*《&ruby(ぐんしん){軍神};ガープ/Gaap the Divine Soldier》 [#s04b7e9d]
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 効果モンスター
 星6/闇属性/悪魔族/攻2200/守2000
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 フィールド上に存在するモンスターは全て表側攻撃表示となり、
 表示形式を変更する事ができない。
 この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。
 また、1ターンに1度、手札の悪魔族モンスターを任意の枚数見せる事で、
 このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
 見せた枚数×300ポイントアップする。
 ※[[エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタ>エラッタ#end]]に伴い、[[テキスト]]内の「[[エンドフェイズ]]時」は「[[ターン]]終了時」と読み替えて使用する。~

 [[LIMITED EDITION 11>LIMITED EDITION#f6c7fd73]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[表示形式]]を[[表側攻撃表示]]に変更させて固定する[[永続効果]]と、[[攻撃力]]増強[[起動効果]]を併せ持つ。~
 [[LIMITED EDITION 11>LIMITED EDITION#LE11]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[フィールド]]の[[モンスター]]全ての[[表示形式]]を[[表側攻撃表示]]に変更させて固定する[[永続効果]]、[[1ターンに1度]][[手札]]の[[悪魔族]]を任意の数[[公開]]する事でその数に応じて[[攻撃力]]を[[自己強化]]する[[起動効果]]を併せ持つ。~

 2つの[[効果]]の相性は良く、この[[カード]]単体でも[[壁]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]し、[[相手]][[プレイヤー]]に大きな[[戦闘ダメージ]]を与える事ができる。~
 [[攻撃力]]アップの[[効果]]は[[ハンド・アドバンテージ]]を消費しないため、その[[効果]]は非常に優秀である。~
 また、[[手札]]に温存することで、毎[[ターン]][[攻撃力]]をアップすることができる。~
 [[ピーピング]]されるという[[デメリット]]は、その[[モンスター]]を[[召喚]]することで補う事ができる。~
 2つ目の[[自己強化]]は倍率が低くオマケ程度の[[効果]]でしかない。~

 [[表示形式]]を固定する[[効果]]は[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の[[効果]]に似ているものの、[[融合]]が不要である事や[[戦闘]]を介さず[[リバース効果]]を[[無効]]にできる点では、こちらの方が使いやすい。~
 また、[[《レベル制限B地区》]][[発動]]中にこの[[カード]]を[[召喚]]すれば、[[《レベル制限B地区》]]を無視して[[攻撃]]できる。~
 しかし、[[自分]]の[[リバース効果モンスター]]まで[[無効]]にしてしまう恐れがあるため、[[相互互換]]の関係にあると言える。~
 本題となるのは、1つ目の全[[モンスター]]を強制的に[[攻撃表示]]にする[[効果]]で、基本的な[[メリット]]と使い方は[[《最終突撃命令》]]を参照。~
 この[[カード]]は[[《最終突撃命令》]]に加えて[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[攻撃表示]]にする[[効果]]を兼ね備えている。~
 [[モンスター]]を[[セット]]した場合すぐに[[攻撃表示]]になるので、[[召喚]]に制限のある[[《ジェノサイドキングデーモン》]]や[[ガーディアン]]などを擬似的に[[召喚]]したり、一部の[[トゥーンモンスター>トゥーン]]のような「[[召喚]]した[[ターン]]に[[攻撃]]できない」制限を無視したりできる。~
 また、[[セット]]およびこの[[効果]]による[[リバース]]はいずれも[[召喚]]扱いではないため、[[《奈落の落とし穴》]]や[[《激流葬》]]を回避できる。~
 [[《ペンギン・ナイトメア》]]・[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]など、[[リバースモンスター]]以外の[[リバースした]]時の[[誘発効果]]は[[発動]]するため、かなりトリッキーな使い方ができるだろう。~

