遊戯王カードWiki - 《禁じられた聖槍》のバックアップ(No.11)

《禁(きん)じられた聖槍(せいそう)》 †

速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択して発動する。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は８００ポイントダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

　相手モンスターに使用する場合、単体弱体化とサポートの妨害を兼ねる。
　《オネスト》等のモンスター効果は防げないが、《リミッター解除》や《団結の力》等を実質無力化できるのは侮れない。
　モンスターの攻撃力を変化させる効果のためダメージステップに発動できる点も大きい。

　また、既に適用された魔法・罠カードの効果を消すことはできない。
　具体的には、《収縮》で攻撃力がダウンしているモンスターにこのカードが適用されても、下がった攻撃力からさらに800ポイントダウンさせることになる。
　影響を無くすには発動された《収縮》にチェーンして発動する等、《収縮》の適用より先に効果を受けない状態にする必要がある。
　ただし、《デーモンの斧》の様な常に影響を与え続ける効果ならば、後から発動したこのカードによって影響を無くすことができる。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「ジャックvsドラガン」（２戦目）において類似した効果を持つ《神の呪縛レージング》をドラガンが使用した。
こちらは幻神獣族が存在する時に発動できる罠カードであり、ダウンする数値が2000ポイントだった。
また、相手フィールド上のモンスターしか選択できないが、相手の魔法・罠カードのみ効果を受けない効果だった。

神話・伝承において―
「聖槍」とは、十字架上のキリストの死を確認するため、脇腹を刺したとされる槍であり、その衛兵名にちなんでのロンギヌスの槍とも呼ばれる。
この時に衛兵の視力が回復したと伝えられるものに始まり、この槍、そしてその刺し傷から血を受けた聖杯は持つものに奇跡の力を与えると言われる。
その影響か、アーサー王伝説や十字軍の伝承にも登場するのみならず、実在の英雄や政治家がこれを求めていたという逸話も多いが、実在のそれらの行方はわからなくなっている。