻3300/守3000
「極星霊」と名のついたチューナー＋チューナー以外のモンスター２体以上
１ターンに１度、自分のバトルフェイズ中に相手が魔法・罠カードを発動した時、
その発動を無効にし破壊する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、
そのターンのエンドフェイズ時に自分の墓地に存在する
「極星霊」と名のついたチューナー１体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する罠カード１枚を選択して手札に加える事ができる。

　STORM OF RAGNAROKで登場した闇属性・魔法使い族のシンクロモンスター。
　極神の名を持ち、魔法・罠カードを無効化する誘発即時効果、自己再生できる誘発効果、自己再生時に発動する罠カードサルベージの誘発効果を持つ。

　チューナーと非チューナーの数に制約があり、かつレベルが10と高いため重いシンクロモンスターである。
　このカードの場合、対応チューナーの《極星霊デックアールヴ》が上級モンスターのため、シンクロ召喚が難しい。
　《極星霊スヴァルトアールヴ》も対応チューナーであるが、他のシンクロ素材となりうるモンスターは使い辛いものが多い。
　安定してシンクロ召喚するためには、専用デッキ寄りの構築か《極星天ヴァナディース》による補助が必要となるだろう。

　１つ目はノーコストのカウンター効果で《聖なるバリア－ミラーフォース－》等の攻撃宣言反応系の魔法・罠カードを恐れず攻撃できる。
　しかし、一度までの上バトルフェイズ限定なのが難点であり、主に採用されている召喚時やフリーチェーンの罠カードなどには全く対応できないのは非常に痛い。
　ただでさえこのカードは非常に重いのにも関わらずバトルフェイズしか対応できないのは非常に扱いにくい。

　２つ目の効果と３つ目の効果は連動しており、自己再生をしつつ罠カードをサルベージできる。
　自己再生には極星霊と名のついたチューナーが必要となるものの、相手による破壊であれば手段は問わず１度限りの効果でもない。
　また、《闇次元の解放》を回収することで、コストとして除外した《極星霊デックアールヴ》を帰還させることができる。
　とはいえ相手依存なため、罠カードを再利用するためにこのカードを使うならば《闇の仮面》を使った方がいいだろう。
　サルベージした罠カードは相手にばれ、エンドフェイズにサルベージする関係上、《砂塵の大竜巻》等を使用しない限り、再度発動するまでタイムラグができるのも難点。

　いずれにせよこのカードは他の極神よりも出しづらい上、効果もそこまで強力とは言えず、召喚までの手間があまり釣り合っていない。
　このカードよりも出しやすい《極神聖帝オーディン》は同様に耐性持ちで、このカードよりも攻撃力が高いため、あちらの方が扱いやすい。
　総じて他の極神よりも劣っているが、それでも使うのならば、魔法使い族サポートを活かしたい。

自己再生の誘発効果についての裁定は極神を参照。

このカードを比較的容易にシンクロ召喚できる手段として、《極星霊デックアールヴ》と《レベル・スティーラー》に《サルベージ・ウォリアー》や《Ｄ－ＨＥＲＯディアボリックガイ》、《カオス・ソーサラー》等を組み合わせる方法が挙げられる。
いずれの方法でも必要カードの汎用性は低くなく、墓地に必要カードさえ揃っていればカード消費は１～２枚に抑えられるため安定度も高い。

「ロキ(Loki)」は北欧神話に登場する神で、アースガルドの神々の敵である巨人族出身でありながら、オーディンの義兄弟でもある。
無邪気で悪知恵が働き、変身を中心とする魔法や奸智に長けている。
いたずら好きで多くの悪事を犯していたが、自らの知恵で神々を助ける事も多かった。
しかしラグナロクの原因を作り、神々全てを罵倒して（シンクロ召喚の口上はここから来ていると思われる）罰を受ける。
ラグナロクでは解放されて息子のフェンリル・ヨルムンガルドらとヴァルハラへ侵攻したが、ヘイムダルと相打ちになった。
北欧神話において重要な位置を占める神で、その数々の逸話などから北欧神話最大のトリックスターと呼ばれる。