 [[《マシュマロン》]]・[[《魂を削る死霊》]]・[[《黄泉ガエル》]]・[[《ダンディライオン》]]等の厄介な[[壁]][[モンスター]]や、[[リバース効果モンスター]]を完全に無力化し、逆に格好のカモにできる[[効果]]は非常に評価できる。~
 [[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[《マシュマロン》]]・[[《魂を削る死霊》]]でも[[サンドバッグ]]にでき、ラッシュをかければ[[相手]]の[[ライフ]]を大きく削れる。~
 独自性はある[[カード]]だが、この[[カード]]自身が[[上級モンスター]]で[[重い]]ため、この[[カード]]をいかに[[フィールド]]に出すかが問題となる。~
 [[サーチ]]・[[リクルート]]手段が極めて乏しいため、一旦[[墓地]]へ送り[[蘇生]]するのが現実的か。~
 一応[[《悪魔の憑代》]]に対応している。~

 能動的に使うなら[[《最終突撃命令》]]で使える[[《ジャイアント・オーク》]]などの[[デメリット]]解消の他、[[召喚]]に制限のある[[《ジェノサイドキングデーモン》]]や[[ガーディアン]]などを擬似的に[[召喚]]できる。~
 また、[[モンスター]]を[[セット]]した場合すぐに[[攻撃表示]]になるが、これは[[召喚]]扱いではないため[[《奈落の落とし穴》]]や[[《激流葬》]]を回避することができる。~
 一部の[[トゥーン]][[モンスター]]のような、[[召喚]][[ターン]]に[[攻撃]]できない[[モンスター]]を併用すると良い。~
 [[《ペンギン・ナイトメア》]]・[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]など、[[リバース効果]]ではない[[リバース]]時の[[誘発効果]]は[[発動]]するため、かなりトリッキーな使い方が出来るだろう。~
-この[[カード]]に限らず、「[[表示形式]]を変更できない」というのは、「[[1ターンに1度]]の[[表示形式]]の変更権を封じる」という意味。~
そのため、[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]などの「[[カードの効果]]による[[表示形式]]の変更」を交えた[[コンボ]]は可能。~

 [[攻撃力]]アップと[[表示形式]]変更の[[効果]]を2つとも生かすなら[[《ジャイアント・オーク》]]・[[《ゴブリンエリート部隊》]]を共に使いたい。~
 [[表示形式]]変更により[[デメリット]]が解消され、高い[[攻撃力]]を生かせる。~
 さらに[[《ジャイアント・オーク》]]は[[《悪夢再び》]]の[[効果]]で回収可能な上、[[悪魔族]]であり[[攻撃力]]アップも存分に活用できる。~
 同じく[[《悪夢再び》]]を生かし[[《エンド・オブ・アヌビス》]]や[[《ミストデーモン》]]を使う事も考えられる。~
 [[《ミストデーモン》]]は[[妥協召喚]]可能な[[上級モンスター]]であり、[[攻撃力]]アップを生かしつつ、いざとなればこの[[カード]]で奇襲を仕掛ける事もできる。~
 この[[カード]]が[[破壊]]された後の後続として出すのも面白い。~
// [[相手]]から見たら《軍神ガープ》を[[除去]]した矢先の[[上級モンスター]]の襲撃なのだからたまったものではないだろう。~

 [[《ミストデーモン》]]を使うならこの[[カード]]を[[【デーモン】]]に組み込むという事も考えられる。~
 [[《万魔殿−悪魔の巣窟−》]]で[[悪魔族]][[モンスター]]である[[デーモン]]を[[手札]]に補充できるので[[攻撃力]]アップと相性が良い。~
 [[【デーモン】]]には[[《デーモンの召喚》]]や[[《デーモン・ソルジャー》]]などの強力な[[通常モンスター]]も入れられるため、[[《闇の量産工場》]]と共に投入しても良い。~
 [[《闇の量産工場》]]と[[《悪夢再び》]]を一度に使えれば4枚もの[[悪魔族]][[モンスター]]を回収でき、[[攻撃力]]アップで一気に3400まで[[攻撃力]]をあげる事ができる。~
 ただし、当然ながら[[サルベージ]][[カード]]の大量投入は[[手札事故]]を引き起こすので、実戦を考慮するならほどほどにしておこう。~

