遊戯王カードWiki - 《極星天ヴァナディース》のバックアップ(No.40)

《極星天(きょくせいてん)ヴァナディース/Vanadis of the Nordic Ascendant》 †

チューナー・効果モンスター
星４/闇属性/天使族/攻1200/守 400
このカードは「極星」チューナーの代わりとしてＳ素材にできる。
このカードをＳ素材とする場合、他のＳ素材モンスターは全て「極星」モンスターでなければならない。
(1)：１ターンに１度、このカードのレベルと異なるレベルを持つ「極星」モンスター１体をデッキから墓地へ送って発動できる。
このカードのレベルはターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターと同じになる。

　EXTRA PACK Volume 4で登場した闇属性・天使族の下級モンスター。
　極星チューナーの代わりにできるが他のシンクロ素材を極星に限定する効果外テキスト、極星を墓地へ送りレベルを変化させる起動効果を持つ。

　シンクロ素材の関係上、共存が難しかった極神だったが、このカードで全ての極神をシンクロ召喚できる。
　しかし、他のシンクロ素材を制限するため、基本的に【極星】専用となる。
　シンクロ素材の縛りや、《クイック・シンクロン》のような代用効果はあるが、召喚するシンクロモンスターには制限がないため幅広く活用できる。

　シンクロ召喚するには他のシンクロ素材は極星である必要がある。
　しかし《極星獣タングリスニ》や《極星霊リョースアールヴ》等を使えば楽にシンクロ召喚でき、後半の効果でレベルを調整することも可能である。

　注意点として、共存こそできるがあくまでチューナーとして代用できるだけなので《極神聖帝オーディン》以外の自己再生コストには使用できない。
　デッキ構築段階では他の極星チューナーも採用し、(1)の効果を利用して墓地に落とすなどの工夫をしたいところ。

　(1)の効果は自身のレベルを変化させるものであり、そのコストとして極星を墓地へ送ることができる。
　コストであるために無効にされても墓地を肥やせるが、墓地へ送ったチューナーのレベルによっては極神にあわせづらくなる。
　一方、非チューナーは墓地へ送ってもメリットとなることは少ないが、レベルの調整においては有効に働く場面もあるだろう。
　ただし、同じレベルの極星を墓地へ送ることで墓地アドバンテージを稼ぐことはできない。
　また、極神以外のシンクロモンスターへの使用においては、レベルを変えることで場面に応じた自由な切り替えが可能となる。
　シンクロ素材に指定のないものの他、闇属性チューナーでもあり、エクストラデッキは豊富に用意したい。

自身の効果で変化できるレベルは１～５と８と10だが、現在の自身のレベルと同じモンスターを墓地へ送ることはできない。
またレベル１は《極星霊ドヴェルグ》、５は《極星霊デックアールヴ》、８は《極星邪龍ヨルムンガンド》、10は《極星邪狼フェンリル》と、それぞれ１種類しか存在しない。

全ての極神に繋げられるが、基本的にはこのカードで自己再生でき攻撃力の高い《極神聖帝オーディン》が最優先されるだろう。
《クイック・シンクロン》と異なりこちらは対応する極神のレベルは全て同じのため、同じシンクロ素材からの使い分けとして、相手に応じた判断となる。
また、《極星獣グルファクシ》とは同じレベルのため、全く同一の非チューナーを使い分けることができる。

元々は、海外版Storm of Ragnarokで追加された10種の海外新規カードの内の１枚である。

「ヴァナディース（バナジス／Vanadis）」とはフレイヤの英語名であり、原子番号の23番目の「バナジウム（vanadium）」の語源にもなっている。
名前は「ヴァン神族の女神」を意味しており、フレイヤが彼女の夫であるオーズを探しに旅に出た際に名乗る名前の１つでもある。
《勝利の導き手フレイヤ》と違い、こちらが闇属性なのは死者を迎える女神、あるいは月の女神という設定が元だと思われる。