-[[《最終突撃命令》]]と似ているが、[[リバース効果]]を[[無効]]にできる点や、[[セット]]された[[モンスター]]にも反応できる点で勝っている。~
一方で[[上級モンスター]]のため[[リリース]]が必要、[[攻撃力]]が低めの2200なので、場持ちが少し悪いという2点で劣る。~

-この[[カード]]に限ったことではないが、[[テキスト]]に「[[表示形式]]を変更できない」とある場合、それは「[[自分]]の意思による、1[[ターン]]に1度の[[表示形式]]の変更ができない」ということを意味している。~
つまり、[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]などと[[コンボ]]することは可能。

-「軍神」と名乗っているのなら英語表記は[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]のように「warlord」を採用してもいいはずなのだが、下記の原作での効果のせいか「Divine Soldier(神の兵士)」となっており、日本語名と意味がかけ離れている。~
-「&ruby(ぐんしん){軍神};」は[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]を参照。~
また「軍神」であるなら英語表記は[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]のように「warlord」を採用してもいいはずなのだが、下記の原作での[[効果]]を意識してか「Divine Soldier(神の兵士)」となっており、日本語名と意味がかけ離れている。~
この点では[[《神の居城−ヴァルハラ》]]と逆の立場にある[[カード]]である。~

-「ガープ(Gaap)」とは、[[ベリアル>《闇の侯爵ベリアル》]]と同じく[[ソロモン>《ソロモンの律法書》]]72柱に属する悪魔の名である。~
地獄の66の軍団を率いる序列33番の大総裁にして強大な君主であり、かつては能天使の所属であったとされる。~
召喚者の希望で他の術者の支配下にある使い魔を奪い取ったり、過去・現在・未来についての出来事を正確に答え、また召喚者をある場所から別の場所へと瞬く間に移動させてくれる力も持つ。

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rにおける「遊戯vs天馬夜行」戦で夜行が使用。~
[[《邪神イレイザー》]]を[[生け贄]]にして[[召喚]]された。~
「[[手札]]にある[[神属>神属性]][[モンスターカード]]1枚につき300ポイント[[攻撃力]]が上がる」という[[効果]]を持っており、夜行の[[手札]]の[[《邪神アバター》]]により[[攻撃力]]を上げた。~
[[《邪神イレイザー》]](原作仕様)によって[[フィールド]]ががら空きとなった遊戯に[[ダイレクトアタック]]を仕掛け、遊戯のライフを残り300ポイントにまで追い詰めるが、その[[戦闘ダメージ]]が[[通常罠]]《クロス・カウンター・トラップ》から[[発動]]された[[通常罠]]《冥府につづく階段》の[[発動]][[トリガー]]となってしまい、返しの[[ターン]]に[[《冥府の使者ゴーズ》]]に撃破された。
そのまま[[《邪神イレイザー》]](原作仕様)によって[[フィールド]]ががら空きとなった遊戯に[[直接攻撃]]を仕掛け、遊戯の[[ライフ]]を残り300まで削った。~
だが、その[[戦闘ダメージ]]が[[通常罠]]《クロス・カウンター・トラップ》から[[発動]]された[[通常罠]]《冥府につづく階段》の[[発動]][[トリガー]]となり、返しの[[ターン]]に[[《冥府の使者ゴーズ》]]に撃破された。

--原作では[[強化]]しかできず、見せるのは[[手札]]の[[神属性]][[モンスター]]だった。~
この[[カード]]が出た当時はOCGに[[神属性]]が存在しなかったため、対象を[[悪魔族]]に変更されたことで[[汎用性]]が上がったと言える。~
しかし、[[攻撃力]]の上昇はOCGと違って[[エンドフェイズ]]までの一文が無く、相手のターンも続いていた([[《冥府の使者ゴーズ》]]との戦闘時に200しかライフポイントが減っていない)為、返しのターンがあれば再び[[《邪神アバター》]]を見せる事でさらに[[攻撃力]]を上げることができた可能性がある。~
//[[表示形式]]を固定する[[効果]]は、夜行が使用した[[魔法カード]]《バーサーク・モード》に基づいていると思われる。~
//とっくに《軍神ガープ》が退場した後に発動した魔法に基づいているってのは何かおかしいような?
--この[[カード]]が登場した当時は[[OCG]]に[[神属性]]が存在しなかった事と[[三邪神]]が[[悪魔族]]にされた事からか、[[公開]][[対象]]は[[悪魔族]]に変更されている。~
なお、原作では[[攻撃力]]アップは[[エンドフェイズ]]以降も持続したが、[[攻撃表示]]を強制する[[効果]]はなかった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#z2a672dd]
**関連カード [#card]
-[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]
-[[《VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン》]]

-[[《ダーク・シムルグ》]]

-[[《最終突撃命令》]]
-[[《生命力吸収魔術》]]
-[[《停戦協定》]]
-[[《ディフェンダーズ・クロス》]]

**収録パック等 [#p00dbb44]
-[[LIMITED EDITION 11>LIMITED EDITION#f6c7fd73]] LE11-JP004 &size(10){[[Ultra]]};
//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[LIMITED EDITION 11>LIMITED EDITION#LE11]] LE11-JP004 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]] SD21-JP013

**FAQ [#n96afa7e]
**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]が存在するとき、[[モンスター]]を[[セット]]できますか?~
A:はい、[[セット]]を行うこと自体は可能で、[[セット]]をしたらその[[モンスター]]はすぐに[[リバース]]して[[表側攻撃表示]]になります。(08/01/14)

Q:[[相手]]に見せる[[手札]]の[[悪魔族]][[モンスター]]の枚数は任意で選択できますか?~
A:はい、[[手札]]に複数枚の[[悪魔族]][[モンスター]]が存在すれば見せる枚数を任意で選択できます。(08/01/14)

Q:[[相手]]に[[手札]]の[[悪魔族]][[モンスター]]を見せるのは[[コスト]]ですか?~
A:はい、この[[効果]]の[[発動]][[コスト]]という扱いになります。(08/01/14)

Q:《軍神ガープ》が[[フィールド]]上に存在する時、[[《隼の騎士》]]などの[[2回攻撃]]が出来る[[モンスター]]が1度目の[[攻撃宣言]]を行って[[《月の書》]]を受けた場合、《軍神ガープ》の効果で[[攻撃表示]]に戻りますが、再度[[攻撃宣言]]を行えますか?~
Q:《軍神ガープ》が[[フィールド]]に存在する時、[[《隼の騎士》]]などの[[2回攻撃]]ができる[[モンスター]]が1度目の[[攻撃宣言]]を行って[[《月の書》]]を受けた場合、《軍神ガープ》の[[効果]]で[[攻撃表示]]に戻りますが、再度[[攻撃宣言]]を行えますか?~
  また、2度目の[[攻撃宣言]]時に[[《月の書》]]を受けた場合、どうなりますか?~
A:1度目の[[攻撃宣言]]時に[[《月の書》]]を受けた場合は2度目の[[攻撃宣言]]を行えますが、2度目の[[攻撃宣言]]時に[[《月の書》]]を受けた場合はそのターン中の[[攻撃宣言]]は行えません。(11/06/17)
A:1度目の[[攻撃宣言]]時に[[《月の書》]]を受けた場合は2度目の[[攻撃宣言]]を行えますが、2度目の[[攻撃宣言]]時に[[《月の書》]]を受けた場合はその[[ターン]]中の[[攻撃宣言]]は行えません。(11/06/17)

Q:[[フィールド]]上に[[《軍神ガープ》]]が存在し、[[バトルフェイズ]]中に既に[[攻撃宣言]]を行った[[モンスター]]を[[対象]]に[[《月の書》]]を発動した場合、その[[モンスター]]は再度[[攻撃宣言]]を行えますか?~
Q:[[フィールド]]に《軍神ガープ》が存在し、[[バトルフェイズ]]中に既に[[攻撃宣言]]を行った[[モンスター]]を[[対象]]に[[《月の書》]]を[[発動]]した場合、その[[モンスター]]は再度[[攻撃宣言]]を行えますか?~
A:できません。(11/04/13)

//質問だけの投稿はお止めください。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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